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心理ホラー映画おすすめ10選|静かに狂う恐怖…心をえぐる名作たち

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血も惨劇もないのに、心臓の奥がギュッと掴まれるような恐怖——。

人間の心の歪み、トラウマ、孤独、罪悪感。
モンスターよりも怖いのは、あなたの隣にいる“普通の人間”かもしれません。

今回は、派手なスプラッターや幽霊系とは一線を画す「静かに狂う恐怖」を描いた心理ホラー映画を10本厳選。
観る者の感情を揺さぶり、理解不能な狂気に飲み込まれていく名作たちを紹介します。

恐怖とは、外からではなく内側から滲み出すものなのです——。

こんな人におすすめの記事です

・派手なホラーよりも“心が壊れていく”ような怖さが好きな人

・人間の狂気や心理描写にゾッとする映画を探している人

・考えさせられる後味の悪さ、トラウマ級の恐怖を味わいたい人

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目次

心理ホラー映画おすすめ10選|静かに狂う恐怖…心をえぐる名作たち

ホラー映画を観ながら口元を手で抑えてショックを受けている、暗い映画館内にいる20代の日本人女性。ロングヘアでシースルーバング。スクリーンの明かりに照らされたリアルな雰囲気のシーン。
タイトルジャンル怖さ
ミッドサマーカルト・心理崩壊
ヘレディタリー/継承家族・トラウマ
イット・フォローズ呪い・不安
ジェーン・ドウの解剖密室・ミステリー
黒い家邦画・サイコ
ファニーゲーム暴力・メタ
エスター家庭・サスペンス
羊たちの沈黙サイコ・スリラー
隣人は静かに笑う陰謀・不安
シャッター アイランド精神崩壊・どんでん返し

ミッドサマー

公開年制作国上映時間
2019年アメリカ/スウェーデン147分

映画紹介:
スウェーデンの奥地、白夜の太陽の下で繰り広げられる“祝祭”。しかしその笑顔の裏で行われていたのは、狂気と崩壊の儀式だった——。『ミッドサマー』は、アリ・アスター監督が放つ“昼のホラー”という異色の恐怖体験。恋人を亡くし心が壊れかけた主人公ダニーが訪れるのは、光の中で静かに狂気へ沈む地獄です。

真っ白な民族衣装、花の冠、陽光に満ちた美しい景色。にもかかわらず、そこには逃げ場のない不安が渦巻く。明るさが恐怖を増幅させるという逆転の発想は、ホラーの概念を覆しました。異文化の儀式が進むにつれ、彼らが抱く“幸福”がどれほど歪んだものなのかが、観る者の神経を削っていきます。

監督が徹底的に描くのは、喪失と再生。ダニーの心が壊れ、そして再び形を変えていく様は、悲劇でありながらある種の解放でもあります。最後の微笑は、狂気の果てにある“救い”を暗示するかのよう。

陽光が恐怖に変わる瞬間——。この映画は、観る者の心を容赦なくえぐり取る、“美しすぎる悪夢”です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:カルト・心理崩壊
  • 一言ポイント:「光の中に潜む狂気、静かに壊れていく心のホラー」

明るいのに息が詰まる。この違和感がずっと続くのがすごい。

美しい映像に酔いながら、心が削られていく感覚…まさに地獄の祝祭。

怖いのにどこか救いもある。彼女の最後の笑顔が忘れられない。

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ヘレディタリー/継承

公開年制作国上映時間
2018年アメリカ127分

映画紹介:
家族に受け継がれる“何か”が、静かに壊していく——。アリ・アスター監督の長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』は、現代ホラーの金字塔と呼ばれる衝撃作。幽霊も怪物も出てこないのに、観る者の心を深くえぐる“絶望ホラー”です。

祖母の死をきっかけに、グラハム家に不穏な影が忍び寄る。奇妙な工作物を作る少女チャーリー、苛立つ兄ピーター、精神を病む母アニー。家族という最も身近な場所が、少しずつ異常に侵食されていく過程は、まるで悪夢そのもの。

中盤の“あの出来事”を境に物語は一気に崩壊。トニ・コレットの鬼気迫る演技が、観る者を現実から引きずり込む。監督が描くのは超自然ではなく、家族という閉ざされた空間に潜む狂気。悲しみと罪悪感が継承される過程そのものが恐怖なのです。

