幽霊でも殺人鬼でもない──ただそこにいるだけで、恐怖を倍増させる存在がある。
それが「子供が登場するホラー映画」です。
無垢であるはずの子供が見せる奇妙な行動、純粋さの裏に潜む狂気、あるいは“守るべき存在”が標的になる残酷さ…。大人の理屈では到底説明できない恐怖が、観る者の心を強烈に揺さぶります。
今回は古典から最新作まで、子供が重要な役割を果たすホラー映画を22本厳選。
Jホラーの名作、悪魔に取り憑かれた少女、恐ろしいほど賢い養子、学校や家庭を舞台にした衝撃作まで、幅広く紹介していきます。
“無邪気さ”が恐怖に変わる瞬間──それはホラー映画ならではの悪夢体験です。
・子供が登場するホラー映画をまとめて知りたい人
・オーメンやエスターなど名作だけでなく、新作や邦画もチェックしたい人
・“純粋さゆえに怖い”ホラーの魅力を味わいたい人
子供が出てくるホラー映画おすすめ22選|無邪気さが恐怖に変わる瞬間

タイトル | ジャンル | 怖さ |
---|---|---|
エクソシスト | 憑依・宗教 | |
オーメン | 悪魔・オカルト | |
シャイニング | 心理・幽霊 | |
チャイルド・プレイ | 殺人鬼・人形 | |
リング | 呪い・Jホラー | |
仄暗い水の底から | 心霊・親子 | |
呪怨 | 呪い・心霊 | |
エミリー・ローズ | 実話ベース・憑依 | |
サイレント・ヒル | ゴースト・異世界 | |
ケース39 | サスペンス・不気味な子供 | |
エスター | サイコ・ミステリー | |
インシディアス | 霊界・体外離脱 | |
悪の教典 | スクール・スラッシャー | |
ヴィジット | POV・ホームスリラー | |
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 | モンスター・青春 | |
ミスミソウ | 復讐・サイコ | |
来る | 心霊・家族ホラー | |
サマー・オブ・84 | 少年冒険・連続殺人 | |
プロディジー | 悪霊・転生 | |
ラリー 〜スマホの中に潜むもの〜 | テック怪異・家族 | |
エスター ファースト・キル | スリラー・前日譚 | |
LAMB/ラム | フォークロア・神話 |
エクソシスト
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1973年 | アメリカ | 122分(劇場版) |
映画紹介:
少女に起きる“説明不能”の異変。医療も科学も歯が立たないとき、最後に頼るのは「祈り」だけ──。『エクソシスト』は、12歳の少女リーガンに降りかかる憑依現象と、彼女を救おうとする神父たちの闘いを描いたオカルトホラーの金字塔です。無垢な子供に起きる破滅的変貌が、当時の倫理観をも揺さぶり、今なお観客を震え上がらせます。
母親クリスの必死の訴えも空しく、リーガンは罵詈雑言や超常現象を引き起こし、医者は“異常なし”と匙を投げる。そこで登場するのがメリン神父とカラス神父。信仰と懐疑、老練と若さが交差するエクソシズムの儀式は、宗教ドラマとしても圧巻で、単なる驚かしに留まらない重厚な人間ドラマを生み出します。
首が回転するショック描写や、緑の嘔吐、傷だらけの肌…過激なイメージが語り草ですが、本作が真に怖いのは、“子供は守られるべき存在”という常識が崩れる瞬間を正面から描き切ったこと。無力な母と、覚悟を決める神父たちの姿が、恐怖の中に崇高さを宿します。
半世紀を経ても古びない、子供×憑依の原点にして到達点。ホラー史を語るなら必見の一本です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:憑依・宗教
- 一言ポイント:「無垢が歪む瞬間の絶望。祈りで対峙する“恐怖の原典”」

子供の声じゃない“何か”が喋るたび、背筋が凍った…。半世紀前なのに容赦ない。

宗教ドラマとしても重厚。メリンとカラスの対比が胸に刺さる。

母の視点が一番つらい。守れない無力さが、ホラーの痛みを増幅させる。
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エクソシスト ディレクターズカット版 [DVD]



