「邦画ホラー」といえば『リング』『呪怨』を思い浮かべる人が多いですが、本当に怖い作品はそれだけじゃありません。
実は、あまり知られていないけれど“ガチで怖い”邦画ホラーが数多く存在します。地味だけどジワジワくる恐怖、観終わった後も脳裏に残る後味の悪さ…。そうした隠れた傑作は、ホラー好きにこそ観てほしいものばかり。
この記事では、そんな“通好みの邦画ホラー”を10本厳選してご紹介します。どれも『リング』『呪怨』の影に埋もれがちですが、独自の怖さや不気味さを持った名作揃いです。
「もっと怖い邦画が観たい」「あまり知られていないホラーを発掘したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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知られざる傑作・邦画ホラー10選

※各作品のタイトルをクリックすると作品の詳細ページに移動できます。
映画タイトル | ジャンル | 怖さレベル |
---|---|---|
ノロイ | モキュメンタリー・怪異 | |
カルト | 心霊・カルト宗教 | |
回路 | ネット・哲学ホラー | |
CURE | 心理・催眠・洗脳 | |
冷たい熱帯魚 | 猟奇・実話ベース | |
口裂け女 | 都市伝説・怪異 | |
こっくりさん 劇場版 | 定番オカルト | |
鬼畜大宴会 | 不条理・カルト | |
感染 | 病院・ウイルス・怪異 | |
渇き。 | トラウマ・胸糞系 |
ノロイ
映画紹介:
「ただの映画」では済まされない──そんな異様な空気をまとう伝説的ホラーがこの『ノロイ』です。
ある超常現象研究家が記録した映像を再構成した“フェイクドキュメンタリー”という形式をとりながら、そのリアリティはもはや本物。取材VTR、インタビュー、監視カメラ映像…複数の視点が少しずつ“何か”を浮かび上がらせていく展開に、あなたは気づけば逃げ場のない不安の中に取り残されるはずです。
物語が進むごとに忍び寄る不穏な気配、意味のわからない現象、得体の知れない“声”。それらが積み重なることで生まれる恐怖は、ジャンプスケアのような一過性の驚きではなく、じわじわと神経を侵してくる“静かな恐怖”。まさにJホラーの進化形といえる傑作です。
特にラスト10分の「画面に映っているもの」と「聞こえてくる音」は、観終わった後も記憶にこびりついて離れません。あなたの中の“ホラー映画の常識”を更新してくれる一本です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:モキュメンタリー・怪異
- 一言ポイント:“これは本当に起きたのかも…”と錯覚するリアル系ホラーの極致
テレビ番組を観てる気分だったのに、気づいたら画面の中に引きずり込まれてた…。怖すぎて夜トイレ行けない。
「ドキュメンタリー風のホラー」ってここまで完成度高いのか…って震えた。演出がガチすぎ。
途中の“ある人物”の登場で一気に世界が変わる。後半の展開は本当にトラウマレベル。
カルト
映画紹介:
ただ怖いだけじゃない。“笑えるのに、笑っていられない”。そんな強烈な異物感をまとった異色ホラーが『カルト』です。
テレビの心霊番組の収録現場という設定で始まるこの物語は、芸能人3人と霊能者チームがとある家を訪れるところからスタート。一見ありがちな展開に見えますが、物語が進むにつれて、そこにある“何か”の輪郭が狂気を伴って浮かび上がってきます。
ホラーの定番を逆手に取ったような奇妙な演出と、「なぜか笑ってしまう」シュールなやりとり。その裏に潜む得体の知れない恐怖が、じわじわと観る者の精神を侵食していきます。後半は一転して、“何を信じればいいのかわからない”極限の混沌へと突入。
監督は『ノロイ』と同じく白石晃士。フェイクドキュメンタリーの天才が仕掛けた、型破りで中毒性の高いJホラーです。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心霊・カルト宗教・ドキュメンタリー風
- 一言ポイント:笑えるのに怖い。怖いのに笑える。ホラーの常識を裏切る異色作
最初はバラエティ感覚で観てたのに、後半から空気が一変。あれ、今自分は何を観てるんだ…?
霊能者チームの演技がリアルすぎて、逆に怖い。こんな人たち、実在してそう。
最後のシーン、マジで理解不能。でも妙に納得させられる不気味さがある。

