時間タイムループ系ホラー映画まとめ｜同じ恐怖が繰り返される名作・傑作・異色作を一挙紹介！

2025年7月11日

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気づけばまた“あの瞬間”に戻っている──。

逃げても逃げてもループする、絶望の中に閉じ込められる恐怖。それが「時間タイムループ系ホラー映画」の最大の魅力です。

殺されるたびに繰り返す日常、異界に囚われる現実、何かがおかしいと気づいたときにはもう手遅れ…。
ループを題材にしたホラーは、サスペンス・心理・スラッシャー・霊的恐怖まで幅広く、観る者の思考も感情も巻き込みながら、ただの「怖い」では済まされない体験を与えてくれます。

本記事では、「時間タイムループ系ホラー映画」に該当する作品をカテゴリ別に網羅。
王道から異色作まで、ホラー×ループの地獄を味わい尽くすラインナップを一挙にご紹介します。

ループの出口は、まだ見えません──。

こんな人におすすめの記事です

・時間やタイムループ系ホラー映画がとにかく好きな人

・「またこの日が始まる」的な地獄ループでゾッとしたい人

・ジャンル別にいろんなループ系ホラーを一気にチェックしたい人

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時間タイムループ系ホラー映画まとめ｜同じ恐怖を繰り返すループ地獄

タイトル	ジャンル	怖さ
カラダ探し	学園・スプラッター・タイムループ
ハッピー・デス・デイ	スラッシャー・タイムループ・青春
ザ・コール	タイムトラベル・サイコホラー
不安の種	短編連作・異形ホラー
きさらぎ駅	都市伝説・異界ホラー
ラストナイト・イン・ソーホー	タイムループ・サイコスリラー
ハウンター	タイムループ・ゴーストホラー
パラドクス	タイムループ・心理ホラー
トライアングル	タイムループ・サスペンスホラー
トランス・ワールド	タイムループ・密室サスペンス
Re:デッド	タイムループ・儀式ホラー
THE LOOP ザ・ループ	青春・異常空間
ファイナル・ガールズ惨劇のシナリオ	タイムループ・メタホラー
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち	タイムループ・ファンタジーホラー
ブラッド・パンチタイムループの呪い	タイムループ・バイオレンスサスペンス
A GHOST STORY	ゴースト・時間・哲学ホラー

カラダ探し

公開年	制作国	上映時間
2022年10月14日	日本	102分

映画紹介：
同じ一日を繰り返しながら“体を探し続ける”呪いに囚われた高校生たちを描く和製タイムループホラー。青春ドラマの甘さと、スプラッター描写の容赦なさが融合した『体探し』は、Jホラーの進化形ともいえる一作です。

文化祭前夜、校内に忍び込んだ仲良しグループが出会ったのは、血まみれの少女と「体を探して」という声──。その日以降、彼らは毎晩“バラバラにされた死体”を探し、失敗すれば無惨に殺され、目覚めると再び同じ朝へ。

グロ描写は遠慮なし。首が飛び、胴体が潰れ、肉体が何度も破壊される様子が繰り返される様は、ホラー耐性がない人にはかなりキツい。一方で、キャラクターたちの絆や葛藤、成長もきちんと描かれており、エモさと地獄のループが同居しています。

ループするたびに変化する運命、明かされる真相、意外な黒幕──。「呪いの正体」がループによって浮かび上がる構造が見事。青春×タイムループ×和製スプラッターという異色の融合を、ぜひ体感してみてください。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：学園・スプラッター・タイムループ
一言ポイント：「死んでも終わらない地獄。君の体を探して──」

死ぬたびにグロ描写がどんどん強烈になっていって、マジで胃が痛い。

でも仲間との友情や成長もしっかり描いてて、意外と感動する展開も。

この“毎晩殺されて同じ朝に戻る”って設定、ホラー向きすぎる。

配信サービス	配信状況	配信先
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ハッピー・デス・デイ

公開年	制作国	上映時間
2017年10月13日	アメリカ	96分

映画紹介：
誕生日に殺される──そして目覚めるとまた誕生日。
そんな“最悪のループ”を繰り返す女子大生が、命を狙う仮面の殺人鬼の正体を突き止めようと奮闘するのが『ハッピー・デス・デイ』。ホラー×タイムループ×青春コメディという絶妙なバランスで、世界中の観客を魅了した傑作です。

