2025年公開の邦画ホラー映画まとめています! 特集記事はこちら

実際の事件が映画化された実話ホラーまとめ【日本発の衝撃事件ベース】

当ページのリンクには広告が含まれています。
スマホでホラー映画を観て言葉を失うブリーチヘアの令和風美女

「これは本当に起きたことなのか」──。

そう思わずにはいられない、日本国内で実際に発生した凄惨な事件をもとに制作された映画たち。

ただ怖いだけではない、そこにあるのは“人間の闇そのもの”。狂気、暴力、洗脳、そして後戻りできない破滅。

本記事では、実際の事件を題材にした日本発の実話ホラー・サスペンス映画を厳選してご紹介します。

観終えたあと、何とも言えないざらついた感情だけが残る──そんな、フィクションとは一線を画す作品たちです。

心して、ご覧ください。

実話ベースのサスペンス映画を見るならU-NEXT!
ホラー映画を観るならU-NEXT!
  • 32万本以上が見放題対象!
  • ホラー映画のラインナップはどの配信サービスよりも豊富!
  • 初回31日間は無料トライアルで利用可能!

初回31日間は無料登録可能!

※解約はいつでも可能です

目次

実際の事件が映画化された実話ホラーまとめ【日本発】

スマホでホラー映画を観て言葉を失うブリーチヘアの令和風美女

※作品の内容には実在の凄惨な事件が含まれます。閲覧にはご注意ください。

スクロールできます
タイトルジャンル怖さ
冷たい熱帯魚スリラー/サイコ
愛なき森で叫べサイコホラー
コンクリート社会派スリラー
全員死刑バイオレンス
凶悪クライムスリラー
友罪ヒューマンサスペンス
ヘヴンズ ストーリー群像ドラマ/サスペンス

冷たい熱帯魚

映画紹介:
園子温監督が放つ、実在の連続殺人事件をモチーフにした狂気のスリラー『冷たい熱帯魚』。1993年に発覚した「埼玉愛犬家連続殺人事件」を土台に、日常がゆっくりと地獄へと変貌していく様を描いた衝撃作です。

吹越満演じる気弱な熱帯魚店店主・社本が、でんでん演じる謎の男・村田に出会ったことから歯車は狂い始めます。親切に見えたその男は、実は異常な手口で人間を支配・殺害するサイコキラーだった──。

本作の恐怖は、「自分なら巻き込まれない」とは言えないリアルさ。洗脳、共犯化、追い詰められていく人間心理を克明に描き、観ているこちらまで精神的に追い込まれる。

淡々とした会話、平然と行われる殺害、そして逃げ場のない日常。社会の裏側に潜む「本物の悪意」が、静かに、しかし確実に胸に迫ってきます。

埼玉愛犬家連続殺人事件とは?

“遺体なき殺人”──埼玉愛犬家連続殺人事件の狂気

1993年、埼玉県熊谷市で起きた「埼玉愛犬家連続殺人事件」は、日本犯罪史に残る凄惨な事件です。表向きはブリーダー業を営む“愛犬家”夫婦が、犬の売買をめぐる金銭トラブルから複数の人間を毒殺。その後、遺体を解体・焼却し、川や山林に遺棄するという完全犯罪を目論んでいました。

犯人はペットショップを経営する元夫婦だった

首謀者は、ペット販売会社「アフリカケンネル」を運営していたSとKの元夫婦。彼らは犬猫の販売を通じて数千万単位の金を動かしていましたが、バブル崩壊後は経営が悪化。詐欺まがいの商売でしのいでいた彼らは、顧客とトラブルになるたび、最悪の手段で“解決”を図るようになります。

毒殺・解体・焼却…徹底された証拠隠滅

殺害には動物用の毒物「硝酸ストリキニーネ」を使用。ターゲットに栄養剤と偽って飲ませると、群馬県片品村にある共犯者Yの自宅へ遺体を運び、風呂場で解体。骨はドラム缶で焼き、灰や遺品は川や山に捨てるという、文字どおり「跡形を残さない」犯行を繰り返していました。Sはこれを「ボディを透明にする」と表現し、自慢げに語っていたといいます。

明るみに出たのは、共犯者の“裏切り”だった

事件の突破口となったのは、共犯Yの告白でした。恐怖に怯えながらも長年沈黙を守っていたYが警察に出頭し、埋められた遺骨や遺品の在処を明かしたことで、連続失踪事件の裏にあった残虐な真相が一気に暴かれていきました。