オーメン
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1976年 | アメリカ/イギリス | 111分 |
映画紹介:
生まれた瞬間から“選ばれていた”子供──。『オーメン』は、悪魔の子ダミアンをめぐる黙示録的ホラーであり、1970年代のオカルトブームを決定づけた不朽の名作です。「子供=純粋無垢」という概念をひっくり返す存在が、観る者の心を冷たく支配します。
アメリカ外交官ソーン夫妻の養子として迎えられたダミアン。しかし、彼の周囲で不可解な死が相次ぎ、やがて“666”という獣の数字が浮かび上がります。神父やジャーナリストの警告も虚しく、世界を破滅へ導く運命を背負った少年がそこにいました。
首吊り自殺の場面や動物園の異常行動など、衝撃的なシーンは数知れず。ですが本作の本質は、「自分の子供が世界を滅ぼす存在かもしれない」という極限の恐怖にあります。親としての愛と、世界の命運、その狭間で苦悩する姿が観客の心をえぐります。
続編やリメイクも作られましたが、初代の持つ陰鬱な雰囲気と宗教的背徳感は別格。悪魔の子ホラーの原点にして永遠の象徴です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:悪魔・オカルト
- 一言ポイント:「無垢な少年の笑顔が世界を滅ぼす“悪魔の子”伝説」

子供の笑顔がここまで不気味に映る映画って他にない。

宗教的背景を知らなくても、シンプルに“子供が恐怖の象徴”になるのが怖すぎる。

悪魔ホラーの定番中の定番。リメイクよりもやっぱりオリジナルが最強。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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オーメン〈特別編〉 [DVD]



シャイニング
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1980年 | アメリカ/イギリス | 144分 |
映画紹介:
「レッドラム…レッドラム…」──子供のつぶやきが、観客の心を凍りつかせる。『シャイニング』はスティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督による心理ホラーの最高傑作であり、少年ダニーの“特殊な力”を軸に描かれる幽霊屋敷ものの金字塔です。
冬の間、豪雪地帯に閉ざされるホテルに管理人としてやってきた一家。そこで父ジャックが徐々に狂気に支配されていく一方で、息子ダニーは“シャイニング”と呼ばれる霊的能力によって数々の怪異を目撃します。子供の視点だからこそ伝わる恐怖が、本作を不朽のクラシックに押し上げました。
血の洪水、双子の少女、廊下の三輪車…。象徴的なシーンの数々は映画史に刻まれていますが、最もゾッとするのは、父と子の関係そのものが崩壊していく瞬間です。“家庭”という最も安全であるべき場所が、密室の地獄と化すのです。
ホラー映画史に残る映像美と狂気の演出。ダニーの小さな囁きが、なぜここまで恐ろしく響くのか──ぜひ自分の耳で確かめてください。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心理・幽霊
- 一言ポイント:「子供の囁きが“家族の崩壊”を告げる恐怖のクラシック」

「REDRUM」のシーンは本当にトラウマ。子供の声だからこそ怖すぎる。

双子の少女や血の洪水の映像は何度見ても鳥肌。映像美と恐怖が同居してる。

ホテルの呪い以上に、“家族が壊れていく”ことが一番怖いと思った。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン [DVD]



チャイルド・プレイ
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1988年 | アメリカ | 87分 |
映画紹介:
「お母さん、チャッキーが動いたよ!」──。『チャイルド・プレイ』は、子供のおもちゃが恐怖の象徴になるという発想で、世界中の観客を震え上がらせたカルト的名作です。主人公アンディ少年が手にする人形「グッドガイ」は、実は殺人鬼の魂が乗り移った存在。子供と人形の組み合わせが、これほどまでに背筋を凍らせるとは誰が想像したでしょうか。
チャッキーの笑顔、甲高い声、そして突然の豹変。無邪気なおもちゃと残忍な殺人鬼のギャップが、強烈な恐怖を生み出します。特に、アンディが「信じてもらえない」状況が観客の不安を倍増させ、子供の視点で描かれるホラーのリアルさを突きつけます。
作品はシリーズ化され、『チャイルド・プレイ2』『チャイルド・プレイ3』、さらにはリブート版やドラマシリーズへと広がりました。チャッキーは単なるホラーアイコンを超え、「子供の友達」が最恐の存在に変わる象徴として今も愛されています。
人形ホラーの原点にして頂点。“守ってくれるはずの存在が牙をむく”──その逆転の恐怖が凝縮された一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:殺人鬼・人形
- 一言ポイント:「“友達”が一転して殺人鬼に。人形ホラーの代名詞」

子供のおもちゃが動き出すなんて、悪夢すぎる設定。

アンディが必死に訴えても信じてもらえない展開が一番怖い。子供目線の絶望感がリアル。

チャッキーはホラーのマスコット的存在に。怖いけど、どこか愛嬌もあるんだよな。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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チャイルド・プレイ[DVD]