冒頭はスラッシャーらしく、女子寮やキャンパスで殺人鬼に追われる王道ホラー展開。しかしループを重ねるごとにヒロインが“自分探し”を始め、物語は意外な方向へ。笑いとスリルと人間ドラマが融合した異色のループホラーに仕上がっています。

本作の見どころは、「殺され方のバリエーション」と「仮面の不気味さ」。ジャンプスケアもテンポよく配置されており、ホラー初心者でも最後まで楽しめる設計です。逆にホラー慣れした人には、その裏にある構成の巧妙さが刺さるはず。

続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』では、よりSF色を強めてループの原因にも踏み込む展開に。まずはこの1作目で、「死ぬたびに強くなる」ヒロインの奮闘をぜひ目撃してください。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：スラッシャー・タイムループ・青春
一言ポイント：「殺されるたびにヒロインが成長していく、爽快すぎるホラー」

死ぬ→目覚める→死ぬのループがテンポ良すぎてクセになる。

ホラーだけどコメディっぽさもあって、女子でもかなり観やすい。

仮面が地味にトラウマ。あの笑顔、絶対夜に思い出すやつ。

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ザ・コール

公開年	制作国	上映時間
2020年	韓国	112分

映画紹介：
一本の電話が“過去と現在”をつなげた──。
韓国発のタイムトラベル・サスペンスホラー『ザ・コール』は、時間を超えた通信によって運命が狂っていく、緊張感MAXの心理戦が展開される傑作です。

引っ越してきた古びた家で、主人公ヨンスクが受けた一本の電話。それは20年前に同じ家に住んでいた女性からのものだった…。時間のズレがもたらす“干渉”が、やがて破滅的な因果へと発展していく展開は、タイムループ系ならではのスリルに満ちています。

本作の魅力は、過去の少女が“怪物”へと変貌していく過程。最初は普通の会話だったはずが、信頼→依存→支配→狂気とエスカレートしていく過程がリアルで恐ろしく、まさに“逃げ場のない恐怖”を味わえます。

どれだけ今を変えても、電話一本で“過去からの介入”が襲ってくる──。因果がねじれ続ける地獄のような時間ホラーを、ぜひその目で確かめてください。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムトラベル・サイコホラー
一言ポイント：「過去から電話がかかってきたら、それは運命の終わりかもしれない」

電話ってこんなに怖いんだって初めて思った…全編ずっと緊張。

どっちが正義でどっちが悪なのか、だんだん分からなくなる感覚がヤバい。

時間モノなのにここまで怖いのは反則級。韓国ホラーほんと侮れない。

配信サービス	配信状況	配信先
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不安の種

公開年	制作国	上映時間
2013年7月20日	日本	87分

映画紹介：
得体の知れない“何か”に気づいてしまったら、もう後戻りはできない──。
『不安の種』は、日常のすぐ隣にある狂気を描いた、ジャパニーズホラーの異色作。原作は中山昌亮によるホラー漫画で、映像化された本作もまた、“意味がわからないのに怖い”という感覚を突きつけてきます。

一話完結型のような構成で、奇妙な出来事が次々と起きていく本作。説明されない恐怖こそが最大の武器で、「何が起きているのか分からない」まま観る者の不安をじわじわ増幅させていきます。

“笑顔で泣いているような顔の男”や“時間が巻き戻る奇怪な空間”など、映像で観るとより一層ゾッとするシーンが多数。特にある部屋で巻き起こる時間のループと異形の存在の出現は、タイムループ系ホラーとしても見逃せません。

論理も理由も通じない、ただそこにある「不安」そのもの。思考の隙間を突いてくる不条理ホラーを体感したい人にはうってつけの一本です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：短編連作・異形ホラー
一言ポイント：「説明のつかない恐怖が、いちばん怖い」

意味がわからないのに、めちゃくちゃ怖い。考えれば考えるほど気持ち悪くなる。

考えるとわけがわからなくなるので雰囲気を楽しむ作品。

タイムループものとしても、意味不明ホラーとしても完成度高すぎ。

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きさらぎ駅

公開年	制作国	上映時間
2022年6月3日	日本	82分

映画紹介：
「次は、きさらぎ駅──」
誰も知らない駅に着いてしまったら、あなたはどうしますか？
都市伝説として語られてきたネット発の怪談が、ついにホラー映画化されたのが『きさらぎ駅』。現代と異界の狭間に取り込まれる恐怖を、じわじわと描いた和製ループホラーです。