回路
映画紹介:
インターネット黎明期の2001年に公開された本作『回路』は、「ネットの向こう側に死がある」という異様なコンセプトを、静かに、しかし確実に観る者の精神をむしばむ形で描き切ったJホラーの異端作です。
若者たちが遭遇するのは、明確な幽霊や怪物ではありません。画面に映る“見てはいけない何か”、ドアの向こうにいる“気配”──そして、説明のつかない絶望。その正体を観客に想像させることで、本能的な不安を刺激する恐怖が生まれています。
赤いテープが貼られた部屋、機械越しにだけ感じる異変、そして“孤独”が人々を侵食していく世界観。現代社会が抱える闇を、ホラーというフィルターを通して映し出した本作は、まさに「哲学的ホラー」と呼ぶにふさわしい。
「怖いけど理由がわからない」「説明されないからこそ怖い」──そんな不安を味わいたい人にこそ刺さる、知る人ぞ知る名作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:ネット怪異・哲学ホラー
- 一言ポイント:「死」がネットを通じて伝染する…そんな世界に生きる恐怖
なんでこんなに怖いのかわからないのが逆に怖い。空気がずっと不穏。
意味はよくわからないけど、妙に納得させられてしまう。この世界観、クセになる。
派手な演出は一切ないけど、最後まで引き込まれる。静かに絶望を積み重ねてくる映画。

CURE
映画紹介:
連続猟奇殺人事件。現場には毎回、意味不明な「X」の痕跡。そして犯人たちは、誰もが犯行の動機を語れない…。
『CURE』は一見、刑事もののミステリーに見えますが、その実体は「人間の心が崩れていく過程」を描いた異質な心理ホラーです。淡々と進む捜査の中で浮かび上がるのは、“人を殺す動機”ではなく、“人を殺してしまう心の隙”そのもの。
登場する男・間宮の不気味な存在感、彼が発する曖昧な言葉、徐々に狂気に侵されていく警察官──この映画にジャンプスケアは存在しません。それでも観ているだけで心がざわつくのは、誰の中にも潜む「壊れうる自分」を突きつけてくるからです。
監督は黒沢清。説明をあえて省く演出で、観た者の“思考”を恐怖そのものに変えてしまう、まさに観終わった後に効いてくる“遅効性のホラー”。静かに、でも確実に心を侵してくる傑作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心理ホラー・洗脳・ミステリー
- 一言ポイント:「自分も、こうなるかもしれない」…そんな“心の怖さ”を突きつけられる
ゾンビとか幽霊とか出てこないのに、なんでこんなに怖いの…。じわじわ効いてくる感じがやばい。
間宮がただ喋ってるだけのシーンなのに、空気が凍る。言葉にできない不気味さがある。
観終わったあと、自分の中に“何かが入ってきた気がする”感覚。精神にくる。

冷たい熱帯魚
映画紹介:
「これは作り話じゃないのか…?」そう疑いたくなるほどに、人間の闇を赤裸々に描いた狂気のホラーが『冷たい熱帯魚』です。
舞台は熱帯魚ショップを営む冴えない男と、その家族。ある日出会った社交的な男に導かれ、少しずつ日常が崩れていく──。そして気づいた時には、誰もが“常識”を失った世界に引きずり込まれている。
この作品の恐ろしさは、幽霊や化け物ではなく“人間”です。しかもその人間像があまりにもリアルで、観る者の倫理感や感情をズタズタにしてきます。中盤以降の展開は想像を超える地獄。血と汗と狂気にまみれながら、目を背けたくなる映像が突きつけられます。
実際に起きた殺人事件をベースにしているだけに、「これが現実にあったことの延長線かもしれない」と思わせるリアリティが圧倒的。観る前に覚悟を決めてほしい一本です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:サイコホラー・実話ベース・猟奇
- 一言ポイント:人間が一番怖い──その事実を突きつけてくるトラウマ級ホラー
「え、ここまでやるの!?」って何度も声出た。ホラーというより狂気ドキュメンタリー。
あまりの異常さに笑っちゃいそうになるけど、目が離せない。人間の怖さってこういうことか。
観終わってもしばらく頭から離れない。まさにトラウマ映画。心して観るべし。