リング
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1998年 | 日本 | 96分 |
映画紹介:
「このビデオを見たら、7日後に死ぬ」──。『リング』は日本ホラーを世界に広めた伝説的Jホラーであり、子供の怨念が恐怖の核となる作品です。テレビ画面から這い出る貞子の姿は、ホラー映画の歴史を変えたアイコンとなりました。
ジャーナリストの主人公・玲子が調査するのは、若者たちの謎の突然死。その背後にあるのは“呪いのビデオ”と、井戸に葬られた少女・山村貞子の怨霊でした。子供の孤独や虐げられた存在感が、恐怖を増幅させます。
本作が恐ろしいのは、派手なゴア描写ではなく、じわじわと迫る死のタイムリミット。画面に映る井戸の暗闇や、電話のベルひとつで心臓を掴まれるような緊張感が続きます。そしてラスト、テレビから現れる貞子のシーンは、今見ても震撼必至。
ハリウッドリメイクや続編も多数作られましたが、やはり原点である日本版の不気味さは格別。「子供の怨念」が現実を侵食する恐怖を体験したいなら、この一本です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:呪い・Jホラー
- 一言ポイント:「“子供の怨念”がテレビを超えて現れる、Jホラーの原点」

初見の時、テレビがつくだけで心臓が止まりそうになった。あの恐怖は唯一無二。

呪いのビデオっていう発想が天才的。しかも子供の怨念がベースっていうのが怖すぎる。

リメイク版も観たけど、やっぱり日本版の湿った恐怖のほうが刺さる。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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リング [DVD]



仄暗い水の底から
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2002年 | 日本 | 101分 |
映画紹介:
雨漏りする天井、しみだす水、忘れ去られた子供の存在──。『仄暗い水の底から』は、鈴木光司の短編を原作とした心理ホラーであり、親子の絆と子供の孤独を描いたJホラーの名作です。単なる怪談にとどまらず、観る者に“切なさ”を残す異色の恐怖譚でもあります。
離婚調停中の母親と幼い娘が新しい団地に引っ越してくる。しかし、天井から滴る黒い水と、上階の部屋に住んでいた少女の気配が、じわじわと二人を追い詰めていきます。子供の視点と母の必死の守りが重なり、ただの怪異を超えた“親子の物語”が浮かび上がります。
幽霊の正体は悲しい過去を持つ少女。その存在が物語に深みを与え、単なる恐怖ではなく涙を誘うホラーとして記憶に残ります。終盤に訪れる母の選択は、恐ろしくも胸を締め付けられるシーンです。
水音と閉塞感が積み重なる演出はまさに日本的恐怖の真骨頂。「子供×ホラー」ジャンルの中でも感動と恐怖を両立させた稀有な一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心霊・親子
- 一言ポイント:「恐怖の奥に“母と子の愛”が光る、泣けるJホラー」

ただ怖いだけじゃなくて泣ける。ラストの母の決断は胸が締め付けられる。

水の演出が地味に効く。ポタポタ音だけで怖くなるなんてすごい。

リングよりも切ない。Jホラーの中でも異色の存在だと思う。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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仄暗い水の底から [DVD]



呪怨
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2002年 | 日本 | 92分 |
映画紹介:
白塗りの少年が立っている──それだけで心臓が止まりそうになる。『呪怨』は日本ホラーの代名詞の一つであり、俊雄という子供の幽霊が登場することで、恐怖の記憶をさらに強烈にしました。彼の無表情な顔と猫のような鳴き声は、観客のトラウマに直結します。
ある家で惨劇が起き、その呪いが関わった人々を次々と蝕んでいく。物語はオムニバス的に進行し、誰も逃れられない恐怖が描かれます。その中で登場する俊雄は、幼さと無垢さゆえに異様さが際立ち、他の幽霊以上に観る者を震え上がらせます。
『リング』が時間の呪いで追い詰める恐怖なら、『呪怨』は“場所”と“存在”そのものの恐怖。しかもそこに子供が関わることで、「純粋さが恐怖を増幅する」というJホラーの真骨頂が際立ちます。
後にハリウッドリメイクも制作されましたが、やはり日本版の俊雄のインパクトは別格。子供の幽霊=怖いというイメージを世界に植え付けた作品です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:呪い・心霊
- 一言ポイント:「子供の幽霊が放つ“無垢の恐怖”──Jホラーの象徴」

俊雄が現れるだけで震える。無表情の子供ってなんでこんなに怖いの。

声も怖い。子供の声なのに“生きてない感じ”がして鳥肌が立つ。

『リング』と並ぶJホラーの顔。子供の幽霊=怖いを決定づけたよね。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
---|---|---|
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呪怨 劇場版 デラックス版 [DVD]



