声を出せない。気づかれたら終わり──静けさが極限の恐怖に変わる
ホラー映画の中でも、じわじわと精神を追い詰めてくるような“静かな恐怖”が好きな方へ。
この記事では、**「音を立てたら死ぬ」「沈黙が破られた瞬間に恐怖が始まる」**という設定で観る者を緊張させ続ける、選りすぐりのサイレントホラー映画を10本紹介します。
「大声で叫ぶ」よりも、「声を押し殺す」。
「派手なスプラッター」よりも、「無音の緊迫感」。
そんな“静けさ”を武器にした映画は、目を離せない緊張感と、見えない何かに追われる不安を強烈に味わわせてくれます。
とくに本記事では、以下のようなタイプのホラーが気になる人にぴったり
- 音を立てたらアウトなサバイバルホラーが観たい
- 派手さはなくても怖さの余韻が残る作品を知りたい
- 静かに迫ってくる殺人鬼・侵入者モノが好き
- サスペンス×心理ホラーの丁寧な作品を探している
静かに忍び寄るサイレントホラー映画10選(ジャンプリンク付き)

映画タイトル | ジャンル | 怖さレベル |
---|---|---|
クワイエット・プレイス | SF・サバイバル・家族ホラー | ★★★★☆ |
ザ・ナイト・ハウス | スリラー・サバイバル | ★★★★☆ |
ザ・サイレンス 闇のハンター | モンスター・終末ホラー | ★★★☆☆ |
ドント・ブリーズ | クライム・スリラー | ★★★★☆ |
沈黙ーサイレンスー | 宗教・抑圧・心理スリラー | ★★★☆☆ |
スピーク・ノー・イーヴル | 心理・不条理ホラー | ★★★★☆ |
イット・カムズ・アット・ナイト | 終末・人間ドラマ | ★★★☆☆ |
ストレンジャーズ 戦慄の訪問者 | 無差別殺人・ホームインベージョン | ★★★★☆ |
テルマ | 北欧・抑圧・超常ホラー | ★★★☆☆ |
ザ・ホール | 密室・成長サスペンス | ★★★☆☆ |
クワイエット・プレイス
映画紹介:
音を立てたら“奴ら”に殺される──それがこの世界のルール。
『クワイエット・プレイス』は、**極限まで音を排除した“静寂系サバイバルホラー”**として世界中で大ヒットした作品です。
物語は、謎の怪物によって文明が崩壊した世界で、家族が息を潜めて暮らす姿を描きます。
セリフもBGMも極端に少なく、会話は手話と表情だけ。それゆえに、「物音を立てる恐怖」がリアルに迫ってくるのです。
日常の全てが命がけ。歩く、食べる、赤ん坊の泣き声をどう抑えるか──その一つひとつに緊張感が張り詰め、観ている側も思わず息を止めてしまうほど。
ただ静かなだけではなく、「家族の絆」「自己犠牲」「選択の葛藤」といったドラマ部分も秀逸で、ホラーが苦手な人でも没入できる一本です。
ポイント:
- 怖さ:★★★★☆
- グロ度:★☆☆☆☆
- ジャンル:SFホラー・モンスターパニック・家族ドラマ
- 一言おすすめポイント:沈黙が武器になる世界で、音に怯えるリアルなサバイバル
視聴者の声:
・「映画館で全員が“音を立てるのが怖い”状態になってた。異様な体験」
・「ホラーというよりサスペンスとヒューマンドラマ。泣いた」
・「“静かさ”をここまで武器にできる映画は他にないと思う」
ザ・ナイト・ハウス
映画紹介:
湖畔の家で夫を亡くした女性・ベスが体験する不可解な現象──
彼女の周囲で“何か”が起きている。でもその“何か”の正体が、決して姿を見せず、音もなく、ただ静かに存在している…。
この映画はジャンプスケアに頼らず、「音のない恐怖」「空間の異変」「気配の演出」でじわじわと観る者の心を蝕んでいきます。
“静かすぎる家”に漂う違和感が、いつの間にか恐怖に変わる感覚。見終わったあと、夜の静けさが怖くなるかもしれません。
ポイント:
- 怖さ:★★★★☆
- グロ度:★★☆☆☆
- ジャンル:心理・ゴースト・サスペンス
- 一言おすすめポイント:音の“ない”シーンが、逆に恐怖を引き立てる
視聴者の声:
「怖さが音じゃなく“静けさ”で来るから、逆に心臓に悪い」
「何も起きてないようで、何かがいる…この不穏な空気感がたまらない」
「主人公の孤独と悲しみにも共感できて、単なるお化け映画じゃないのが良かった」
