スクリーンに映るのはヒーローでも怪物でもなく、かつて確かに存在した人々の姿──。
爆撃で焼け野原になった街、特攻に散った若者たち、シベリア抑留の極限、被爆者の声…。スクリーンに映し出されるのは、フィクションの恐怖よりもずっと重く、私たちの国が歩んできた現実の歴史です。
今回は昭和の古典から令和の新作まで、「日本の戦争映画おすすめ41本」を厳選。
反戦を訴える名作、沖縄戦や学徒隊の悲劇を描いた作品、近年の話題作まで、幅広く紹介します。
戦争を知ることは、未来を考えること──。
・日本の戦争映画の名作・傑作を一気にチェックしたい人
・実話や史実をもとにした戦争映画で“現実の重さ”を体感したい人
・反戦メッセージや戦争の悲劇を描いた作品を探している人
日本の戦争映画おすすめ41選|壮絶な歴史と人間ドラマを描いた名作

タイトル | ジャンル | 重さ・衝撃度 |
---|---|---|
ひろしま | 被爆・反戦 | |
きけ、わだつみの声 | 反戦・学生兵 | |
ビルマの竪琴 | 反戦・音楽 | |
野火(1959) | 戦地・極限 | |
血と砂 | 日中戦争 | |
日本のいちばん長い日(1967) | 終戦・政治劇 | |
肉弾 | 反戦・ブラックコメディ | |
雷撃隊出動 | 特攻 | |
沖縄決戦 | 沖縄戦 | |
二百三高地 | 日露戦争 | |
大日本帝国 | 庶民・国家 | |
戦場のメリークリスマス | 捕虜収容所 | |
二・二六(226) | クーデター | |
戦争と青春 | 青春・反戦 | |
火垂るの墓 | アニメ・反戦 | |
あゝひめゆりの塔 | 沖縄・学徒隊 | |
聯合艦隊司令長官 山本五十六 | 指導者・戦略 | |
永遠の0 | 特攻・家族 | |
戦争と一人の女 | 女性・兵士 | |
野火(2014) | 戦地・極限 | |
日本のいちばん長い日(2015) | 終戦・政治劇 | |
この世界の片隅に | アニメ・生活 | |
この世界の(さらにいくつもの)片隅に | アニメ・拡張版 | |
父と暮せば | 被爆・対話劇 | |
トラ・トラ・トラ! | 真珠湾攻撃 | |
太平洋奇跡の作戦 キスカ | 撤退戦 | |
あゝ決戦航空隊 | 航空戦 | |
最後の特攻隊 | 特攻 | |
ローレライ | 潜水艦・SF要素 | |
男たちの大和/YAMATO | 海戦・特攻 | |
硫黄島からの手紙 | 硫黄島戦 | |
出口のない海 | 人間魚雷 | |
俺は、君のためにこそ死ににいく | 特攻・青年兵 | |
明日への遺言 | 裁判・実話 | |
母べえ | 家族・戦時下 | |
真夏のオリオン | 潜水艦戦 | |
キャタピラー | 戦争と身体 | |
島守の塔 | 沖縄戦・知事 | |
太陽の子 | 原爆開発・青春 | |
ラーゲリより愛を込めて | シベリア抑留 | |
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 | 青春・恋愛 |
ひろしま
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1953年 | 日本 | 104分 |
映画紹介:
『ひろしま』は、実際の被爆者たちが出演し、広島で起きた惨劇を映し出した稀有な作品です。原爆投下から数時間後の街を再現した映像は、フィクションの域を超え、まさに“記録映画”と“ドラマ”の狭間にある衝撃を突きつけてきます。
監督は関川秀雄。製作にあたっては被爆体験を持つ市民や学生が多数参加し、その痛みをスクリーンに刻みつけました。倒壊した建物、火傷で叫ぶ人々、川へ逃げ込む群衆──どのシーンも観る者に強烈な現実感を突きつけます。
公開当時、国内外で高く評価されながらも「原爆の悲惨さを直視しすぎる」として一部では上映が制限されました。しかし70年経った今なお、“原爆映画の原点”として研究・鑑賞され続けています。
この作品を観ることは、単なる映画体験ではなく、歴史を目撃する行為に等しい。観終えたあと心に残るのは、恐怖や絶望だけではなく「忘れてはならない」という静かな誓いです。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:被爆・反戦
- 一言ポイント:「実際の被爆者が出演した、原爆映画の原点」

