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日本の復讐映画おすすめ13選|怒りと悲しみが生む衝撃のドラマ

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怪異でも怪物でもない、もっと生々しく人間の心をえぐる“恐怖”がある──。

それが「復讐映画」です。

愛する人を奪われた者の絶望、耐えがたい理不尽に押しつぶされた者の怒り──。
人はその感情に突き動かされ、法も理性も超えて、復讐という名の暗黒へ足を踏み入れます。

今回は2005年以降の邦画を中心に、さまざまな時代とテーマから「復讐」を描いた日本映画13本を厳選。
いじめが生んだ惨劇から、社会派サスペンス、そして血と因果に彩られた時代劇まで、怒りと悲しみが渦巻く物語をまとめました。

復讐は、救いか、それともさらなる地獄か──。

こんな人におすすめの記事です

・いじめや裏切りから生まれる壮絶な復讐劇を観たい人

・サイコやホラーだけでなく、社会派サスペンスとしての“人間の怖さ”を体験したい人

・定番から新作まで、日本ならではの復讐映画をまとめて知りたい人

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目次

日本の復讐映画おすすめ13選|作品一覧(ジャンプリンク)

薄暗い廊下の奥に立つ謎の人物と影
タイトルジャンル怖さ
隣人13号サイコ・スリラー
さまよう刃社会派・復讐ドラマ
告白サイコ・サスペンス
×ゲームデスゲーム・サスペンス
13人の刺客時代劇・アクション
藁の楯社会派・サスペンス
グラスホッパークライム・殺し屋
22年目の告白 ―私が殺人犯です―ミステリー・サスペンス
ミスミソウスプラッター・復讐
許された子どもたち社会派・いじめ
うまれる短編・いじめ復讐
蛇の道サスペンス・ドラマ
Demon City 鬼ゴロシクライム・リベンジ

隣人13号

公開年制作国上映時間
2005年日本115分

映画紹介:
心の闇は、静かに、しかし確実に形を持つ──。『隣人13号』は、過去のいじめが刻んだ傷が“もう一人の自分”として具現化し、復讐へ突き進むサイコ・スリラー。日常の陰で膨張する憎悪と解離の感覚を、容赦ない暴力と不穏な映像で描き切る一本です。

建設現場で働く青年の前に、かつて自分を地獄へ追いやった加害者が現れる。押しつぶしてきた記憶がよみがえるたび、彼の中の“13号”が囁き、現実と妄想の境界は崩れていく──。「許さない」という純度の高い感情が、どこまで人を変えてしまうのかを見せつけます。

派手な仕掛けよりも、視線・間・音で観客を締め上げる演出が秀逸。狭い通路、薄暗い室内、雨に濡れた路地…閉塞した空間設計が被害者の心理と呼応し、刃物が入る瞬間の「ため」さえ恐怖に変える。復讐のカタルシスより、取り返しのつかなさが胸に残るタイプの作品です。

“人は過去から逃げられるのか?”という問いに、映画は残酷な答えを返す。痛みを知る人ほど刺さる、国産サイコの重要作。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・スリラー/復讐
  • 一言ポイント:「解離する自我と肥大する怨念──静かな悪夢が牙をむく」

暴力の“音”がキツい…画面外の想像で胃が冷えるタイプの怖さ。

復讐に踏み込む瞬間の沈黙がうますぎる。呼吸を忘れた。

スカッとしない結末が逆によかった。復讐の“後”を考えさせられる。

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さまよう刃

公開年制作国上映時間
2009年(2021年リメイク版あり)日本112分

映画紹介:
法は本当に弱者を守ってくれるのか──。『さまよう刃』は、東野圭吾の同名小説を映画化した衝撃作。娘を殺された父親が、自らの手で加害者に裁きを下そうとする姿を描き、正義と復讐の境界線を問いかけます。

警察が未成年という理由で加害者を守ろうとする一方、被害者遺族は何も救われない。父が追い込まれた末に下す決断は、観る者に「自分ならどうするか」と問いを突きつけます。暴力のシーンよりも、社会制度の不条理が生む“重苦しさ”が心に残る作品です。

リメイク版(2021)では時代背景を現代に置き換え、SNSやメディアの影響力を強調。被害者と加害者、そして傍観する社会の視線まで描き込み、よりリアルな問題提起へと進化しました。

復讐映画でありながら、カタルシスよりも「怒りと無力感のはざま」を強烈に味わわせる一本。観た後、しばらく思考を引きずられるタイプの作品です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:社会派サスペンス・復讐
  • 一言ポイント:「正義は誰のものか? 父親の怒りが突きつける現実」