エミリー・ローズ
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2005年 | アメリカ | 122分 |
映画紹介:
実際の裁判記録をもとにした異色のオカルトホラー──『エミリー・ローズ』は、悪魔に憑依された少女の最期を法廷ドラマの形式で描いた作品です。恐怖映画でありながら同時に、信仰と医学の間にある“答えの出ない問い”を観客に突きつけます。
大学に通うごく普通の少女エミリーが突如奇行を見せ、悪魔憑きと診断されます。神父は祈祷によって救おうとするものの、やがて彼女は命を落とし、神父は“過失致死”で訴えられるのです。物語は彼女の体験をフラッシュバックさせながら、悪魔の存在を信じるか否かという根源的な恐怖を描き出します。
エミリーの痙攣、絶叫、深夜に目覚める「午前3時の魔の時刻」──その全てが観客の神経を逆なでします。しかし、この映画の本質的な怖さは、法廷で提示される二つの解釈にあります。医学的に説明できるのか、それとも本当に悪魔の仕業なのか。
実話ベースだからこそ逃れられないリアリティ。「信じる/信じない」そのどちらであっても、恐怖が残る稀有な作品です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:実話ベース・憑依
- 一言ポイント:「法廷で裁かれる“悪魔憑き”──信仰と科学の狭間で揺れる恐怖」

実話ベースっていうのが一番怖い。演出よりも事実の重みで震えた。

ホラーだけど法廷劇としてもめちゃくちゃ面白い。異色すぎる組み合わせ。

少女の苦しみがリアルすぎて泣ける。エミリーがただただ可哀想だった。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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エミリー・ローズ ノーカット版 [DVD]



サイレント・ヒル
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2006年 | アメリカ/カナダ/フランス | 125分 |
映画紹介:
霧に包まれた町、どこからともなく響くサイレン、そして姿を消した少女──。『サイレント・ヒル』は人気ゲームを映画化した作品であり、母と子の絆を中心に描く異世界ホラーです。少女を探す母親の必死の姿が、観客をこの悪夢の世界へ引きずり込みます。
主人公ローズは、謎の言葉を口にする娘シャロンを救うため、「サイレント・ヒル」と呼ばれる廃墟の町へ向かいます。そこは現実と地獄が入り混じる異世界で、灰が降り注ぎ、サイレンが鳴り響くとともに怪物たちが徘徊するのです。母が子供を探す物語が、怪異の中でより強い切実さを持って迫ってきます。
ピラミッドヘッドや灰色の怪物たちの造形は圧倒的なインパクトを放ち、映像的にも恐怖を倍増。ですが本作を特別にしているのは、シャロン=アレッサという少女の存在がすべての謎を握っていることです。子供の秘密が、世界全体を呪いに変えていきます。
映像美、音楽、そして親子愛。『サイレント・ヒル』は単なるゲーム映画を超え、子供をめぐるホラーの傑作として語り継がれる一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:ゴースト・異世界
- 一言ポイント:「母の愛と少女の秘密が、異世界を呪いに変える」

ゲームの雰囲気をここまで忠実に再現できた映画は他にない。

サイレンが鳴る瞬間の緊張感は映画館で鳥肌ものだった。

ホラーなのに母と子の物語として泣けるシーンがあるのが好き。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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サイレントヒル [DVD]



ケース39
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2009年 | アメリカ/カナダ | 109分 |
映画紹介:
「守るべき存在が、最も恐ろしい存在になる」──。『ケース39』は、児童福祉局の職員が保護した少女をめぐるサスペンスホラーです。純真無垢に見える子供が、実は恐怖そのものだった…という王道の展開ながら、その緊張感と衝撃度は群を抜いています。
主人公エミリーは、虐待されていると思われる少女リリスを救い出し、一時的に引き取ります。しかし、次第に周囲で不可解な事件が起こり、少女こそが恐怖の元凶であることが明らかになっていきます。信じたい気持ちと拭えない違和感のせめぎ合いが観客をも翻弄します。
リリスの冷たい視線や、突如豹変する表情は鳥肌もの。観客は「子供は守るべき存在」という固定観念を揺さぶられ、信じてはいけない子供という新たな恐怖に直面します。
虐待の犠牲者か、それとも悪の化身か──。その二面性が物語を最後まで引っ張り、親子愛の裏返しが恐怖を増幅させる一作となっています。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:サスペンス・不気味な子供
- 一言ポイント:「守るはずの少女が恐怖に変わる“裏切り型”ホラー」

最初は可哀想に見えるのに、途中から一気にゾッとさせられる。

「子供を信じる」っていう当たり前の感情を逆手に取られてて怖い。

同じ“不気味な子供”系でも、リリスの冷酷さは群を抜いてる。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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ケース39 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]