殺人犯となった“愛犬家”たちの本性

Sは虚言癖のある詐欺師気質の男で、メディアでは「オオカミに魅せられた男」として紹介されるなど、表の顔はカリスマ的。しかし裏では、借金まみれの経営を切り抜けるために殺人を繰り返していたという二面性を持ちます。
Kもまた“お嬢様育ちの犬好き”という顔の裏で、殺害や遺体処理に積極的に関与していたことが明らかになりました。

法廷で交錯する供述と、確定した死刑判決

逮捕後、元夫婦は互いに罪を押し付け合い、法廷では一切視線を交わすことすらありませんでした。証拠がほとんど残っていない中、Yの証言を軸に裁判は難航し、公判は実に105回にも及びました。
最終的に、S・K両名に対して死刑判決が下され、2009年に確定。Sはその後、刑の執行を待たずして2017年に拘置所で病死しています。

未解決の“1984年の失踪事件”との関係

この事件の恐ろしさは、1993年の4件にとどまりません。Sの周囲では1984年にも複数人が行方不明になっており、当時から「何かおかしい」と囁かれていました。証拠が見つからなかったため立件には至っていませんが、公判ではS・Kが過去の殺人にも関与していた可能性が示唆されています。

後に映画『冷たい熱帯魚』のモデルにも

この事件はあまりにも衝撃的だったため、映画『冷たい熱帯魚』(園子温監督)のモチーフにもなりました。表向きは平和なペットビジネスの裏で、命が軽んじられる異常な日常が広がっていた――。
殺人に至るまでの心理、共犯関係の歪み、そして何よりも“遺体なき殺人”という手口の冷酷さは、多くの人々に戦慄を与え続けています。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:スリラー・サイコ・実録風
  • 一言ポイント:実在の“犬好き殺人鬼”がモデル。人の善意を利用する狂気が怖すぎる。

でんでんの演技が怖すぎる…。あの笑顔が頭から離れない。

最初はちょっと退屈に感じたけど、後半の落差がエグい。震えた。

実際にこんな事件があったと思うと、フィクションとは思えないリアルさ。

Netflixのお試しおすすめ

愛なき森で叫べ

映画紹介:
ネットフリックス配信作品ながら、日本映画とは思えぬほど攻めた問題作。『愛なき森で叫べ』は、2002年に発覚した「北九州監禁殺人事件」をベースに、人間がいかに簡単に他人を支配し、破壊できるかを描き切ったサイコホラーです。

物語は、“演劇の練習”と称して高校生たちに接近する謎の男・村田(椎名桔平)が、嘘と洗脳で若者たちの人生を狂わせていく過程を描きます。暴力も血も出ないのに、言葉だけで人を破滅に導く恐怖。ここにあるのは、現実世界の延長線にある“静かな地獄”です。

特筆すべきは、その洗脳の手口が実際の事件を忠実に反映していること。加害者と被害者の境界が曖昧になっていく構造は、実在した松永太による犯行を思わせ、観ているこちらの理性をもグラつかせてきます。

暴力描写や残酷描写も相当なもので、さらに“精神を破壊する怖さ”は群を抜いています。ラストに至るまで終始不快で、観終わった後も心に爪痕を残す、まさに“観る覚悟”が問われる一本です。

北九州監禁殺人事件とは?

“洗脳による支配”──北九州監禁殺人事件とは
2002年に発覚した「北九州監禁殺人事件」は、加害者が巧妙な心理操作で複数人を監禁・虐待・殺害させた戦後最悪クラスの猟奇事件。被害者は、加害者の命令で家族同士で殺し合いまでさせられていました。

犯人は「巧妙すぎる支配者」松永太
主犯・松永太(まつながふとし)は詐欺や暴力で数多くの人を支配してきた人物。恋人やその家族を洗脳し、「服従・恐怖・孤立」を徹底することで、完全なコントロール下に置いていました。

監禁・暴行・絶食・電気ショック…
被害者たちは狭いアパートで長期間監禁され、殴打・電気ショック・絶食といった暴力を日常的に受けていました。判断力を奪われた彼らは、松永の命令で“自分の家族”にまで手をかけていきます。

“処刑”と“遺体処理”も命令通り
殺害された被害者は、アパート内で解体・焼却され、遺体の一部は排水口に流されるなどして処分されました。これらすべてを命じたのは松永であり、加害者は共犯にされた被害者でもあったのです。