泣けた。復讐なのに“親の愛”の物語に見えてしまった。

「未成年だから守られる」って理屈、現実にあるから余計腹が立つ。

カタルシスはない。でもこういう苦い余韻が邦画らしくて刺さる。

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さまよう刃 [DVD]

告白

公開年制作国上映時間
2010年日本106分

映画紹介:
「私の娘を殺したのは、このクラスの中にいる」──。衝撃のモノローグから始まる『告白』は、復讐映画の枠を超えた社会派サスペンスの金字塔。中島哲也監督が描き出すのは、教師と生徒、加害者と被害者、そして社会全体に潜む冷酷さです。

主人公の教師・森口(松たか子)は、自分の娘を死に追いやった生徒たちに向けて授業で語り始める。その言葉は告白であり、同時に宣告でもあった──。静かに、しかし確実に生徒たちの心を追い詰めていく復讐の手並みに観客は息をのむでしょう。

特徴的なのは、感情的な怒号や直接的な暴力ではなく、冷徹な計算と心理戦による報復。さらに映像美と音楽の融合が、物語を“恐ろしくも美しい”体験へと変えています。復讐映画でありながら芸術作品としての完成度も高い一本です。

観終えた後に残るのは、スカッとする快感ではなく、人間の闇を直視させられた重苦しい余韻。復讐の物語がここまで社会的テーマと結びついた例は稀です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・サスペンス/社会派
  • 一言ポイント:「冷徹な声で告げられる“告白”は、同時に復讐の宣告」

冒頭の授業シーンから完全に引き込まれた。静かすぎて逆に怖い。

復讐なのに血も暴力も少ない。でも心がざわついて眠れなくなるタイプ。

松たか子の冷徹な語り口が泣けるほど切ない…。名演です。

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告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

×ゲーム

公開年制作国上映時間
2010年日本119分

映画紹介:
「いじめはゲームだったのか、それとも地獄の入口だったのか」──。『×ゲーム』は、学生時代に受けた凄惨ないじめを題材にした復讐サスペンス。過去に心をえぐられた者がどのように復讐を遂げるのかを、デスゲームの構造に落とし込み、観客に突きつける異色作です。

主人公は、かつて壮絶ないじめに苦しめられた経験を持つ青年。彼を中心に同窓会を装ってかつての加害者たちが集められ、次々とゲームに参加させられていく。その内容は、当時のいじめを模倣した“罰”であり、観客は「これは復讐か、ただの拷問か」と葛藤することになるでしょう。

描写は直接的で、視覚的なショックも強め。特にゲームの進行に伴い加害者たちが追い詰められていく様子は、スプラッター的な恐怖と社会的テーマが同居しています。単なる娯楽にとどまらず、「いじめの罪はどこまで許されるのか」を問う作品でもあります。

復讐映画としてのカタルシスはありつつ、後味は決して爽快ではありません。むしろ「仕返しは本当に救いなのか」という疑問が胸に残る一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:デスゲーム・復讐サスペンス
  • 一言ポイント:「いじめを模倣した罰ゲーム──復讐は正義か狂気か」

いじめ描写がエグすぎて直視できなかった…復讐したくなる気持ちは分かる。

ゲームが進むほど胸がざわつく。これが邦画の陰惨さってやつか。

復讐映画を観てスカッとしないのは珍しい。でもリアルに近いのかも。

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×ゲーム [DVD]

13人の刺客

公開年制作国上映時間
2010年日本141分

映画紹介:
「悪を討つ」という行為が、時にもっとも純粋な復讐になる──。三池崇史監督の『13人の刺客』は、1963年版のリメイクにして、壮絶な時代劇アクションの傑作。残虐非道な大名を討ち果たすため、13人の侍が命を賭ける物語です。

大名・松平斉韶の悪行は常軌を逸していた。彼の暴政を止めるべく、幕府の密命を受けた島田新左衛門が仲間を集め、死を覚悟した戦いに挑む。「一命を賭して悪を討つ」その姿は、単なる勧善懲悪ではなく、血と矜持に裏打ちされた復讐劇そのものです。

クライマックスの大乱戦は圧巻。狭い村落を舞台にした立ち回りは2時間以上に及び、観客を戦場に引きずり込みます。刀の重み、土埃、血しぶき──三池監督らしい泥臭いリアリズムが光り、従来の時代劇にはない凄惨さが復讐の重さを倍加させます。