エスター
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2009年 | アメリカ/カナダ/ドイツ/フランス | 123分 |
映画紹介:
「その子には、秘密がある」──。『エスター』は、養子として迎えられた少女が一家を恐怖に陥れるサイコ・スリラーです。“子供=守る存在”という常識を覆す一作として、公開当時から世界中を震撼させました。
不妊のトラウマを抱える夫婦が、孤児院から9歳の少女エスターを養子に迎えます。礼儀正しく、絵の才能にも恵まれた完璧な子供に見えた彼女。しかし、その裏には誰も想像できない恐ろしい秘密が隠されていました。家族の中で次第に露呈していく違和感が、観客に耐えがたい緊張を与えます。
血なまぐさいシーン以上に恐ろしいのは、少女の巧妙な操りと心理戦です。彼女の言葉や仕草がじわじわと家族を分断し、追い詰めていく過程は、ホラーでありながらリアルな家庭ドラマのようでもあります。
衝撃の正体が明かされた瞬間、作品は単なる“子供ホラー”から一気に怪物的サイコスリラーへと変貌します。最後の一秒まで気を抜けない恐怖をぜひ味わってください。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:サイコ・ミステリー
- 一言ポイント:「無垢な笑顔の裏に隠された、誰も予想できない真実」

“子供を疑う”っていう発想自体がもう怖い。エスターの正体には震えた。

心理戦の描写がすごい。ホラーというよりサイコスリラーに近い緊張感。

守るべき子供が一番恐ろしい存在になる…後味の悪さも最高。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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エスター [DVD]


インシディアス
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2010年 | アメリカ | 103分 |
映画紹介:
眠りについた息子が戻ってこない──。『インシディアス』は、子供が昏睡状態に陥り、霊界をさまよってしまうという独創的なアイデアで、全世界に衝撃を与えたホラー映画です。ジェームズ・ワン監督が手がけ、『ソウ』とはまた違う恐怖のベクトルを提示しました。
ダルトン少年が昏睡から目を覚まさず、医者でも原因がわからない。実は彼の魂は「アストラル界=幽体離脱の世界」に迷い込み、悪霊や邪悪な存在に囚われかけているのです。家族は超常現象研究家の協力を得て、霊界に挑む決断をします。
赤い顔の悪魔や不気味な霊たちのビジュアルは強烈で、観客を一気に“異界の恐怖”へと引きずり込みます。と同時に、息子を救おうとする家族の愛情が物語の核にあり、ただの脅かしだけでは終わらない深みを持っています。
シリーズ化もされ、現代ホラーの代表格となった『インシディアス』。子供が鍵を握る霊界ホラーの決定版です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:霊界・体外離脱
- 一言ポイント:「子供の魂が異界に囚われる──恐怖と家族愛が交錯する一作」

赤い悪魔の顔がスクリーンに出た瞬間、本当に飛び上がった。

息子を助けに霊界へ行く父の展開が熱い。怖いけど家族ドラマとしても刺さった。

『ソウ』とは違うジェームズ・ワンの演出力を見せつけられた感じ。シリーズ化も納得。
配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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インシディアス [DVD]



悪の教典
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2012年 | 日本 | 129分 |
映画紹介:
教室という日常空間が、一瞬にして地獄に変わる──。『悪の教典』は貴志祐介のベストセラー小説を原作とし、伊藤英明が冷酷無比な教師を演じた問題作です。題材は学校ですが、そこにいるのは無数の“守られるべき子供たち”。子供が恐怖の被害者になる構図が、他のホラー映画とは一線を画します。
表向きは生徒に慕われるカリスマ教師・蓮実。しかしその正体は、共感能力を欠いたサイコパス。次第にその本性がむき出しになり、学校全体が恐怖に包まれていきます。教室という閉ざされた舞台で繰り広げられる惨劇は、「子供を守るべき存在が敵に変わる」という残酷な逆転を突きつけます。
ショッキングなバイオレンス描写が注目されがちですが、恐怖の核心は「信頼の裏切り」です。子供たちが信じていた教師が牙を剥く瞬間、その無力さが観客の胸を抉ります。
ただのスプラッターではなく、人間の暗部をえぐる社会派ホラー。子供が巻き込まれる恐怖を極限まで描いた一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:スクール・スラッシャー
- 一言ポイント:「“信じてはいけない大人”に子供が蹂躙される学園ホラー」

学校が舞台っていうだけでリアルに感じる。日常が壊れる瞬間が一番怖い。

バイオレンスは強烈だけど、それ以上に「信じてた先生が裏切る」って構図がエグい。

原作読んでたけど映像化されると衝撃が段違い。教室の空気感がリアルすぎる。
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悪の教典 DVD スタンダード・エディション