女子大生の堤春奈が乗った電車が辿り着いたのは、地図にも存在しない「きさらぎ駅」。そこから始まる不可解な出来事と、終わらない悪夢のようなループ。音も光も薄暗く、正体不明の“何か”が潜む異世界が観る者の神経を削ってきます。

実話風の演出やSNSの書き込みを織り交ぜた構成がリアルさを高め、「本当に起きたかもしれない」感が恐怖を倍増させます。特に夜の森をさまようシーンは、空間そのものが狂っていくような不穏さに満ちています。

“どこかで見たようで、絶対に知らない場所”──その異常な空気感に包まれる恐怖は、都市伝説好きやループ系ホラー好きなら見逃せません。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：都市伝説・異界ホラー
一言ポイント：「そこに行ったら、もう戻れないかもしれない──」

昔からネットで見てた話がこんな怖くなるとは…。音のないシーンがやばい。

ほんとに“異界”に足を踏み入れた気分になる。終わり方もゾッとする。

ループ系ってわかってても、毎回「次は何が来るんだ」って緊張がすごい。

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ラストナイト・イン・ソーホー

公開年	制作国	上映時間
2021年12月10日	イギリス	116分

映画紹介：
「彼女は誰？なぜ、私の夢に──」
エドガー・ライト監督が挑んだ異色のタイムリープ×サイコホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』は、美しさと狂気が交錯するヴィジュアル体験型ホラーです。

ロンドンに越してきたファッション学生エロイーズは、60年代の若き歌手サンディの夢を見るようになる。夢は次第に現実と入り混じり、やがてその夢が“悲鳴”へと変わる瞬間を迎える──。

60年代の華やかな世界と、そこに潜む暴力・支配・欲望の影。夢と記憶が交錯するタイムループ演出が美しくも不穏で、主人公が追い詰められていく様子に観る側も巻き込まれていきます。

ラストには衝撃の事実と切ない決着が待ち構えており、ホラーでありながら心に余韻が残る一本。ビジュアルと音楽を愛する人にも強くおすすめしたい傑作です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・サイコスリラー
一言ポイント：「華やかな夢の裏に潜む、60年代の闇」

ホラーなのに映像が美しすぎる…でも内容はめちゃくちゃ怖い。

時間軸がズレてく演出が見事。サンディが可哀想で心が痛い。

ラストは完全に予想外。伏線の張り方がうますぎて震えた。

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ハウンター

公開年	制作国	上映時間
2014年2月19日	カナダ・フランス	97分

映画紹介：
「この日が、また始まった──」
一見よくあるゴーストハウス系の始まりから一転、“幽霊がタイムループに囚われている”という設定で観る者を驚かせる異色ホラー『ハウンター』。

リサという少女は、ある日から“同じ日”を何度も繰り返していることに気づく。家族もその違和感に気づかないなか、何かがこの家を支配していることが明らかになっていく──。

タイムループ×ゴーストホラーという斬新な構成で、ループの謎が解けていくスリルと、徐々に迫る“本当の恐怖”が絶妙にブレンド。ジャンプスケアよりもじわじわ効いてくる不穏な空気が特徴です。

自分自身が“死んでいる”側だと気づいたときの衝撃と、過去と未来を繋ぐ少女の勇気に心を揺さぶられる展開。ホラーだけでなくドラマとしても完成度の高い一作です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・ゴーストホラー
一言ポイント：「“死者”が繰り返す日常──そこに隠された恐怖」

設定がめっちゃ面白い！ループに気づいた瞬間ゾクっとした。

幽霊視点って新鮮。静かだけど怖いし、最後はちょっと感動した。

派手さはないけど丁寧な作りでじわじわ来る。これは隠れた名作。

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パラドクス

公開年	制作国	上映時間
2016年1月12日	メキシコ	101分

映画紹介：
階段を登っても登っても終わらない。一本道をどれだけ歩いても、また同じ光景に戻ってくる──。メキシコ発の異色タイムループ・ホラー『パラドクス』は、空間と時間に囚われた人々の狂気と絶望を描く、知的で重苦しい怪作です。

舞台は2つの時空。“永遠に続く階段に閉じ込められた兄弟”と、“どこまでもループするハイウェイに閉じ込められた家族”。それぞれがまったく異なる状況で、時間の崩壊と記憶の摩耗に追い詰められていく様子が交互に描かれ、観る者の精神をじわじわと蝕んでいきます。