「悪を許さない」というシンプルな動機が、ここまで胸を熱くさせるのは希少。復讐映画の枠を超えて、時代劇としても映画史に残る一作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:時代劇・アクション・復讐
  • 一言ポイント:「死を覚悟した侍たちの矜持が生む、壮絶な復讐活劇」

三池監督らしい血と泥。これぞ復讐時代劇の完成形。

乱戦シーンが長いのに全く飽きない。息が詰まる迫力。

ラストは泣けた…。悪を討つ姿がこんなに胸を打つとは。

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藁の楯 わらのたて

公開年制作国上映時間
2013年日本124分

映画紹介:
「この男を殺せ。首に10億円の懸賞金をかける」──。三池崇史監督による『藁の楯 わらのたて』は、被害者遺族の復讐心が日本全土を巻き込む社会派サスペンス。善悪の境界を揺るがす問題作です。

孫娘を惨殺された大富豪が、犯人である清丸の首に巨額の懸賞金をかける。国中が「殺したい」と願う中、警察は逆に彼を守るという矛盾した任務を負うことに。正義と復讐の衝突が、護送の旅を極限状態へと追い込みます。

清丸を演じる藤原竜也の“憎まれ力”は圧倒的。観客さえ「この男を殺したい」と思ってしまうほどの嫌悪感を醸し出します。その一方で、護衛するSPたちの苦悩や信念も描かれ、復讐が正義を飲み込んでいく恐怖を鮮烈に浮かび上がらせます。

「法か、感情か」。単純に答えを出せないジレンマこそが、この映画の本当の怖さ。復讐の連鎖を国家規模で映した、邦画ならではのスケール感を持つ一作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:社会派サスペンス/アクション
  • 一言ポイント:「復讐心が国家を揺るがす──護る正義か、裁く感情か」

藤原竜也の嫌悪感MAXの演技、これぞ憎まれ役の真骨頂。

「守らなきゃいけない相手」が最低最悪…この構造が面白すぎる。

正義か復讐か、自分ならどうするかずっと考えさせられた。

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藁の楯 わらのたて [DVD]

グラスホッパー

公開年制作国上映時間
2015年日本119分

映画紹介:
愛する人を奪われたとき、人はどこまで闇に染まるのか──。『グラスホッパー』は伊坂幸太郎の小説を実写化した復讐クライムサスペンス。表の社会から裏の社会へ足を踏み入れた男が、殺し屋たちの世界に翻弄されながら復讐の真実に近づいていく物語です。

婚約者を交通事故で失った主人公・鈴木(生田斗真)。その事故の背後に犯罪組織の影を感じ、真相を追ううちに「押し屋」「鯨」といった異様な殺し屋たちと遭遇する。彼らとの駆け引きの中で、復讐の正義がいかに脆く危ういかが浮かび上がってきます。

復讐に燃える主人公の視点だけでなく、殺し屋それぞれの哲学や背景が描かれるのも見どころ。命を奪う者の“矜持”や“迷い”が重層的に絡み合い、単純な勧善懲悪では終わらない深みを与えています。

復讐譚としての切実さと、犯罪エンタメとしてのスリルが同居した一本。「人を殺す」という行為の裏にあるリアルな重みを、観客に突きつける力があります。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:クライム・サスペンス/復讐
  • 一言ポイント:「殺し屋たちの狂気と哲学に呑み込まれる復讐劇」

押し屋のシーン、シンプルなのに怖すぎる…。あれはトラウマ級。

生田斗真の“普通の人”感がリアル。観てて胃が痛くなった。

ただの復讐劇じゃなく、殺し屋たちの人生観も刺さる。不思議な余韻。

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22年目の告白 ―私が殺人犯です―

公開年制作国上映時間
2017年日本117分

映画紹介:
「私が、あの連続殺人犯です」──。衝撃の宣言から始まる『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』は、未解決事件と時効を題材にしたサスペンス大作。被害者遺族の怒り、世論の狂騒、そして真実を握る者の狡猾さが渦巻く復讐ドラマです。

22年前、世間を震撼させた連続殺人事件。その犯人を名乗る男(藤原竜也)が突如としてメディアの前に現れ、「自分が犯人だ」と告白本を出版。マスコミは熱狂し、遺族は憤怒し、警察は混乱に陥る。「なぜ今になって名乗り出たのか」を追う中で、物語は驚愕の方向へと転がっていきます。