あまりにリアルすぎて途中で涙が止まらなかった。歴史を直視させられる。

被爆者本人が演じていると知った瞬間、言葉を失った…映像の重みが違う。

怖いのに、どこか祈りのような静けさがある映画。観てよかった。
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独立プロ名画特選 ひろしま [DVD]



きけ、わだつみの声
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1950年 | 日本 | 129分 |
映画紹介:
『きけ、わだつみの声』は、戦没学生の手記をもとに作られた反戦映画の古典です。公開は1950年、敗戦からわずか5年。まだ戦争の傷跡が生々しい時代に「若者たちの声を伝える」ことを目的に製作されました。
戦争末期、学徒出陣として戦場に送り出される学生たち。彼らは青春を奪われ、恋も夢も叶えられないまま死地へと向かいます。本作はその姿をドラマとして描きつつ、背景にある若者たちの純粋な思いや絶望を丁寧にすくい上げました。
作品の根底にあるのは「なぜ彼らは死なねばならなかったのか」という問いです。派手な戦闘シーンはなくとも、残された手記や言葉の力が観る者の心を揺さぶります。まさに“言葉で戦争を証言する映画”と言えるでしょう。
後年、何度もリメイク・再映画化されたのも納得の内容。戦争が奪ったのは命だけではなく、若者の未来そのものであったことを思い知らされます。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:反戦・学生兵
- 一言ポイント:「学徒兵たちの手記をもとにした、反戦映画の古典」

学生の声が胸に突き刺さる…セリフじゃなく“叫び”に聞こえる。

戦闘シーンが少ないのに、ここまで重い映画は珍しい。静かな衝撃。

戦争の“悲惨さ”じゃなく、“奪われた青春”を描いたのが余計に辛い。
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きけ、わだつみの声 [DVD]
ビルマの竪琴
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ビルマの竪琴 [DVD]
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公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1956年/1985年 | 日本 | 116分(1956)/133分(1985) |
映画紹介:
『ビルマの竪琴』は、日本映画史を代表する反戦映画の象徴。市川崑監督が手がけた1956年版と、同監督による1985年のリメイク版、いずれも高く評価されています。音楽と祈りを通じて、戦争の悲劇と人間の尊厳を静かに描き出した作品です。
舞台は第二次世界大戦末期のビルマ。日本軍の水島上等兵は、竪琴を奏でる心優しき兵士でした。敗戦後、仲間と共に帰国を目指す中で、無数の戦死者の遺体を前にし、彼は帰国せずに弔いの道を選ぶことになります。その決断が、映画全体を深い余韻で包みます。
戦争映画にありがちな血や炎のスペクタクルはほとんどありません。しかし、竪琴の音色と僧侶の衣に身を包んだ水島の姿が、観客に圧倒的な静かな衝撃を与えます。「死者を忘れない」というメッセージは、時代を超えて胸に突き刺さります。
日本国内のみならず海外でも高く評価され、1956年版はアカデミー賞外国語映画賞にもノミネート。反戦映画の金字塔として、今なお多くの人に観られ続けています。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:反戦・音楽
- 一言ポイント:「竪琴の音色が響かせる、祈りと鎮魂の反戦映画」

戦争映画なのに、静かで美しい。涙が自然に流れてしまった。

血の描写がないのに、こんなに心に重く響くなんて衝撃的。

水島の決断に胸が張り裂けそう。これぞ反戦映画の原点。

野火(1959)
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1959年 | 日本 | 104分 |
映画紹介:
市川崑監督による『野火』は、戦場の極限状態を冷徹に描き出した戦争映画の傑作です。原作は大岡昇平の同名小説。フィリピン戦線を舞台に、病と飢餓に追い詰められた兵士の姿を通じて、戦争の地獄を赤裸々に表現しています。
主人公の田村は、結核を患い部隊から追い出された兵士。居場所を失った彼は、飢えと孤独の中でさまよい、やがて常軌を逸した行動に追い込まれていきます。「生き延びる」ことすら罪悪感に変わっていく心理描写は圧巻で、観る者に深い戦慄を与えます。
派手な戦闘シーンはなくとも、痩せこけた兵士の姿や腐乱死体の描写が強烈なリアリティを放ちます。映像はモノクロでありながら、その陰影が戦場の荒涼とした空気をより際立たせています。
『野火』は単なる戦争映画ではなく、人間の尊厳と極限状態での倫理を問う哲学的作品。観終えた後に残るのは恐怖や嫌悪ではなく、「二度と戦争を繰り返してはいけない」という深い余韻です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:戦地・極限
- 一言ポイント:「飢えと孤独の中で人間性を失っていく姿を描いた反戦映画の傑作」