ラストに待ち受ける“継承”の意味を理解したとき、あなたの背筋は凍りつく。ホラーの枠を超えた“人間崩壊の物語”として、必見の一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:家族・トラウマ
  • 一言ポイント:「受け継がれるのは“血”か、“呪い”か——家族ホラーの極致」

中盤の展開で呼吸が止まった。あんな演出、二度と観たくないのに忘れられない。

家族の崩壊がリアルで痛い。超常よりも人間の弱さが怖すぎる。

ラストを理解した瞬間、鳥肌。これが“継承”の意味なのか…。

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イット・フォローズ

公開年制作国上映時間
2014年アメリカ100分

映画紹介:
それは、ただ“歩いて”追ってくる——。デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督による『イット・フォローズ』は、現代ホラーの中でも異質な存在。派手な演出を排除し、「得体の知れない不安」だけで観客を追い詰める傑作です。

主人公ジェイが性行為を通じて“呪い”を受け継ぐというショッキングな設定。しかしその呪いの正体は姿を変え、ただ黙ってゆっくりと近づいてくる。いつ、どこから来るか分からない恐怖が、全編を覆い尽くします。

レトロな音楽と曖昧な時代設定が独特の空気を生み、観る者を“夢と現実のあいだ”に閉じ込める。恐怖の中に潜むのは、若者たちの性的な不安、孤独、そして死の影。モンスターのいない時代の“心のホラー”として、評価の高い一本です。

静寂と余白で観客の想像力を刺激する、“歩いてくる恐怖”の頂点。ホラー史に残る不穏な体験がここにあります。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:呪い・不安
  • 一言ポイント:「振り返るたびに恐怖が近づく、“静かな追跡ホラー”」

“歩いてくるだけ”なのに、こんなに怖いとは…。発想が天才的。

スローなのに緊張感が途切れない。音楽と構図が完璧すぎる。

ラストの余韻がずっと残る。結局、あれは終わってないのか…?

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ジェーン・ドウの解剖

公開年制作国上映時間
2016年アメリカ86分

映画紹介:
密室の中、誰にも知られずに行われる解剖。そこに横たわる女性の死体は、一見すると外傷もなく、美しいままだった——。『ジェーン・ドウの解剖』は、その謎の遺体に隠された“恐怖の真実”を描く、極上の心理ミステリーホラーです。

舞台は小さな町の検死所。親子二人の検死官が、身元不明の女性遺体“ジェーン・ドウ”を解剖するところから始まります。解剖が進むにつれ、常識では説明できない異変が次々と起こり、父と息子の理性が崩れていく。閉ざされた空間に満ちるのは、音も立てない恐怖。

ストーリーが進むにつれて明かされる“正体”は衝撃的。しかしそれ以上に、死体を通して見えてくる人間の恐れと罪悪感こそが本作の核心です。派手なビジュアルはないのに、心理的な圧迫感は息苦しいほど。

たった一体の遺体が放つ静かな恐怖。ラストの“音”が鳴る瞬間、あなたも背筋が凍るはずです。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:密室・ミステリー
  • 一言ポイント:「解剖台の上で進行する“静かな悪夢”」

ほとんど死体しか映ってないのに怖い! 静寂が恐怖を倍増させる。

音の使い方が天才的。息をするのも忘れるほど緊張した…。

終盤の展開で鳥肌。ジェーン・ドウの“正体”が切なすぎる。

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黒い家

公開年制作国上映時間
1999年日本118分

映画紹介:
保険金殺人の疑いを追ううちに、“普通の家庭”の仮面が剥がれていく——。森田芳光監督『黒い家』は、電話一本から始まる地獄を描いた国産サイコ・サスペンスの金字塔。保険会社の査定員・若槻が、不可解な事故と違和感だらけの家族に近づくほど、倫理も理性も軋みを上げて崩れていく。

本作の恐怖は血しぶきではなく、会話の間、佇まい、視線のズレといった“微細なノイズ”から滲み出す。常識が通じない相手と対峙したとき、人はどこまで正気を保てるのか。正論がまったく刺さらない場面の連続が、観る者の神経を削っていく。

やがて露わになる異常性はショッキングだが、より恐ろしいのはそれが“日常の延長”にあること。生活臭のする空間に潜む悪意は、幽霊よりも身近で、逃げ場がない。音の使い方や画面構図も実に周到で、最後まで緊張の糸が切れない。

人間の悪意と無感情を正面から描いた、静かに精神を蝕む国産心理ホラーの到達点。観終わったあと、電話のベルが嫌いになる。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:邦画・サイコ
  • 一言ポイント:「日常に同化した悪意——“普通”が最も怖い」