驚くほど派手な演出はないのに、永遠に続く風景と、少しずつ狂っていく人間模様が不気味さを増幅。ラストで提示される“事件”の意味が、何気ない日常に潜む恐怖の本質を突きつけてきます。

「時間に囚われる」という概念を、ここまで現実的かつ哲学的に描いたホラーは稀。タイムループ系ホラーの中でも、知的な後味の悪さを求める人には強くおすすめしたい1本です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・心理ホラー
一言ポイント：「終わらない階段、終わらない道路──それが“人生”だったら？」

静かに狂っていく感じが怖い。何も起きてないのに息が詰まる。

タイムループものなのに、哲学っぽいテーマで引き込まれた。

「普通の一日」が永遠に続くとか、地味に一番怖いやつ。

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トライアングル

公開年	制作国	上映時間
2011年8月6日	イギリス・オーストラリア	99分

映画紹介：
晴れた海、優雅なクルージング──のはずが、突如現れた巨大な嵐。そして乗り込んだ謎の大型船。『トライアングル』は、時間が歪んだ海上で繰り返される惨劇を描いた、傑作タイムループ・ホラーです。

主人公ジェスは息子を育てるシングルマザー。友人たちと小旅行に出かけるも、突如の嵐で漂流し、無人の豪華客船に辿り着きます。そこで始まるのは、殺人・逃走・絶望──すべてがループする地獄の迷路。

最大の魅力は、観客を何度も“騙す”脚本構成。最初は不可解だった行動や現象が、周回ごとに伏線として機能しはじめ、「え、これってそういうことだったの!?」という驚きの連続。観終わった後にもう一度観返したくなる、巧妙な仕掛けに満ちています。

ホラーでありながらサスペンスや悲劇的ドラマとしても完成度が高く、“繰り返される罪”と“逃れられない運命”という、タイムループホラーの醍醐味を凝縮した一本です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・サスペンスホラー
一言ポイント：「抜け出せない運命のループに、あなたは気づけるか？」

ループするたびに真相が見えてくる感覚が気持ちいい！

怖さよりも精神的にグッとくる。母親の愛が裏テーマなのも良い。

途中で伏線の回収に気づいてゾッとした…。もう一回観たくなる系。

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トランス・ワールド

公開年	制作国	上映時間
2011年	アメリカ	89分

映画紹介：
深い森の中、見知らぬ3人が出会う──だがそこは、時間の流れが歪んだ“閉ざされた場所”だった。『トランス・ワールド』は、タイムループ要素を巧みに取り入れたサスペンス・ミステリーホラーです。

車の故障で立ち往生した男、森の中をさまよう女性、キャンプしていた青年。まったく接点のない彼らは、導かれるように1つの小屋に集まります。だが、脱出しようにも森の外へは出られない。時間の感覚もおかしくなっていき、次第に明らかになる“恐るべき真実”が、観る者に静かな衝撃を与えます。

本作の最大の魅力は、そのシンプルな状況設定の中に隠されたトリック。派手な演出はありませんが、よく練られた脚本が“時間”と“存在”のズレを絶妙に描ききり、観終わった後に何度も思い返したくなる余韻を残します。

ループ描写は控えめですが、「今ここにいる自分は、いったい何者なのか」という深い問いを突きつけてくる作品。ミステリーとホラーの中間を楽しみたい人には、静かな傑作として強くおすすめできます。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・密室サスペンス
一言ポイント：「気づいたときには“外”には戻れない。タイムトリックの静かな傑作」

派手さはないけど、じわじわくる不気味さがクセになる。

最初は「地味？」と思ったけど、ラストの仕掛けで一気に引き込まれた！

こういう「ループ系×ミステリー」もっと増えてほしい。

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Re:デッド

公開年	制作国	上映時間
2018年	イタリア	90分

映画紹介：
古くから続く邪教の呪いにより、同じ“死”を何度も繰り返す女性。イタリア発のインディーズホラー『Re:デッド（原題：Shanda’s River）』は、タイムループ×儀式殺人という奇妙でクセのある題材を用いたカルト風ホラーです。

女性学を専門とする大学教授エマは、イタリアの片田舎で“女性が儀式で殺された”という未解決事件を調査中、謎の仮面の人物に襲われ命を落とす。しかし、目を覚ますと──時計は再び“殺される前の朝4時”を示していた。