ザ・サイレンス 闇のハンター
映画紹介:
音に反応して人間を襲う“翼を持つ怪物”が突如現れ、世界は一変。
『ザ・サイレンス』は、「音を出したら襲われる」というルールの中で人間がどう生き延びるかを描いたサバイバルホラーです。
主人公は、聴覚を失った娘とその家族。
音を出せない生活にすでに慣れている彼らは、世界が崩壊していく中で“静けさこそが生き残る術”であることを誰よりも理解しています。
本作は、家族の絆・人間の適応力・新たな脅威への対応といったテーマも含んでおり、ホラー要素だけでなく終末ドラマとしても見応えあり。
ただし、『クワイエット・プレイス』と比較されることが多く、やや既視感があるのは否めません。
それでも、「音が出せない状況+新しい怪物+人間の怖さ」まで詰め込んでおり、テンポ良く観られる一本です。
ポイント:
- 怖さ:★★★☆☆
- グロ度:★★☆☆☆
- ジャンル:モンスター・終末・家族ホラー
- 一言おすすめポイント:音が命取りになる世界で、静かに生き延びる家族の戦い
視聴者の声:
・「怪物より人間のほうが怖い。静けさを利用した新興宗教の描写が印象的」
・「『クワイエット・プレイス』に似てるけど、こっちはテンポ早くて見やすい」
・「耳の聞こえない娘の冷静さと強さがかっこよかった!」
ドント・ブリーズ
映画紹介:
暗闇に潜むのは、ただの老人ではない──。
『ドント・ブリーズ』は、**“強盗に入った若者たちが逆に獲物になる”**という逆転構造が話題を呼んだ、緊張感の塊のようなサスペンスホラーです。
舞台は、治安の悪いデトロイトの廃れた住宅街。
現金を盗んで町を出ようとする若者3人が、ある盲目の退役軍人の家に押し入るところから物語は始まります。
しかしこの老人、ただの視覚障害者ではなく、驚異的な聴覚と身体能力、そして“ある秘密”を抱えた危険人物だった──。
静寂の中でのかすかな足音、床の軋む音、息づかい。
どんな些細な物音も死を招く状況で、観客も登場人物と一緒に息を止めてしまう…そんな臨場感が本作の最大の魅力。
加えて、物語が進むごとに明らかになる老人の異常性に、観る側も「この家から早く出て…!」と祈らずにはいられません。
ポイント:
- 怖さ:★★★★☆
- グロ度:★★★☆☆
- ジャンル:クライム・サバイバル・侵入スリラー
- 一言おすすめポイント:音を出したら終わり。逆転の連続で息が詰まる緊迫ホラー
視聴者の声:
・「ホラーじゃなくて“完全に狩り”。静かすぎて自分も動けなくなった」
・「途中から老人のヤバさが次元を超えてきて、恐怖より絶望感が勝った」
・「暗闇×無音×密室という組み合わせが最高。ラストまで目が離せなかった!」
沈黙ーサイレンスー
映画紹介:
沈黙とは、信仰か、拷問か──。
『沈黙ーサイレンスー』は、マーティン・スコセッシ監督による重厚な歴史ドラマにして、**静寂が精神をむしばむ“宗教系サイコスリラー”**とも言える異色のホラー体験です。
舞台は17世紀、日本。
禁教政策により、キリスト教は厳しく弾圧され、信者たちは拷問・処刑を受けていました。
そんな中、失踪した師を探すため、二人の若き宣教師が密かに日本へと潜入します。
しかし彼らを待っていたのは、信仰を持つことすら罪となる過酷な世界──
拷問されるのは、自分ではなく、自分のせいで苦しむ“民”。
言葉を発することも許されず、信じることすら責められるという極限の葛藤が、静かに、しかし確実に心を削っていきます。
ジャンプスケアや残虐シーンはありませんが、精神的な重圧・“静けさの中にある暴力”はまさにホラー。
観るにはある程度の覚悟が必要ですが、「静かな恐怖とは何か」を問う真のサイレントホラーとして紹介せずにはいられません。
ポイント:
- 怖さ:★★★☆☆(精神的重圧)
- グロ度:★☆☆☆☆(拷問描写あり)
- ジャンル:宗教・歴史・心理スリラー
- 一言おすすめポイント:音ではなく“信念”が人を追い詰める、重厚な沈黙ホラー
視聴者の声:
・「ホラーじゃないはずなのに、精神が削られていく感覚がある」
・「“声を出せない恐怖”って、こういう意味もあるのかと衝撃を受けた」