口裂け女
映画紹介:
「私、きれい?」——誰もが知るこのセリフに、あなたはどう答えるだろうか。
『口裂け女』は、1970〜80年代に社会現象を巻き起こした都市伝説を題材にしたホラー映画。ただの再現ではなく、“あの恐怖をいかに本格ホラーとして描ききるか”という挑戦が詰まった一作です。
ある町で噂される「赤いコートの女」の目撃情報。やがて子どもが襲われ、周囲はパニックに。だが物語は単なるスラッシャーではなく、“口裂け女という存在はなぜ生まれたのか”という背景にも踏み込んでいきます。
学校、家庭、地域社会…。子どもたちを取り巻く閉塞的な環境がじわじわと描かれ、「見えない圧力」が恐怖の源となっていく展開は、都市伝説の枠を超えた不気味さを感じさせます。ラストにかけての緊張感も抜群。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:都市伝説ホラー・怪異
- 一言ポイント:“誰でも知ってる話”だからこそ、リアルに感じてしまう恐怖
子どもの頃に聞いた話がこんなに本格的なホラーになるとは…。妙に説得力あって怖かった。
口裂け女の“理由”に触れていく後半が一番ゾッとした。ただの怪物じゃないんだよな。
ラストはちょっと切ない。ホラーなのに、ちょっと考えさせられた。
こっくりさん 劇場版
映画紹介:
「こっくりさん」──それは誰もが一度は遊んだことのある“霊を呼び出す儀式”。その安易な好奇心が、取り返しのつかない事態を招く。
『こっくりさん 劇場版』は、学園を舞台にしたホラー作品。ある日クラスで“こっくりさん”を行った生徒たちの周囲で、次々と異変が起きていく。誰が呼んだのか?なぜ来てしまったのか?そして、どうすれば“帰ってもらえる”のか──。
本作の魅力は、Jホラーらしいじわじわくる演出と、安っぽく見える題材を本気で怖く描いている真面目さにある。B級テイストは否めないけれど、その中にも“見せ方”へのこだわりが随所にあり、特に後半の“静かに忍び寄る恐怖”はクセになる。
ジャンプスケアや血しぶきに頼らないタイプのホラーを探している人におすすめ。懐かしさと怖さが同居する、“あの頃の怪談”を映像化したような作品です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:オカルト・学校ホラー
- 一言ポイント:懐かしい題材を“ちゃんと怖いホラー”に仕上げた意欲作
「こっくりさんとか今さら…」って思って観たけど、意外と怖かった。地味な演出が効いてる。
B級っぽさはあるけど、変にふざけてないのが良い。ちゃんとホラーしてる。
放課後の教室ってこんなに怖かったっけ…。空気の“間”が怖い映画。
鬼畜大宴会
映画紹介:
「こんな映画、観たことない」──多くの観客がそう口を揃える、国産ホラーの異端児がこの『鬼畜大宴会』。
社会からドロップアウトした若者たちが、ある山奥の小屋で共同生活を始める。その暮らしは暴力、セックス、死、汚れた日常に塗れ、やがて現実と幻想の境界が曖昧になっていく──。
この映画の怖さは、幽霊や怪異のような“わかりやすい恐怖”ではない。「日常が歪んでいく感覚」そのものが観る者を侵食するのです。画面には不快で意味不明な出来事が延々と映し出され、それをただ見続けるしかないという観客の“無力感”が、この作品の最大のトラウマ要素と言えるでしょう。
不条理、不潔、不快——三拍子揃っているにもかかわらず、強烈な引力を持っている。それはこの映画が「自分の理性が試されるホラー」だから。観る人を選ぶが、刺さる人には一生忘れられない体験を与えてくれる一本です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:不条理・カルトホラー・サイコ