ループを繰り返す中で浮かび上がってくるのは、旅のコーディネーター・ジュリアの正体、そしてエマ自身の“選ばれた宿命”。血塗られた過去、しつこく追いかけてくる仮面男、そして毎回死に様が違うという徹底した“殺され芸”。

ホラーにありがちなループ設定を、濃厚な儀式ホラーに変換したのが本作のユニークな点。Z級っぽさ全開ながら、狂った世界観とムダに濃い演出は、どこかクセになる中毒性を放ちます。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・儀式ホラー
一言ポイント：「何度死んでも終わらない。すべては“選ばれし女”の運命だった──」

イタリアの片田舎で繰り広げられる、呪いと殺戮の無限ループ。雰囲気がB級すぎて逆にハマる。

ループものとしてはベタ。でも毎回死に様が違ってて飽きないし、だんだん謎が解ける感もある。

ツッコミどころ満載。でも、Z級好きなら刺さるはず。

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THE LOOP ザ・ループ～永遠の夏休み～

公開年	制作国	上映時間
2012年	アメリカ	91分

映画紹介：
“永遠の夏休み”と呼ばれる浜辺の別荘。その中に閉じ込められた若者たちは、時間も季節も関係なく同じ日を延々と繰り返す──。『THE LOOP ザ・ループ～永遠の夏休み～』は、美しいリゾート地の白昼夢とループ地獄を融合した、幻想的かつ不穏なタイムループ・スリラーです。

大学生のグループ4人が夏休みを楽しむために訪れた別荘。しかし、楽しいはずの日々が、目覚めるたびに同じ朝に戻り、微妙な違和感だけが積み重なっていく。同じ景色、同じ会話、同じ行動──だが、消えたはずの人影や鳴り止まない波音が徐々に狂気をはらみ始める。

映像は明るく、波の音や鳥のさえずりがただ心地いい…その裏で繰り返される不可解な出来事が、“現実の亀裂”を示す演出へと繋がっていく構成が秀逸。本作の魅力は、派手なジャンプスケアではなく、じわじわと染み込む不穏感です。

クライマックスで明かされる“真実”は、B級っぽい設定ながらなかなかの衝撃度。同じ日を続けるリゾート地の裏に潜む秘密を知ったとき、観る側もまたそのループから目が離せなくなります。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・幻想スリラー
一言ポイント：「永遠に続く夏の朝…そこに潜む恐怖に、気づいてしまったら終わり」

映像は美しいのに、ループするたびに不安が積み重なるのがゾクッとする。

何気ない仕草や音が怪しく思えてくる。リゾート地ホラーとして秀逸。

真実が明かされたとき、「そういうことか！」って鳥肌立った。

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ファイナル・ガールズ惨劇のシナリオ

公開年	制作国	上映時間
2015年	アメリカ	88分

映画紹介：
『ファイナル・ガールズ惨劇のシナリオ』は、1980年代スラッシャーホラー映画の中に“本当に入り込んでしまう”という、メタかつ感動的なタイムループ系ホラー。ジャンル愛にあふれながらも、しっかり泣かせにくる異色作です。

主人公マックスは、ホラー女優だった亡き母の代表作『キャンプ・ブラッドバス』の追悼上映会に参加。ところが、映画館で起きた火災から逃げる途中、彼女たちはなぜかその映画の世界に入り込んでしまう。そこは斧を振り回す殺人鬼が支配する、まさに“スラッシャーホラーの王道世界”だった。

襲われれば死ぬ、決まり文句を言えばフラグが立つ。映画の法則がすべて現実になる中で、マックスは“ホラーで最後まで生き残る”存在＝ファイナル・ガールになるしかない。だがそこには、スクリーンの中で再会した母との“別れ直し”が待っていた。

単なるホラーオマージュにとどまらず、母と娘の絆を軸にしたドラマ性が観る者の心を打つ。笑って泣けてドキドキできる、唯一無二の“感動ホラー×タイムループ”です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・メタホラー
一言ポイント：「ホラー映画の中で、母と娘が本当の“別れ”をする物語」

最初はギャグかと思ったけど、後半ガチで泣けた…母娘モノとしても傑作。

80年代ホラーの“あるある”ネタが最高。殺人鬼も安定の斧スタイル！

ホラー映画で泣けるなんて思ってなかった…。余韻がすごい。

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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

公開年	制作国	上映時間
2017年2月3日	アメリカ	127分

映画紹介：
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は、“時間のループ”という設定をファンタジックに昇華させた、ティム・バートン監督によるダーク・ファンタジーホラー。異能を持つ子どもたちが同じ一日を繰り返しながら生きるという、幻想的で少し切ない物語が展開されます。