明るみに出たのは、たった一人の脱出者
事件が発覚したのは、監禁されていた1人の女性が脱出に成功し、警察に保護を求めたことがきっかけ。その証言によって、連続殺人と監禁の全容が明らかになりました。

死刑判決、そして今も語り継がれる戦慄
松永は2005年に死刑判決を受け、2007年に確定。共犯とされた交際相手の女も無期懲役となりました。事件は後に書籍・テレビでも取り上げられ、“マインドコントロール犯罪”の象徴として語り継がれています。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコホラー・実録風・心理劇
  • 一言ポイント:暴力より恐ろしい“言葉の支配”による完全破壊

椎名桔平の狂気的な優しさが本気で怖い。演技じゃなくて洗脳されそう。

観てるこっちまで支配されていく感覚…。何度か再生止めたけど、最後まで観たら後悔と戦慄でしばらく動けなかった。

電気ショックのシーンが実際にあったと思うと怖い。

Netflixのお試しおすすめ

コンクリート

映画紹介:
1988年に東京都で実際に発生した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を題材にした、衝撃の問題作。少女を40日間にわたり監禁・暴行・殺害し、コンクリート詰めにして捨てたという実在事件をベースにしています。

この作品は、事件の全容や加害者たちの異常な心理を生々しく再現しながらも、センセーショナルな描写に頼らず淡々と進行。その静けさこそが、観る者に“言いようのない不快感”を残します。

加害少年たちの歪んだ日常、加速する暴力、そして誰も止めなかった大人たち──。本作は“社会の無関心”というもうひとつの恐怖も浮かび上がらせます。

被害者遺族の声や当時の報道にも配慮し、公開自体が議論を呼んだ作品。観る者の良心を試されるような重さがありますが、「実話ベースの映画とは何か?」を考えさせられる1本です。

女子高生コンクリート詰め殺人事件とは?

“史上最悪の少年犯罪”──女子高生コンクリート詰め殺人事件とは
1988年、東京都足立区で発覚した凄惨な事件。誘拐された女子高生(当時17歳)が40日間にわたり監禁・暴行・拷問を受け、最終的に死亡。遺体はコンクリート詰めにされて廃棄されていたことから、この名で知られるようになりました。

加害者は未成年の少年グループ
主犯格は当時17~18歳の少年4人。暴走族に属しており、仲間内で暴力や恐喝を繰り返していた。被害者は無差別に誘拐され、その後の地獄のような日々を家族の家で過ごすことになります。

監禁・暴行・拷問──40日間の地獄
被害者は少年の実家で監禁され、数十回にわたる性的暴行、暴力、火のついたタバコやライターによる拷問などを受け続けました。逃げるチャンスは何度もありながら、暴力と支配で完全に抑え込まれていたとされます。

死亡と“コンクリ詰め”遺棄
衰弱死とも、暴行によるショック死とも言われる死亡後、遺体はコンクリート詰めにされてドラム缶に入れられ、埋め立て地に遺棄されました。発見されたのは、少年らの別の事件での逮捕後、供述によるものでした。

判決と社会的波紋
主犯格の少年らは少年法のもとで裁かれ、実刑判決は出たものの、社会からは「刑が軽すぎる」と大きな批判が巻き起こりました。事件の残虐さから、“少年法の是非”を問う声が全国的に高まりました。

メディア・創作への影響
この事件は、報道・書籍・漫画・映画などで繰り返し取り上げられ、1990年代以降の“実録犯罪もの”ブームにも影響を与えました。少女を狙った暴力犯罪の象徴として、今も語り継がれています。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:実録系ドラマ・社会派スリラー
  • 一言ポイント:あまりに有名な“未成年犯罪史に残る事件”を映像化した異色作

心が削られる。もう二度と観たくないのに、なぜか目を背けられなかった。

演出が抑えめなのに、逆にリアルすぎて辛い。これは“恐怖”というより“痛み”。

実際に起きた事件だと思うと、本当に吐き気がする…。加害者が未成年ってところもまた闇深い。

全員死刑

映画紹介:
2004年に福岡県大牟田市で実際に発生した「大牟田4人殺害事件」。この事件をベースに描かれた『全員死刑』は、まるでブラックコメディのような狂気とバイオレンスが交錯する異色作です。