ヴィジット
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2015年 | アメリカ | 94分 |
映画紹介:
田舎に住む祖父母の家を訪ねた姉弟。そこで待っていたのは、想像を絶する一週間──。『ヴィジット』はM・ナイト・シャマラン監督が手がけたPOV形式のスリラーで、子供たちの視点から描かれる恐怖が特徴です。スマホやカメラで記録された映像が、不気味さを倍増させます。
母の提案で、祖父母の家に滞在することになった姉弟。最初は優しく迎えてくれる祖父母でしたが、夜になると不可解な行動を繰り返すようになります。「一緒にかくれんぼをしよう」と夜中に迫ってくる祖母、納屋から漂う異臭──次第に姉弟は違和感を確信に変えていきます。
本作の魅力は、子供ならではの素直な反応とユーモアが、恐怖の中にリアリティを与えている点です。そして、最後に明かされる“正体”は強烈な衝撃を残します。「子供目線のホラー」として、非常に現代的な一本です。
小さな笑いと大きな恐怖が絶妙に同居する異色作。家族の物語でありながら、観客の神経を逆なでする展開に引き込まれます。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:POV・ホームスリラー
- 一言ポイント:「子供目線だからこそ怖い。祖父母の“異常さ”がじわじわ迫る」

祖母が夜に這い回るシーンは本当にゾッとした。あれはトラウマ級。

子供の反応がリアル。だからこそ恐怖が観客にもダイレクトに伝わる。

POV形式が逆に不安感を煽る。何が映るかわからないドキドキ感がすごい。
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ヴィジット [DVD]



IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2017年 | アメリカ | 135分 |
映画紹介:
赤い風船、ピエロの笑顔、そして行方不明になる子供たち──。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』はスティーヴン・キング原作を映画化したモンスター・ホラーであり、少年少女たちが恐怖に立ち向かう青春群像劇でもあります。
舞台は小さな田舎町デリー。そこでは27年ごとに子供たちが行方不明になる怪事件が繰り返されていました。ある日、下水道で弟を失った少年ビルと仲間たちは、町を恐怖に陥れる“それ=ペニーワイズ”に立ち向かうことを決意します。子供の友情と勇気が、怪物との対決を一層ドラマチックにしています。
不気味なピエロが変幻自在に恐怖を具現化し、観客を次々と襲う映像は圧倒的。と同時に、本作の核は「子供時代のトラウマ」にあります。いじめ、家庭の問題、喪失感…ペニーワイズは子供たちの弱点を突き、心をえぐります。
青春ドラマとホラーの融合が成功した傑作。怖いのに懐かしい、血まみれなのに瑞々しい、そんな独自のテイストを放っています。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:モンスター・青春
- 一言ポイント:「恐怖と友情が交錯する、“子供×モンスター”ホラーの傑作」

ピエロが怖すぎるけど、子供たちの友情に泣ける。不思議な感覚。

ホラーでここまで青春ドラマしてるのが斬新。80年代ノスタルジー感も良い。

ペニーワイズの変身シーンは鳥肌。トラウマ級のビジュアルだった。
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 [DVD]



ミスミソウ
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2018年 | 日本 | 114分 |
映画紹介:
雪に閉ざされた田舎町で繰り広げられる、凄惨な復讐劇──。押切蓮介の同名漫画を実写化した『ミスミソウ』は、中学生という幼さを持つ子供たちが加害者であり被害者でもある異色のホラーです。青春と暴力が交錯する残酷な物語は、観る者に強烈な後味を残します。
転校生の春花はクラスで壮絶ないじめを受け、やがてその行為は彼女の家族をも巻き込んで悲劇を生みます。追い詰められた彼女は復讐を決意し、同級生たちを血に染めていくのです。舞台は学校、登場人物は中学生──だからこそ残酷さが際立ちます。
本作はゴア描写の激しさで知られていますが、単なるスプラッターに留まりません。「子供であることの残酷さ」を前面に押し出し、無邪気さと残虐さの境界がいかに薄いかを突きつけます。
救いのない結末と、雪景色に映える血のコントラスト。日本発のティーン・スプラッターとして、国内外で強烈な印象を残す一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:復讐・サイコ
- 一言ポイント:「“子供だから”では済まされない残酷さ。青春が血に染まる問題作」

いじめ描写があまりにリアルで直視できなかった。ホラー以上に胸が痛い。

血の量も描写もエグいけど、それ以上に中学生って年齢設定が一番ゾッとする。

単なるスプラッターじゃなく、救いのなさが心に突き刺さった。トラウマ級。
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ミスミソウ [DVD]