祖父の話をきっかけに、フロリダからウェールズの孤島へとやってきた少年ジェイク。そこで彼は“奇妙なこどもたち”を保護するミス・ペレグリンと出会い、1943年の1日を永遠に繰り返す世界＝タイムループの中で暮らす子どもたちの秘密に触れていきます。

時間を巻き戻して繰り返すことで、生き延びるしかなかったこどもたち。だがその平和な時間を壊すのは、人間の魂を喰らう“ホロガスト”と呼ばれる怪物たち。彼らとの戦いを通して、ジェイクは自分の運命と向き合っていくことになります。

ティム・バートンらしい美しい映像世界の中に、時間ループという設定が切なくもホラー的に活きてくる。まさに“大人のための童話ホラー”です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・ファンタジーホラー
一言ポイント：「時間を繰り返す“奇妙なこどもたち”が住む、幻想と恐怖の世界」

ファンタジーっぽいけどしっかりホラー要素もあって見応えある！

ホロガストが不気味すぎる…あれトラウマになるわ。

ティム・バートン節炸裂！世界観が最高すぎてずっと観てたい。

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ブラッド・パンチタイムループの呪い

公開年	制作国	上映時間
2014年	アメリカ	104分

映画紹介：
麻薬精製に手を染めた青年が、狩猟小屋で迎えるのは“同じ日を繰り返す”終わらない地獄。『ブラッド・パンチ』は、タイムループ×サイコサスペンスという異色の組み合わせで展開する、暴力と裏切りに満ちた異常な一作です。

主人公ミルトンは、麻薬更生施設で出会ったスカイラーに唆され、山奥の小屋で再びメスを精製することに。しかしそこには彼女の恋人ラッセルも待ち受けており、危険な三角関係がループの引き金となっていきます。繰り返される「火曜日」、死体を埋めてもまた朝には戻る──。

3人だけの閉鎖空間での裏切り・殺し合い・誘惑の応酬は、次第に常軌を逸し、観る者の倫理観すら試してきます。愛か裏切りか、信じた者がループを抜けられるとは限らない。スリリングでブラックユーモアも効いた秀作。

タイムループ系の中でも、バイオレンスとセクシャルな要素が濃く、まさに“人間の欲”がむき出しになるタイプの作品。派手さはなくても、とにかくクセになる異常な世界を堪能できます。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：タイムループ・バイオレンスサスペンス
一言ポイント：「ループから抜ける条件は、“最後の1人”であること──」

目覚めるたびに火曜日、しかも毎回殺されるって悪夢すぎる。

スカイラーが小悪魔すぎて最高。絶対信用しちゃダメなやつ。

ラッセルの狂いっぷりがクセになる。地味にコメディホラーっぽさもある。

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A GHOST STORY

公開年	制作国	上映時間
2018年11月17日	アメリカ	92分

映画紹介：
死者の目線で“時の流れ”を見つめる、異色の時間系ゴーストホラー。『A GHOST STORY』は、ベッドシーツを被ったゴーストというシュールなビジュアルに反し、深い喪失と永遠を描いた静謐な物語です。

ある日突然事故で命を落とした男。彼は幽霊として家に戻るものの、そこには変わりゆく日常と、自分を忘れていく妻の姿がありました。時が流れる中で幽霊はさまざまな時代を見届け、存在の意味と時間の永劫性を見つめていく──そんな哲学的とも言える構成です。

怖さやスリルは控えめ。しかし、“忘れられること”そのものが静かな恐怖として迫ってきます。ほぼ無音の時間、ゆっくりと進むカメラワーク、極端に長いワンカット……全てが観る者の思考と感情を揺さぶる演出。

ループや時間移動をホラー的スリルではなく“魂の視点”で描くという意味で、時間タイムループ系の中でも特異な1本。悲しみや喪失と向き合う、極めて静かな恐怖体験です。

怖さ：
グロ度：
ジャンル：ゴースト・時間・哲学ホラー
一言ポイント：「死んだあとも、時間は止まらない──忘れられることの孤独が、最も怖い」

幽霊になった“そのあと”をここまで長く見せる映画、他にない。

ホラーだけど感情に刺さる。観終わってから余韻がすごい…

ベッドシーツのゴーストがジワジワ怖いし、なにより切ない。

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