戦場でここまで生々しい“飢え”を描いた映画は他にない。観ていて胃が痛くなる。

モノクロの映像なのにリアルさが増している。戦争の残酷さがより強調されていた。

ただの戦争映画じゃない。人間の尊厳について考えさせられて涙が出た。
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野火 [DVD]

血と砂
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1965年 | 日本 | 132分 |
映画紹介:
『血と砂』は、日中戦争を舞台に、人間の欲望と狂気を鋭く描き出した作品です。戦争の大義や愛国心ではなく、人間の内面に潜む暴力性とエゴイズムに焦点を当てている点が特徴です。
物語は、中国戦線に駐留する日本兵たちの姿を追いながら進みます。彼らは極限状況の中で正気を失い、仲間への疑念や現地住民への残虐行為へと傾いていきます。そこには「戦争が人間をどう壊すのか」という強烈なテーマが浮かび上がります。
タイトルにある「血と砂」は、戦場に流れる膨大な血と、乾いた大地を象徴しています。戦争の現場で繰り返される暴力は、観客に強い不快感と衝撃を与えつつ、人間の暗部を直視させる鏡でもあります。
エンタメ的な戦争映画ではなく、むしろ観る者に不快さを残す一本。それゆえに、反戦メッセージがより鮮烈に響く異色作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:日中戦争・人間ドラマ
- 一言ポイント:「戦争が人間の暗部を暴き出す、不快で異色の反戦映画」

観ていて胸が悪くなるような描写。でもそこに真実味がある。

娯楽性ゼロの重苦しさ…でも反戦映画としての力は確かに強い。

人間が壊れていく姿を見せつけられる。後味は悪いけど忘れられない。
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血と砂 <東宝DVD名作セレクション>

日本のいちばん長い日(1967)
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1967年 | 日本 | 157分 |
映画紹介:
『日本のいちばん長い日』は、第二次世界大戦の終結をめぐる8月15日の一日を描いた政治ドラマです。岡本喜八監督が手がけ、三船敏郎や山村聰ら名優が出演。終戦に向けた政治中枢の葛藤と混乱をリアルに描き出しています。
焦点となるのは「ポツダム宣言受諾」をめぐる政府と軍部の対立。降伏か本土決戦かで揺れる中、玉音放送の録音や決断の裏側が克明に描かれます。銃声や爆撃ではなく、会議室での静かな攻防が戦争の帰趨を決めるという、緊迫した展開が続きます。
ドラマ性だけでなく、史実に忠実な脚本と緻密な演出が評価され、公開当時から「歴史教育としても価値が高い」と語られてきました。戦場を描かずとも、戦争の恐怖と重さが伝わる異色の戦争映画です。
2015年には役所広司主演でリメイクもされましたが、1967年版の重厚さと群像劇的な迫力は今なお色褪せません。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:終戦・政治劇
- 一言ポイント:「玉音放送に至る一日を描いた、終戦政治劇の決定版」

銃撃戦より会議シーンのほうが怖い。緊張感がすごすぎる。

戦争映画なのに戦場が出てこない。でも重みがものすごい。

終戦の裏側にこれだけの葛藤があったのか…胸が詰まった。
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日本のいちばん長い日 [東宝DVD名作セレクション]