説明の通じない相手の恐ろしさ…終始胃が締め付けられる緊張感。

何気ない会話がこんなに怖いなんて。無表情の“ズレ”が悪夢級。

ラストの静けさが逆に効く。生活の音が全部不穏に聞こえてしまう…。

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ファニーゲーム

公開年制作国上映時間
1997年オーストリア108分

映画紹介:
湖畔の別荘に現れた白い手袋の青年二人。にこやかな礼儀の裏に潜むのは、人間の残酷さそのものだった——。ミヒャエル・ハネケ監督『ファニーゲーム』は、暴力を“見せない”ことで観る者の想像力を最大限に刺激し、観客の倫理観そのものを試す問題作です。

本作が恐ろしいのは、残虐描写ではなく、作為的な「親切さ」とゲーム感覚。彼らの丁寧な物腰と丁寧語が、家庭の温度を一瞬で凍らせていく。カメラは派手なアクションを避け、視線の外で起きる暴力と沈黙を執拗に映し出す。だからこそ、想像が現実を上回るのです。

さらにハネケは、映画のルールを破ってくる。観客に微笑みかけ、運命を“巻き戻す”ようなメタ演出で、我々が消費している暴力の快楽を突きつける。安全圏で見物しているはずの私たちが、いつの間にか倫理の当事者へと引きずり出される瞬間は、背筋が冷たくなるほど鮮烈です。

不快で、冷酷で、しかし目を離せない。「なぜこんなものを観ているのか?」という問いを、ラストまで握ったまま突きつける、心理ホラーの特異点。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:暴力・メタ
  • 一言ポイント:「“見せない暴力”で観客の良心をえぐる、冷酷な実験劇」

怒りが収まらない…丁寧語で迫る残酷さが一番腹立たしい。

“映画のルール”を破る瞬間に凍りついた。こっちを見るな…!

快楽としての暴力を見せつけられる不快感。なのに目が離せない。

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エスター

公開年制作国上映時間
2009年アメリカ123分

映画紹介:
流産の悲しみを抱える夫婦が迎え入れた孤児エスター。完璧な天使に見えた少女の“些細な違和感”は、やがて家庭の空気を少しずつ濁らせていく——。『エスター』は、家庭という最も安全な場所が反転し、信頼と愛情がじわじわ侵食される過程を描いた心理サスペンスの傑作です。

母親ケイトの不安は周囲に“被害妄想”と片づけられる。しかし観客だけが気づく視線のズレ、物音、行動の矛盾。子どもゆえの無垢さと作為が同居する演出が、観る者の神経を削ります。暴力やゴアに頼らず、家庭の会話・学校・食卓といった日常の場面で不穏を積み上げる手つきが見事。

中盤以降は真綿で首を絞めるような緊張の連続。母と娘の心理戦がヒリつくリアリティで迫り、“家族を守れるのは誰か”という切実な問いが突き刺さる。終盤に明かされる衝撃の真相は、ジャンル史に残るレベルの一撃ですが、ここでは伏せます。初見の方はぜひ情報ゼロで。

家庭×心理の王道にして決定版。“子ども”という存在が持つ社会的バイアスを巧みに利用し、観客の判断力を揺さぶる一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:家庭・サスペンス
  • 一言ポイント:「“完璧な少女”の違和感が一家を壊す——家庭侵食型サイコの頂点」

最初は小さな違和感…気づいたら心拍爆上がり。張り詰め方が異常。

“子ども”という先入観が崩れる瞬間の寒気。これは心理的にキツい。

母親視点の切実さに胸が痛む。終盤は声が出ないほど固まった…。

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羊たちの沈黙

公開年制作国上映時間
1991年アメリカ118分

映画紹介:
若きFBI訓練生クラリスが挑むのは、連続殺人犯を追うために、もう一人の怪物の知性を借りるという危険な取引。『羊たちの沈黙』は、静かな会話だけで観客の鼓動を早める、心理スリラーの最高峰です。格子越しに交わされるレクター博士との対話は、言葉が刃となって心に刺さり、“見えない拷問”のようにじわじわ効いてきます。

本作の恐怖は、血ではなく凝視に宿る。レクターのわずかな微笑、クラリスの動揺、沈黙の間──そのすべてが緊張の綱をさらに強く締め上げる。過去のトラウマを抉る心理戦が、捜査の手がかりとクラリス自身の核心を同時に露わにしていく構造は見事です。