緻密な脚本とスピーディな展開が光り、観客は次々と裏切られる。さらに俳優陣の熱演が、復讐というテーマにリアリティを与えます。特に遺族側の感情の爆発は胸をえぐり、「復讐は誰のものなのか」という問いを突きつけてきます。

どんでん返しの連続に加え、ラストに待つのは衝撃の真実。復讐と正義、真実と欺瞞の境界を見失わせる、邦画サスペンスの快作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サスペンス・復讐・ミステリー
  • 一言ポイント:「“告白”は真実か罠か──22年の時を経た復讐劇」

時効を迎えた犯人が名乗り出る…設定からして震えた。

遺族の怒りがリアルすぎて胸が痛い。感情移入して観るのがつらい。

最後のどんでん返しで鳥肌…。ただの復讐映画じゃなかった。

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22年目の告白 [レンタル落ち]

ミスミソウ

公開年制作国上映時間
2018年日本114分

映画紹介:
「復讐」という言葉の冷たさを、これほど痛烈に体感させる邦画は他にない──。押切蓮介の同名漫画を原作にした『ミスミソウ』は、いじめと家族喪失が生んだ壮絶な復讐劇。血と雪に染まる惨劇の中で、人間の闇と脆さがむき出しになります。

主人公・春花(山田杏奈)は転校先で激しいいじめに遭い、やがてその矛先は家族へと向けられる。すべてを失った彼女が選んだのは、加害者たち一人ひとりへの報復でした。怒りと悲しみが冷気のように伝わる描写は、観る者の心をえぐります。

血の赤と雪の白。そのコントラストが美しくも残酷で、残虐な場面でさえ映像詩のような美しさを漂わせます。しかしその裏にあるのは、「人間はいじめという暴力にどこまで残酷になれるのか」という痛烈な問いです。

エンタメ的なカタルシスよりも、心にしこりを残すタイプの復讐映画。観終わったあと、怒りよりも虚無感が支配する“問題作”といえるでしょう。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:スプラッター・復讐ドラマ
  • 一言ポイント:「雪の白と血の赤──いじめが生んだ極限の復讐劇」

グロさに耐えられなかった…でも最後まで目が離せない。

映像が冷たくて綺麗すぎる。血の赤が雪に映えるのが逆に怖い。

いじめ描写が容赦なくて胸糞。でもテーマとしては外せない。

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ミスミソウ [DVD]

許された子どもたち

公開年制作国上映時間
2020年日本131分

映画紹介:
「いじめは遊びだった」──加害者の無邪気な言葉が、遺族の心をさらにえぐる。『許された子どもたち』は、実際の事件をベースに製作された衝撃の社会派映画であり、復讐よりも“赦しの不可能性”を突きつける問題作です。

中学生の少年が同級生を死に追いやったにもかかわらず、「子どもだから」と大人たちは事態を矮小化し、加害者を守ろうとする。被害者の家族は孤立し、やり場のない怒りと悲しみの中で壊れていく。「赦すことはできるのか」「復讐しか残されていないのか」という問いが観る者の胸に突き刺さります。

役者陣のリアルな演技は、ドキュメンタリーのような生々しさを持ち、観る者を不快にさせるほどのリアリティを帯びています。その不快感こそが、社会の現実を突きつける強烈なメッセージとなっています。

華やかな演出やスカッとするカタルシスは一切なし。「いじめが奪った命の重さ」と「社会が生んだ理不尽」を、正面から直視させる作品です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:社会派ドラマ/復讐・赦し
  • 一言ポイント:「復讐よりも重い、“赦せない”という現実を描いた衝撃作」

現実すぎて直視できなかった…復讐よりも救いのなさが辛い。

「子どもだから仕方ない」なんて言葉が本当に恐ろしい。

怒りというより涙が出た。赦せない気持ちを抱えたまま生きる重さ。

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公開年制作国上映時間
2021年日本25分(短編)

映画紹介:
『うまれる』は、田中聡監督による短編復讐ドラマ。小学生の娘をいじめによって亡くした母親が、真相を追い求める中で次第に復讐心に囚われていく姿を描いた作品です。家族を失う痛みと、母親の絶望的な感情が凝縮された濃密な25分となっています。

学校も社会も加害者を庇い、真実は闇に葬られようとする。母親は孤立無援の中で「自分にできることは何か」と考え、やがて復讐という選択肢に辿り着く。その心の揺れ動きこそが本作の最大の恐怖であり、観客は彼女の心に寄り添わざるを得ません。