舞台は地方都市。貧困と暴力の中で育った家族が、金のために一家ぐるみで殺人に手を染めていく――。殺害の計画から実行、証拠隠滅までを家族で相談し、淡々と実行していく様子は、倫理観の崩壊そのもの。

特に注目すべきは、主演・間宮祥太朗が演じる息子の“軽さ”。殺人に対して何の躊躇もなく笑ってしまうような態度が、逆に背筋を凍らせます。

実際の事件では、被害者は借金トラブルの関係者で、犯行後も日常を装い続けていた加害者一家の姿が報じられました。本作はその背景にある“狂気の家族愛”を、過剰なテンションと暴力で笑い飛ばしながら描きます。

大牟田4人殺害事件とは?

“一家で4人殺害”──大牟田4人殺害事件とは
2004年に福岡県大牟田市で発覚した、加害者全員が「一家」という異例の連続殺人事件。暴力団の元構成員だった父母と2人の息子が、金銭トラブルをきっかけに短期間で4人を殺害しました。

加害者は“暴力団一家”の4人
主犯は内縁関係にあった男と女、その実子2人の計4人。かつては暴力団に所属しており、事件当時も借金・恐喝・暴力などを繰り返す生活をしていました。経済的に追い詰められた一家は、自分たちに反抗的な者や借金を求めてくる者を殺害するようになります。

犯行はわずか3日間で4人殺害
最初の被害者は、長男の友人で多額の借金を抱えた男性。金銭トラブルを理由に一家が殺害。その後、その兄や関係者の女性など、口封じのため次々と殺害し、遺体を川に遺棄していきました。

“家族ぐるみ”の凶行と遺体遺棄
殺害から遺体処理、車の運転、川への遺棄にいたるまで、すべて一家4人が分担して実行していたことが明らかに。しかも犯行後も一緒に食事を取るなど、犯罪に対する倫理観が著しく欠如していた様子が衝撃を呼びました。

死刑と終身刑──重すぎる代償
この事件では父・母・長男に死刑判決、次男には無期懲役判決が下されました。「一家で死刑」は日本の刑事事件でもきわめて異例であり、加害者の家庭環境や共依存関係も大きな議論を呼びました。

家庭の闇と“共犯性”を問う事件として記憶される
暴力・依存・支配が混在した異常な家族関係が、凶悪事件に直結した本事件。単なる金銭トラブルではなく、家族という閉じた空間で生まれた“共犯関係”が、4人もの命を奪った事実は今も重く語り継がれています。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:クライムホラー・バイオレンス・実録風
  • 一言ポイント:家族ぐるみで殺人を行うという、倫理の崩壊をコミカルに描いた問題作

軽いノリで殺人をする家族がリアルすぎて、笑えないどころか引いた…。

あのテンションで進むけど、背景にある事件の凄惨さを考えるとゾッとする。

タイトルがすでに狂ってるけど、観終わったあと納得する。この家族、本当に全員死刑がふさわしい。

凶悪

映画紹介:
2013年公開の衝撃作『凶悪』。その原作は、実際にあった「上申書殺人事件」の関係者が記者に送った手紙(上申書)をもとに、真相に迫ったノンフィクションです。映画ではその実話をベースに、知られざる“本当の悪”の顔を暴き出します。

山田孝之演じる死刑囚・須藤から一通の手紙が届く。「俺がやった事件には“まだ表に出てない殺人”がある」──そう記された告白をきっかけに、ジャーナリスト(ピエール瀧)が取材を進めていくと、浮かび上がってきたのは“表の顔は善人、裏の顔は極悪”な不動産業者(リリー・フランキー)の存在でした。

この映画の最大の恐怖は、“人を殺してもまったく動じない人間が、現実に存在している”という事実を突きつけてくるところ。リリー・フランキーが演じる男の静かな狂気が、本当にゾッとする。

ジャーナリズムと暴力の狭間、倫理と真実のはざまで揺れる記者の姿もリアル。単なる犯罪映画ではなく、「この世には“理解できない悪”が確かにある」と痛感させられる作品です。

上申書殺人事件とは?