肉弾
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1968年 | 日本 | 115分 |
映画紹介:
岡本喜八監督による『肉弾』は、戦争を真正面から批判したブラックユーモアあふれる異色の反戦映画です。戦場の悲惨さを壮大に描くのではなく、ナンセンスとも思える演出を通じて「戦争そのものの愚かさ」を突きつけます。
主人公は一兵卒。彼の目線で描かれるのは、無意味な命令や消耗戦に巻き込まれる兵士たちの姿。過酷な現実を風刺的に描きながら、観客は次第に笑えない現実に直面していきます。ユーモラスなのに背筋が寒くなる、そんな独特の感覚を残す作品です。
岡本監督らしいテンポの良さと風刺精神が光り、反戦映画でありながらエンタメ性を持つのも特徴。だがその結末は容赦なく、戦争がもたらす虚無感を観る者に叩きつけます。
戦争映画の中でも異色中の異色。笑いと絶望が表裏一体で描かれる、忘れられない一作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:反戦・ブラックコメディ
- 一言ポイント:「笑いと風刺で“戦争の愚かさ”を描いた異色作」

一見コミカルなのに、じわじわと戦争の虚しさがのしかかってくる。

笑っていいのか迷う。でも最後はやっぱり重く心に残る…。

戦争映画でこんなアプローチがあるとは驚いた。異色だけど名作。
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肉弾 [DVD]

雷撃隊出動
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1944年 | 日本 | 95分 |
映画紹介:
『雷撃隊出動』は、第二次世界大戦末期の特攻作戦をテーマにした作品です。航空隊に所属する若き兵士たちが、国のために命を捧げるべきだと教育されながらも、死への恐怖や葛藤と向き合う姿を描いています。
作品は特攻という題材をセンセーショナルに扱うのではなく、兵士たち一人ひとりの人間性や心の揺れをじっくり描写しているのが特徴です。空に散る彼らの姿は美化されることなく、むしろその無意味さと残酷さが強調されています。
特攻を題材にした映画は数多くありますが、本作はリアルな描写と淡々とした演出によって、戦争の悲劇を静かに浮かび上がらせています。「生きたい」という本能と、「死ね」という命令の矛盾が強烈に突き刺さります。
派手さはないものの、観終えた後に深い虚無感を残す一本。特攻映画の中でも硬派で、観る者に重い問いを投げかけます。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:特攻・航空戦
- 一言ポイント:「特攻隊員たちの恐怖と葛藤を淡々と描いた静かな問題作」

美化せず淡々と描いてるからこそ、特攻の残酷さがリアルに響いた。

戦闘シーンよりも兵士の心情が重く突き刺さる映画だった。

「死にたくない」という人間の叫びが伝わってきて涙が出た。
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雷撃隊出動 [東宝DVD名作セレクション]

沖縄決戦
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1971年 | 日本 | 149分 |
映画紹介:
『沖縄決戦』は、太平洋戦争末期に行われた沖縄戦を描いた壮大な戦争映画です。岡本喜八監督がメガホンを取り、戦争映画としての迫力と史実に基づいた緻密な構成が融合した、まさに日本戦争映画の大作といえる一本です。
物語は、日本本土防衛の最前線となった沖縄で繰り広げられる壮絶な戦闘を中心に展開。壊滅的な被害を出しながらも抗戦を続ける日本軍と、圧倒的火力で押し寄せるアメリカ軍。その中で翻弄される沖縄の人々の姿が、強烈なリアリティをもって描かれています。
戦車や艦砲射撃など、当時としては大規模な実写映像が投入されており、戦闘シーンのスケールは圧巻。だがそれ以上に胸に迫るのは、一般住民が巻き込まれる悲劇です。壕に追い詰められ、逃げ場を失った人々の姿は、観る者の心をえぐります。
娯楽性よりも史実の重みを優先した本作は、沖縄戦の記録映画的価値を持つと同時に、戦争の愚かさを突きつける反戦メッセージでもあります。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:沖縄戦・戦争大作
- 一言ポイント:「圧倒的スケールで沖縄戦の悲劇を描いた、日本戦争映画の金字塔」