・「静かすぎる2時間半がずっと重くてしんどい。でも観てよかった」
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
映画紹介:
なぜ「嫌だ」と言えなかったのか──。
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』は、社交的な“気まずさ”が命取りになる、静かすぎる不条理ホラーです。
舞台はデンマーク。
ある家族が、旅先で出会った親切な一家から「今度ぜひ遊びに来て」と招待を受け、田舎の一軒家を訪れる。
最初は少し違和感を覚える程度だったのが、だんだんとルールのない空気に変わっていく──
無理なお願い、踏み込みすぎる態度、そして“何かがおかしい”子ども。
でも、その場を壊さないように笑ってやり過ごしてしまう。
観ている側は「早く帰って!」と思うのに、彼らは“いい人”を演じ続ける。
本作は、恐怖が爆発するのはラスト数十分。
それまではひたすら“静かな違和感”が続きます。
でもその沈黙こそが不気味で、ラストに至ったときに全てが崩れる衝撃は計り知れません。
「断れないことの怖さ」「気を使うことの恐怖」──誰にでも心当たりがある不安が、ここでは極限の悪夢として描かれています。
ポイント:
- 怖さ:★★★★☆(不快感&静かな地獄)
- グロ度:★★☆☆☆
- ジャンル:心理・不条理・リアリズムホラー
- 一言おすすめポイント:沈黙=服従。現代の“気まずさ”が最恐のトリガーになる
視聴者の声:
・「怒りも恐怖も沸くのに、言葉が出ない。自分だったらって考えてゾッとした」
・「怖くないと思ってたのに、ラストで一気に崩れた。完全にやられた」
・「“人に嫌われたくない”って気持ちが、ここまで命取りになる映画、ない」
イット・カムズ・アット・ナイト
映画紹介:
「夜になると、それはやってくる」──そう告げられた世界で、人々は何に怯えているのか。
『イット・カムズ・アット・ナイト』は、目に見えない“何か”に静かに追い詰められる、終末サイコロジカルホラーです。
世界は何らかの感染症により崩壊。
森の奥で暮らす一家は、夜は一切外に出ず、赤いドアに鍵をかけて静かに生活しています。
やがて別の家族が助けを求めてきて、共同生活が始まるのですが──
“疑念”と“恐怖”がじわじわと心を侵食していくのです。
「それ」は一度も画面にハッキリとは映らず、攻撃的な展開も少ない。
それでもこの映画は、音のない空間と、人間同士の不信こそが最大の恐怖であることを見せてくれます。
終始静かで、セリフも最小限。
観終わったあとにくる“正体不明のモヤモヤ”が、逆にリアルで後を引く作品です。
ポイント:
- 怖さ:★★★☆☆(静寂と心理戦)
- グロ度:★☆☆☆☆
- ジャンル:終末・サバイバル・心理ホラー
- 一言おすすめポイント:“何が来るのか”ではなく、“来るかもしれない”恐怖に押し潰される
視聴者の声:
・「明確な敵がいないからこそ、ずっと不安が続いてしんどい」
・「何も起こらないようで、すごく怖い。不信感と沈黙が一番効く」
・「賛否あるけど、私は最後の“あの一言”にゾッとした。怖いのは人間だ」
ストレンジャーズ 戦慄の訪問者
映画紹介:
「あなたたちが家にいたから」──この一言で、すべての恐怖が成立する。
『ストレンジャーズ 戦慄の訪問者』は、動機なき殺意と“音のない侵入者”がじわじわと迫る、サイレント系スリラーホラーです。
物語は、婚約破談直後のカップルが山奥の別荘を訪れるところから始まります。
夜遅く、「タマラはいますか?」と扉をノックする女──その瞬間から、異様な気配が家の周囲に張りつき始めます。
相手はマスク姿の3人組。
一切の言葉を発さず、ゆっくりと歩いて家を取り囲み、時に中に入り込み、ただ“そこにいる”だけで、緊張感を極限まで高めてきます。
この映画はとにかく無駄な説明がない。だからこそ、怖い。
犯人たちに感情移入も共感もできず、ただ「なぜここまでされるのか」と不条理に震えるのみ。
静けさ、暗闇、そして予測不能の行動──音も光もない中で、生き残るには“気配”を察するしかないのです。