- 一言ポイント:“理解できない恐怖”があなたの価値観を壊しにくる
正直、意味がわからない。でも、怖い。不快なのに、なぜか目が離せなかった。
精神的にキツい。グロとかじゃなくて、人間の底を覗いた感じ。
この映画を最後まで観られた人とは、ちょっと仲良くなれる気がする(笑)
感染
映画紹介:
人が消え、記録が消え、記憶すらあいまいになる──。『感染』は、そんな“理解を超えた恐怖”がじわじわと広がっていく、病院ホラーの傑作です。
舞台は閉鎖寸前の病院。疲弊したスタッフたちの前に現れたのは、全身が溶けた状態の謎の患者。医療ミスを隠蔽する中で、次々と不可解な出来事が起こり、病院全体が“何か”に侵されていく──。
この映画が恐ろしいのは、怪異の正体が最後まで“曖昧”なまま進行する点。視覚的なインパクトに頼らず、音・間・不自然な沈黙によって作り出される緊張感が圧倒的。不気味な静けさが観る者を追い詰めてきます。
「何が起きているのかわからない」状況こそが一番怖いという、Jホラーの真骨頂を味わえる作品。ラストの展開も含めて、強烈な後味を残します。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:病院ホラー・感染・怪異
- 一言ポイント:正体のわからない“何か”が空間ごと蝕んでいく恐怖
大きな音やびっくり系じゃなくて、ずっと心がザワザワする感じの怖さ。静かなのに怖い。
ラストの展開が衝撃。意味がわからなくて逆に怖いって、こういうことか。
古い病院の音って、こんなに不気味なんだ…。音響演出だけで鳥肌立つ。
渇き。
映画紹介:
ホラーというより“衝撃映像の嵐”。『渇き。』は、行方不明になった娘を探す父親の視点を通して、人間の奥底に潜む狂気と暴力を容赦なく描き出す、トラウマ系スリラーの代表作です。
娘の行方を追ううちに浮かび上がる、学校でのいじめ・薬物・性・殺人…そして、次々と壊れていく人々。誰が嘘をつき、誰が加害者で、誰が犠牲者なのか。正義や倫理が一切通用しない世界で、物語は加速度的に破滅へと向かいます。
映像はスタイリッシュでありながら、内容は地獄。凄惨な描写、後戻りできない人間関係、そして“救いのない結末”。まさに「観たら戻れない」映画です。特に中盤以降のあるキャラクターの豹変ぶりは、心に深く刺さる恐怖を残します。
「ホラー映画は観慣れてるけど、もっと精神にくる作品が観たい」──そんな人にこそおすすめしたい、後味最悪系の傑作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:トラウマ・猟奇・サイコスリラー
- 一言ポイント:人の狂気を覗き込んでしまったときの“目を背けられない絶望”がここにある
エグいとかグロいとか、そういう次元じゃない。観終わったあと心がしんどくなった。
映像はキレイなのに、内容が地獄すぎる。気づいたら笑ってる自分が怖かった。
“救い”を探して観てたけど、最後まで何もなかった。この虚無感がヤバい。

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まとめ

『リング』や『呪怨』だけが邦画ホラーじゃない。むしろ、メジャー作品の陰に隠れて埋もれている“知られざる傑作”こそが、心の奥をゾクッとさせてくることがあります。
今回ご紹介した10本は、派手な宣伝や大作感こそないものの、どれも「観た人の記憶に爪痕を残す」タイプの作品ばかり。じわじわと精神を削ってくるもの、後味が最悪なもの、観たあとに誰かと語り合いたくなるもの…。
「もっとディープな邦画ホラーに触れてみたい」「通っぽい作品を知りたい」と感じているなら、ぜひこの記事を参考に、新たな一本を掘り当ててください。