来る
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2018年 | 日本 | 134分 |
映画紹介:
『来る』は、中島哲也監督が描き出す現代日本のホラー大作。原作は澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」で、幸せそうな家庭に忍び寄る“目に見えない恐怖”を描きます。子どもの誕生をきっかけに家庭を襲う怪異は、観る者に“家族”というテーマを通じて容赦なく迫ってきます。
物語は、一見平凡な夫婦とその娘を中心に展開します。だが、彼らが直面するのはただの幽霊ではありません。古来からの怨霊のような存在であり、その正体は明確には語られず、「何が来るのか」という不安そのものが恐怖の源となっています。
さらに、霊媒師やオカルトライターなど多様なキャラクターが絡み合い、ホラーでありながら群像劇的な広がりを見せるのも本作の魅力。特に終盤の除霊シーンは日本映画史に残るスケールと迫力で、観客を圧倒します。
ただの怪異譚に留まらず、人間関係の歪み、育児や家庭の不安までも抉り出す本作は、Jホラーの進化形ともいえる存在。怖さと同時に人間ドラマの深みをも体験できる一本です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心霊・家族ホラー
- 一言ポイント:「“来る”という言葉だけで恐怖を生み出す、Jホラーの進化系」

序盤からずっと不穏で、何が来るのか分からない恐怖がやばい。

除霊シーンの迫力が半端ない。邦画でここまで壮大なのは珍しい。

ホラーだけど人間関係の描写も鋭くて、観終わった後に余韻が残る。
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来る DVD通常版



サマー・オブ84
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2018年 | アメリカ・カナダ | 105分 |
映画紹介:
1980年代のアメリカ郊外、少年たちのひと夏の冒険が、やがて悪夢へと変わる──。『サマー・オブ84』は、『ターボキッド』の監督チームによるレトロな雰囲気満点のホラーサスペンスです。ノスタルジーと青春の甘酸っぱさに浸りつつ、背筋が凍る現実的な恐怖へと突き落とされます。
物語は、平和な郊外に暮らす少年デイビーが、近所に住む警官に不審な気配を感じるところから始まります。仲間たちと“連続殺人鬼かもしれない”と調査を始めますが、「子供の妄想」だと片付けられてしまう現実が彼らを孤立させていきます。
80年代映画特有の友情や冒険のワクワク感は、やがて張り詰めた緊張感に塗り替えられ、ラストに待つのは観客の心をえぐるような結末。「子供たちが大人の恐怖に直面する瞬間」を、これほど残酷に描いた作品は稀です。
懐かしさとショックを同時に味わえる『サマー・オブ84』は、『スタンド・バイ・ミー』×『ゲット・アウト』とも言える異色の青春ホラーサスペンスです。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:青春・サスペンスホラー
- 一言ポイント:「80年代ノスタルジーに浸りながら、現実の悪夢に直面する衝撃作」

ただのレトロホラーかと思ったら…ラストで心をえぐられた。

少年たちの友情が切なくて泣ける。でも現実の残酷さに震える。

80年代の雰囲気が完璧。音楽や映像がレトロ好きにはたまらない。
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サマー・オブ・84 [DVD]



プロディジー
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2019年 | アメリカ | 92分 |
映画紹介:
夜中に聞こえる囁き、妙に大人びた言葉遣い、そして説明のつかない暴力性──。『プロディジー』は、天才児の素顔に潜む“別の魂”を描く冷徹なホラー。「悪霊・転生」という古典モチーフを現代の育児不安に接続し、母親の愛情を容赦なく試します。
生まれつき異才を示す少年マイルズ。ところが彼の成長とともに、家庭では不可解な出来事が連続し、息子の中に“誰か”が同居している可能性が浮上します。母サラは科学とスピリチュアルの狭間で揺れながら、息子を救うため禁断の手段へと踏み込んでいくのです。
本作が怖いのは、ジャンプスケア以上に“子供の瞳”が嘘をつかない瞬間。幼い手が示す残酷さ、知能の高さがもたらす計算された悪意──親なら誰もが抱える「この子に何が起きているのか」という底知れない恐怖を、リアルに増幅させます。
母と子の絆が、転生の論理に引き裂かれる。信じたい気持ちが武器にも罠にもなる、背筋の凍る“育児ホラー”の快作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:悪霊・転生
- 一言ポイント:「“賢すぎる我が子”の違和感が、母性を切り裂く」