“犯人自ら暴露した連続殺人”──上申書殺人事件とは
2005年、殺人罪で上訴中の元暴力団組長Gが、自らの関与を含む過去の複数殺人事件を「上申書」として提出したことで発覚した凶悪事件。Gが“先生”と崇拝していた不動産ブローカーXが真の首謀者とされ、世間を騒がせました。

金と恨みで動いた告発劇の真相
Gが自白に至った背景には、報酬の不払いと、信頼していた舎弟の自殺をXに裏切られたと感じたことがあったとされます。Gは上申書の中でXのほか、舎弟や死亡者家族、企業関係者なども共犯として名指ししました。

焼却・生き埋め・毒酒──3件の凄惨な殺害手口
Gの上申書には以下の3件の殺人事件が記されていました。

  • 石岡市焼却事件(1999年)
     金銭トラブルから男性をネクタイで絞殺し、会社敷地内の焼却炉で遺体を廃材と共に焼却。被害者の身元特定も困難となった。
  • 北茨城市生き埋め事件(1999年)
     資産家男性を拉致し、自ら所有する土地に生き埋めにして殺害。土地はX名義に書き換えられ売却されたが、遺体は見つかっていない。
  • 日立市ウォッカ事件(2000年)
     持病持ちの男性に1か月間酒を飲ませ続け、最終的に高濃度のウォッカを強制摂取させ殺害。遺体は山中に遺棄され、死亡保険金は関係者で山分けされた。

刑事裁判となったのは“保険金殺人”のみ
3件のうち刑事裁判に発展したのは「日立市ウォッカ事件」のみ。Xは無期懲役、Gは懲役20年(別件で死刑確定)、死亡者の家族も保険金殺人の共犯として実刑判決を受けました。

事件関係者の不審死も話題に
裁判中には、事件の仲介役とされた工務店経営者が交通事故で死亡。偶然か口封じか──事件は多くの謎を残したまま終結しました。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:実録サスペンス・クライムスリラー
  • 一言ポイント:目の前で起こる“淡々とした殺人”に、本物の恐怖が宿る

リリー・フランキー、怖すぎ…。演技の域を超えてるでしょ、あれ。

“善人の仮面”をかぶった悪って一番怖い。こういう人、実在するのかと思うと震える。

山田孝之のキャラもぶっ飛んでるけど、冷静に考えると一番狂ってたのはリリーの役。

友罪

映画紹介:
1997年に世間を震撼させた「神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)」を下敷きに、“もしもあの事件の犯人と友人になっていたら”という視点で描かれた衝撃作。

新聞記者としての過去に傷を抱えた益田(生田斗真)は、郊外の町工場で働く鈴木(瑛太)と出会う。誠実で静かな男・鈴木だったが、ある日、テレビで“過去の重大事件の犯人と似た人物”が報じられ、彼に疑念を抱くように──。

本作の恐怖は、目に見える暴力ではなく、人間関係の中に潜む“沈黙と疑念”の圧力。友情を築きながらも、次第に相手の“正体”に迫ってしまう葛藤が静かに胸を締めつけます。

直接的に“あの事件”を描くわけではありませんが、作品全体に漂う「知ってしまったら、もう戻れない」という空気感は、実話ベースならではの生々しさをまとっています。

神戸連続児童殺傷事件とは?

“14歳が起こした凶行”──神戸連続児童殺傷事件とは
1997年、兵庫県神戸市須磨区で起きた未成年による連続通り魔殺傷事件。加害者は当時14歳の男子中学生で、犯行後「酒鬼薔薇聖斗(さかきばら せいと)」を名乗った声明文をマスコミに送りつけ、全国に衝撃を与えました。

最初の事件は児童への襲撃
1997年2月、通学途中の小学生女児2名が金属バットで襲われ、重軽傷を負う事件が発生。その後3月には、別の小学生女児2名も殴打される事件が起き、警察は連続通り魔事件として捜査を開始しました。

衝撃の「首切り事件」と酒鬼薔薇声明
1997年5月24日、行方不明だった小学4年生の男子児童が殺害され、5月27日にはその切断された頭部が中学校の校門前に置かれているのが発見されます。口には「酒鬼薔薇聖斗」と名乗る声明文が挟まれており、異常な内容と猟奇的な手口が世間を震撼させました。

加害者は14歳の中学生──少年法への波紋
6月、警察は犯行現場付近の証言や証拠から、地元の14歳男子中学生Aを逮捕。精神鑑定により重度の人格障害や精神病的傾向が認められたものの、事件は「未成年が起こした最も凶悪な事件」として社会に大きな議論を巻き起こしました。