短編ながら映像演出は緊張感に満ち、光と影を巧みに使った画作りが復讐の冷徹さを強調しています。また主演女優の鬼気迫る演技が、母の怒りと悲しみをリアルに体現しており、観終えたあとに強烈な余韻を残します。

邦画復讐映画の最新系として、短編ながら映画祭で高い評価を得た本作。復讐の感情は誰にでも芽生えるものであることを突きつけてきます。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:短編ドラマ/いじめ・復讐
  • 一言ポイント:「25分に凝縮された母親の絶望と復讐心」

母親役の演技があまりにリアルで胸が締めつけられた。

25分なのにフル映画以上の重さがある。短編だからこそ濃い。

観終わったあとに心がざわついて眠れなかった。復讐の感情がリアル。

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蛇の道

公開年制作国上映時間
2024年日本・フランス合作112分

映画紹介:
黒沢清監督が1998年版をセルフリメイクした『蛇の道』は、愛娘を殺された父親の復讐を描く冷徹なサスペンス。国際共同製作として生まれ変わった本作は、怒りと悲しみが理性を超えていく過程を、静かで張り詰めた緊張感の中に描き込みます。

精神科医の牧野(柴咲コウ)は、ある日フランス人男性から協力を求められる。彼は幼い娘を殺された父親であり、犯人への復讐を誓っていた。復讐の道を共に歩む二人が辿り着くのは、想像を超えた闇と因果の連鎖です。

オリジナル版の残酷さに加え、現代的なテーマ性が強調され、国境を越えた普遍的な問いかけへと昇華。「復讐は救いになるのか、それともさらなる奈落か」というテーマが、観客の胸をえぐります。

黒沢清らしい淡々とした演出と冷たい映像美が、逆に恐怖を際立たせる。心の奥深くにじわりと侵食する復讐サスペンスです。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サスペンス・復讐ドラマ
  • 一言ポイント:「国境を越えて描かれる、復讐の普遍性と残酷さ」

冷たい映像の中で人間の怒りだけが燃えている感じ…ゾクッとした。

復讐の連鎖をここまで淡々と描くのが逆に怖い。黒沢清らしい。

オリジナル版を知ってても新鮮だった。国際合作でさらに重厚。

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Demon City 鬼ゴロシ

Demon City 鬼ゴロシ
公開年制作国上映時間
2025年日本107分

映画紹介:
Netflixオリジナルとして登場した『Demon City 鬼ゴロシ』は、半身不随になった元殺し屋が12年越しに復讐を果たそうと立ち上がる、ダークでスタイリッシュな復讐アクション。邦画に久々に現れたハードボイルドなリベンジムービーです。

伝説の殺し屋と恐れられた男が、ある事件で身体を壊され、車椅子生活を余儀なくされる。だが心の炎は消えておらず、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。12年の歳月を経て彼が再び動き出すとき、裏社会は震撼し、血と因果の物語が幕を開けます。

銃撃戦や肉弾戦の迫力もさることながら、本作の魅力は「身体的ハンディキャップを背負いながら復讐に挑む」という設定にあります。諦めと怒り、弱さと強さ、そのすべてを背負った主人公の姿は、単なるアクション以上の感動を呼び起こします。

ダークに彩られたビジュアル、緊張感あるサウンドデザインが相まって、復讐のカタルシスと人間ドラマを両立。2025年を代表する邦画リベンジ映画として要注目です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:クライム・復讐アクション
  • 一言ポイント:「車椅子の元殺し屋が挑む、12年越しの復讐」

リハビリと執念の積み重ねが怖いくらいリアル。鳥肌立った。

復讐アクションとしての迫力が桁違い。和製『ジョン・ウィック』って感じ。

復讐の爽快感よりも、彼の孤独と痛みに泣けた。渋い一本。

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記事のまとめタイトルと可愛い幽霊のイラスト

誰もが心のどこかに抱える感情──それが「怒り」と「悲しみ」です。

大切なものを奪われ、理不尽に踏みにじられたとき、人は復讐を選ぶことがある。だからこそ復讐映画は、人間の根源的な感情をむき出しにし、観る者の心を強烈に揺さぶるのです。そこに描かれるのは、単なる暴力ではなく、人間そのものの弱さと強さなのです。

もしあなたが「人間ドラマの深みに触れたい」「心をえぐられる衝撃を味わいたい」と思うなら、復讐映画は必ず応えてくれるでしょう。恐ろしくて、切なくて、でもどこか共感してしまう──そんな13本の復讐譚を、ぜひ自分の胸に刻み込んでみてください。

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