子供の目つきが変わる瞬間、画面の空気が一変する。静かな悪意が一番怖い…。

“転生”設定が育児サスペンスと綺麗に絡む。母親の選択があまりに過酷。

派手なゴアは少ないのに胃が痛くなるタイプの怖さ。余韻が重い。
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ラリー 〜スマホの中に潜むもの〜
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2020年 | アメリカ | 96分 |
映画紹介:
スマホやタブレットに依存する時代に登場した“新しい怪物”。『ラリー 〜スマホの中に潜むもの〜』は、テクノロジーと孤独を巧みに絡めたモダンホラーです。「友達になりたい」と画面越しに語りかけてくる存在が、やがて現実世界を侵食していく──。
自閉症の少年オリヴァーは、言葉を発することができず、タブレットを通じて周囲とコミュニケーションをとっています。そんな彼の前に現れるのが“ラリー”と名乗る不可解な存在。絵本のように表示される物語は、やがてオリヴァーの現実と交差し、「孤独」と「怪異」の境界線を曖昧にしていきます。
怖さの本質はジャンプスケアよりも、デジタル画面が“別の世界”の入り口になる感覚。家庭の暗闇に潜む異様な気配、見えない“何か”が少年の背後に迫る瞬間は、観る者のスマホ利用すら不安にさせるリアリティを持っています。
デジタル社会における孤独と親子の絆を描きつつ、古典的怪談の恐怖を現代にアップデートした秀作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:テック怪異・家族
- 一言ポイント:「スマホ画面が、あなたを呼び込む入口になる」

“友達になりたい”という言葉が、こんなに怖く感じたのは初めて。

タブレットが不気味な存在の声を運ぶ。現代ホラーらしいアイデアが秀逸。

シンプルな怪談をテクノロジーと融合させた好例。親子の絆にも泣ける。
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Come Play [DVD]



エスター ファースト・キル
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2022年 | アメリカ | 99分 |
映画紹介:
2009年の衝撃作『エスター』の前日譚となる『エスター ファースト・キル』。本作は、あの“少女”の秘密と狂気がどのように始まったのかを描く、戦慄のスリラーです。「子どもに見えるが、実は…」という背筋の凍る設定が再び観客を震え上がらせます。
物語は、精神病院から脱走したリーナ(=エスター)が裕福な家庭に入り込み、“失踪した娘”として生活を始めるところから展開。無垢な笑顔と邪悪な策略を巧みに使い分け、家族の中で信頼を勝ち取りながら少しずつ崩壊をもたらす彼女の姿は、恐怖と同時に背徳的なスリルをもたらします。
前作を観ているからこそ分かる“裏の顔”と、知らない家族が翻弄される姿とのギャップが本作の見どころ。さらに、後半では予想を超えるどんでん返しが待ち受けており、単なる前日譚にとどまらない緊張感を生み出しています。
「恐怖の象徴」となったエスターが、どのようにしてその存在を確立していったのか。シリーズファンなら必見の狂気の起源譚です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:スリラー・前日譚
- 一言ポイント:「“エスター”誕生の物語は、予想以上に血塗られていた」

少女にしか見えないのに…そのギャップが恐ろしすぎる。

前作を観てるとさらにゾクゾクする。どんでん返しも最高。

“起源譚”としても面白いけど、普通に一本のスリラーとして完成度高い。
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エスター ファースト・キル [DVD]


LAMB/ラム
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2021年 | アイスランド | 106分 |
映画紹介:
『LAMB/ラム』は、北欧の大自然を舞台に描かれる奇妙で美しいホラー寓話。子どもを失った夫婦が羊飼いとして暮らす中、ある日生まれたのは“羊と人間のあいの子”。その存在は彼らに希望を与える一方で、自然の摂理と禁忌を侵す行為として恐怖を呼び込みます。
本作の魅力は、その静謐な映像美。広大な草原、無音に近い生活音、そしてゆっくりと進む時間。観客は次第に「これは祝福なのか、それとも呪いなのか」と問い続けることになります。ホラーとファンタジーの境界線を漂うような感覚が独特です。
やがて現れるのは、得体の知れない影。物語は不穏さを増し、観る者の心にじわじわと恐怖を植え付けます。直接的なショック描写は少ないものの、「人間が自然の秩序を壊すこと」への代償が重くのしかかってきます。
ラストは賛否が分かれるものの、観終えた後に深い余韻を残す作品。北欧ホラーならではの神話的な空気感に包まれた、孤独で切ない寓話的ホラーです。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:北欧ホラー・寓話
- 一言ポイント:「美しくも不気味な、羊飼い夫婦の“禁断の幸せ”」

怖いというより、不思議で切なくなる。独特の雰囲気に飲み込まれた。

最後の展開に鳥肌。寓話のようでいて、しっかりホラーだった。

映像が静かで美しい。じんわりくるタイプのホラーが好きな人におすすめ。
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LAMB/ラム [DVD]



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“子ども”という存在が恐怖に変わる瞬間。

無邪気さ、純粋さ、未来への希望──それらを象徴するのが「子ども」という存在です。
しかしホラー映画の世界では、その“無垢さ”が時に反転し、最も恐ろしく、不気味な存在へと変貌します。笑顔の裏に潜む闇、異常な行動、説明不能な力。そのギャップが生む恐怖は、幽霊や怪物以上に観客を震え上がらせるのです。
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