一方で犯人バッファロー・ビルの造形は、不安の塊。室内の暗闇、手探りの銃口、夜視装置の主観映像……“見えない相手に見られている”という背筋の凍る感覚は、心理ホラーとしても圧倒的な体験を提供します。

知性と狂気、脆さと強さ、加害と被害。その間に張られた目に見えない糸を、会話だけで切り裂く傑作。沈黙が、一番うるさい──そう思い知らされる一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・スリラー
  • 一言ポイント:「格子越しの会話で精神を削る、知性の恐怖」

目を見られるだけで心拍が上がる。沈黙と視線がこんなに怖いとは…。

暗闇のクライマックス、呼吸音だけで全身が固まった。完璧な演出。

クラリスの芯の強さに震える。心理戦の果ての“沈黙”が忘れられない。

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羊たちの沈黙 4Kレストア版 [DVD]

隣人は静かに笑う

公開年制作国上映時間
1999年アメリカ117分

映画紹介:
平穏な郊外に越してきた“理想的な夫婦”。親切で、礼儀正しく、欠点らしい欠点が見当たらない——だからこそ不気味だ。『隣人は静かに笑う』は、疑念が理性を侵食していく過程を描くサスペンスの名品。隣人への小さな違和感がやがて確信に変わるまでの距離感を、音と間と画で緻密に積み上げていきます。

主人公は大学でテロリズム史を教える男。専門知識ゆえの偏見なのか、それとも本当に何かがおかしいのか。証拠はいつも“薄い”。それでも、にじむ矛盾や不自然なタイムラインが疑いを増幅させ、観客の神経を焦がしていく。日常の会話が最も冷たい刃になる瞬間が続くのが本作の真骨頂です。

物証が積み上がらない“情報の飢え”が、主人公の視点と完璧に同期。観客は彼とともに、真実と妄想の境界線を見失っていく。郊外の開放的な風景が、皮肉にも閉塞感を増す舞台になる演出は見事の一言。

信頼、隣人、共同体。私たちの安全神話を静かにひっくり返すラストは、心理ホラーとしても強烈な痛痕を残す。“普通”の顔をした恐怖を堪能したい人に、必見の一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:陰謀・不安
  • 一言ポイント:「“親切”が最も不穏——郊外スリラーの極上不安」

証拠が足りないのに心は確信してしまう…この同調がいちばん怖い。

穏やかな笑顔ほど疑わしい。視線と沈黙だけで胃がキリキリする。

ラストの冷たさが刺さる。郊外の明るさが一気に凶器へ反転…。

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シャッター アイランド

公開年制作国上映時間
2010年アメリカ138分

映画紹介:
嵐に閉ざされた孤島の精神科病院。連邦保安官テディが失踪患者を追うほどに、現実の輪郭が崩れ、記憶と妄念が混線していく——。マーティン・スコセッシ監督『シャッター アイランド』は、ゴシックなサスペンスの皮をかぶった、記憶と罪悪感の迷宮。観客は主人公の視点に縛られ、信じているものが一つずつ剥がれていく恐怖を共有することになります。

不穏な灯台、湿った白壁、薬品の匂いがしそうな診察室。美術と音響が作る重圧的な空気の中、証言は食い違い、書類は欠落し、“島そのものが嘘をついている”かのように物語は歪む。外的なモンスターは出てこない。対峙するのは、テディの内側に潜む記憶の亡霊です。

要所で差し込まれるフラッシュのようなイメージは、手がかりであり罠でもある。視覚的な暗示と編集のリズムが、観客の認知を揺さぶり続ける。やがて辿り着く“真相”はショックでありながら、それまでの全カットの意味を塗り替える必然として立ち上がるのが見事です。

理性がほどける音が聴こえる。終幕の一言まで含めて、心理ホラーとしての完成度は極めて高い。初見はもちろん、二度目以降に散りばめられたサインを拾い直す楽しみも格別です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:精神崩壊・どんでん返し
  • 一言ポイント:「記憶と罪が編む迷路。真相は“見る者自身”をも試す」

島の空気が重い…真相を知ってから最初の会話を思い返すと戦慄する。

“あの一言”で頭が真っ白。二周目で配置の巧さにさらに震えた。

救いなのか絶望なのか…胸の奥に重く残るエンディングが忘れられない。

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記事のまとめタイトルと可愛い幽霊のイラスト

人間の心は、どんな怪物よりも複雑で、どんな悪霊よりも恐ろしい。

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