ポイント:
- 怖さ:★★★★☆
- グロ度:★★☆☆☆
- ジャンル:ホームインベージョン・実話系サイコホラー
- 一言おすすめポイント:喋らない殺人鬼の不気味さがリアルすぎる“無差別の恐怖”
視聴者の声:
・「静かなのに怖すぎる。“何も起きてない時間”が一番ゾクゾクする」
・「相手が何も言わないってだけで、こんなにも不安になるなんて」
・「マスク姿のまま動かずに“いる”だけで、あそこまで怖い映画は他にない」
テルマ
映画紹介:
何かが起こるたびに、周囲が静まり返る──
『テルマ』は、北欧発の静寂系超常ホラー。
宗教的な抑圧、自己否定、秘められた力──そのすべてが**“音を立てないまま、確実に暴れ出す”**異質な作品です。
主人公は、厳格なキリスト教家庭で育てられた少女・テルマ。
大学進学を機に一人暮らしを始めた彼女は、ある日“特別な感情”を抱いた瞬間に周囲で異変が起こり始めます。
火がついたり、鳥が激突したり、人が消えたり──でもテルマ本人は何もしていない。
彼女の中に眠っていた“何か”が、彼女の意思と無関係に目を覚ましてしまったのです。
音量の高い演出やジャンプスケアは一切なく、
映像と“呼吸の音”だけで緊張感を作り出す北欧ホラー特有の“静かな怖さ”が終始続きます。
ホラーでありながら、青春ドラマや抑圧からの解放の物語としても読める深さが魅力。
**「静かに壊れていく人間の心」**を、じわじわと見せつけてくる一本です。
ポイント:
- 怖さ:★★★☆☆
- グロ度:★☆☆☆☆
- ジャンル:北欧・超常・心理ホラー
- 一言おすすめポイント:声にならない苦しみが、超常の力となって世界を揺るがす
視聴者の声:
・「不安定な空気がずっと続いて、観終わったあとも心がザワついた」
・「ホラーっていうより、静かに追い込まれていく人の話。だけど異様に怖い」
・「鳥が窓にぶつかるシーン、音がないのにショックすぎた」
ザ・ホール
映画紹介:
地下に掘られた“底の見えない穴”──その先に待っているのは、恐怖か、それとも自分自身か。
『ザ・ホール』は、閉鎖空間での成長・不安・家族問題を描いた静かな心理系ホラーです。
田舎に引っ越してきた兄弟と母親。
新居の地下室で見つけたのは、蓋がされていた不気味な縦穴。
興味本位で開けてしまったその瞬間から、それぞれの“最も恐れるもの”が静かに現実になっていくという、寓話的な展開が始まります。
何が出てくるかは明かされない。
むしろ、何が出てくるのかは“その人次第”。
静かに暮らす一家の周囲で、じわじわと“心の闇”が実体化し始め、観客にも「この穴に落ちたら、自分は何に襲われるのか」と問いかけてきます。
ジャンプスケアに頼らず、“静かな違和感”と“内面の恐怖”で攻めてくる構成が独特で、
派手さはないけど観終わったあとに妙な不安だけが残るタイプの一本。
静けさ×密室×精神的プレッシャー、好きな人にはたまりません。
ポイント:
- 怖さ:★★★☆☆
- グロ度:★☆☆☆☆
- ジャンル:密室・心理サスペンス・成長ホラー
- 一言おすすめポイント:何も映さずに心を揺さぶる、“音のない恐怖”の教科書
視聴者の声:
・「派手なシーンがないのに、終始ゾワゾワしっぱなしだった」
・「“自分の恐怖が一番怖い”ってテーマが静かに突き刺さる」
・「ラストまで大人しめだけど、だからこそ余韻が長い。地味に好きなやつ」
まとめ|“音を立てたら終わり”が生む、本当の恐怖体験

静かな空間。沈黙の時間。何気ない物音──
普段は気にしないような“無音の隙間”が、ホラー映画では最大の恐怖を生み出します。
今回紹介した10本は、どれも派手な演出ではなく、静けさ・気配・間で観る者の神経をじわじわと削る名作ばかり。
「ジャンプスケアに頼らないホラーが観たい」
「気づかれたら死ぬような緊迫感が好き」
そんな人にこそ、この“サイレントホラー”の魅力を知ってほしいと思います。
音のない世界では、呼吸ひとつが命取り。
ぜひ“あなた自身が息を止める”ような映画体験を、この中から見つけてみてください。
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