犯人の手記と“少年A”の現在
犯人はその後、精神医療少年院に収容。2004年に仮退院し、社会復帰したとされています。2015年には「元少年A」として自身の手記『絶歌』を出版し、被害者遺族や世間の強い反発を招きました。

少年犯罪・報道倫理・更生可能性の論点へ
この事件は、少年法の見直しや報道における実名報道の是非、加害者の更生と社会復帰の在り方など、多くの議論を呼ぶきっかけとなり、今なお語り継がれる凶悪事件のひとつです。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:心理サスペンス・実話着想ヒューマンドラマ
  • 一言ポイント:加害者と知らずに築いた“友情”が壊れる瞬間の恐怖

静かな作品だけど、知れば知るほど心がザワつく感じがずっと残る。

本当に「知らなきゃよかった」って思う描写が多くて、観終わったあと重い。

演技がリアルすぎて、“あの事件”のことを連想してしまった。人を疑う怖さってあるよね。

ヘヴンズ ストーリー

映画紹介:
全4時間38分。異例の長尺ながら、「殺された者」「殺した者」「残された者」それぞれの視点から語られる復讐と喪失の物語は、観る者に深い問いを投げかけます。

『ヘヴンズ ストーリー』は、1997年に起きた「神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)」にインスパイアされたとされる作品。とはいえ事件そのものを描くのではなく、“殺人という出来事が人々の人生に与える長期的な影響”を真正面から捉えた群像劇です。

親を殺された少女。恋人を殺された青年。誰かの復讐を手伝う者。すべての登場人物が、「喪失」と「怒り」と「赦し」の間で揺れ続けます。作品の核心は、“加害者にも物語があるのか”という重たい問いかけに他なりません。

実話ベースというより“事件に触発された作品”ですが、「酒鬼薔薇事件後の日本社会」の空気を確実に反映しており、観ている間ずっと胸がざわつきます。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:社会派サスペンス・群像劇・復讐ドラマ
  • 一言ポイント:加害者・被害者・遺族、それぞれの“地獄”が重なり合う

長いけど、あっという間に引き込まれた。途中で何度も心が痛くなる。

被害者遺族の感情だけでなく、加害者側の人生にも踏み込むのがすごい。

これは“怖い”というより、“考えさせられる”系の地味なトラウマ映画。

“日本で本当に起きた事件”が題材──衝撃の実話系ホラーもU-NEXTで

ホラー映画を観るならU-NEXT!

『冷たい熱帯魚』『全員死刑』『凶悪』など、実際の猟奇事件をもとに制作された“実話系ホラー・サスペンス”も、U-NEXTなら配信中。

現実に起きた犯行を元にしたこれらの作品は、作り話では味わえない「底知れぬリアルな恐怖」が襲ってきます。日常のすぐそばに潜んでいた狂気、信じていた人間の裏の顔…。

U-NEXTでは、こうした問題作・話題作も多くが見放題対象。さらに毎月1,200円分のポイントで、新作レンタルや気になっていた映画も追加料金なしで楽しめます。

初回登録なら31日間の無料トライアルも利用可能。この機会に、フィクションでは済まされない“本当にあった恐怖”に触れてみてください。

▶ U-NEXTのおすすめポイント

  • 月額:2,189円(税込)
  • 初回31日間無料トライアルあり
  • 登録時・毎月1日に1,200円分のポイント付与
  • 見放題作品数32万本以上(※2024年5月時点)
  • フルHD〜4K画質対応/高音質対応(ドルビーアトモスなど)
  • 雑誌読み放題や書籍購入にもポイント利用可

初回31日間は無料登録可能!

※解約はいつでも可能です

まとめ|“実際に起きた”からこそ、突き刺さる恐怖

記事のまとめタイトルと可愛い幽霊のイラスト

今回は、日本で実際に起きた衝撃的な事件をもとに制作されたホラー・スリラー・サスペンス映画を紹介してきました。

フィクションでは想像しえないような狂気や暴力が、現実の中に存在していたという事実。そしてそれを映画という形で追体験することで、「人間の恐怖」をより深く感じることができたのではないでしょうか。

猟奇殺人、洗脳、無差別通り魔、家庭の崩壊…。どの作品も、“ただ怖い”だけでは終わらない後味の重い恐怖を与えてくれます。

「これは本当に起きたことなのか」──。
そう問いかけながら観るからこそ、心に残り続ける作品たち。気になる作品があれば、ぜひ覚悟をもってご覧ください。

  • URLをコピーしました!
目次