戦闘シーンの迫力に圧倒されたけど、それ以上に住民の悲劇が辛い。

映像のスケールがすごい。まさに“日本版戦争大作”という感じだった。

観終わったあと、胸が苦しくてしばらく動けなかった。絶対に忘れちゃいけない映画。
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激動の昭和史 沖縄決戦 [東宝DVD名作セレクション]
二百三高地
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1980年 | 日本 | 185分 |
映画紹介:
『二百三高地』は、日露戦争の激戦地・旅順要塞をめぐる攻防を描いた歴史大作です。舛田利雄監督がメガホンをとり、丹波哲郎、仲代達矢、森繁久彌といった豪華キャストを揃えた、まさに昭和戦争映画の集大成といえる一本です。
物語の中心は、勝利のために兵士の命を次々と投げ出す司令部と、その犠牲になっていく兵士たち。高地をめぐる攻防戦は凄惨を極め、「戦略」と「人命」の対立が鮮烈に描かれます。戦闘シーンのスケール感と悲惨さは、当時の日本映画としては圧巻です。
戦争を美化するのではなく、むしろ勝利の裏にある膨大な犠牲を突きつける本作。観る者は「国家のための戦争」と「個人の命」の重さのギャップに打ちのめされます。
上映時間は3時間を超えますが、戦闘の凄惨さと人間ドラマが交錯し、最後まで息を呑む迫力。日本の戦争映画史におけるマイルストーン的存在です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:日露戦争・歴史大作
- 一言ポイント:「勝利の裏に横たわる膨大な犠牲を描いた戦争映画の集大成」

戦闘シーンのスケールに圧倒された。邦画でここまでやるとは思わなかった。

勝利の裏に犠牲が山積み…観ていて胸が苦しくなる映画だった。

ただの歴史映画じゃない。人命の重さを真正面から突きつけられて涙した。
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二百三高地 [DVD]
大日本帝国
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1982年 | 日本 | 180分 |
映画紹介:
舛田利雄監督による『大日本帝国』は、庶民と国家の姿を三時間にわたって描いた超大作です。戦場の勇ましさよりも、戦争が庶民の生活をどう破壊していったかをテーマにしている点が特徴です。
物語は、一つの家族を中心に展開。戦争が激化するにつれ、出征、空襲、疎開、そして敗戦と、日常が少しずつ崩れていく過程を丹念に追っていきます。ここには“英雄譚”ではなく、普通の人々の苦しみと悲しみが刻まれています。
戦闘シーンは控えめながら、その分市井の人々の視点が鮮明に描かれており、観る者は「もし自分がこの時代に生きていたら」と自問せずにいられません。国家の大義と個人の生活のギャップが胸に迫ります。
戦争映画というより“戦時下の人間ドラマ”として高く評価される一本であり、戦争を庶民目線で描いた希少な大作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:庶民・戦時国家
- 一言ポイント:「庶民の視点から戦争を描いた三時間超の人間ドラマ大作」

戦闘よりも庶民の生活に焦点を当てていてリアル。胸に迫るものがあった。

三時間超えなのに飽きない。日常が崩れていく様子が痛々しかった。

戦争を“生活の目線”で描いた映画は貴重。観終わったあと余韻が長い。
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大日本帝国 [DVD]
戦場のメリークリスマス
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1983年 | 日本・イギリス合作 | 123分 |
映画紹介:
大島渚監督による『戦場のメリークリスマス』は、第二次世界大戦中の捕虜収容所を舞台にした国際的評価の高い戦争映画です。デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしという異色のキャストが共演し、東洋と西洋、権力と抵抗、人間と人間の対峙を描き出しました。
物語は、日本軍将校ヨノイと、収容されたイギリス兵ジャック・セリアズの関係を軸に進行。互いに理解し得ない価値観がぶつかり合いながらも、次第に奇妙な尊敬や感情が芽生えていきます。その緊張感が映画全体を支配しています。
坂本龍一が手がけた音楽、とりわけテーマ曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」は、映画史に残る名曲として知られています。美しい旋律が、戦場の残酷さと人間関係の繊細さを際立たせました。
戦争映画でありながら戦闘シーンは少なく、文化の衝突と人間の尊厳をテーマにした異色の作品。観終えた後に残るのは、静かな余韻と痛切なメッセージです。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:捕虜収容所・人間ドラマ
- 一言ポイント:「異文化の衝突と尊厳を描いた、音楽も世界的評価を受けた名作」

音楽を聴くだけで涙が出る。映画の余韻がいつまでも残る。

戦争映画なのに戦闘シーンが少ない。でも心に残る重さがすごい。

デヴィッド・ボウイと坂本龍一の存在感に圧倒された。世界基準の傑作。
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戦場のメリークリスマス [DVD]

二・二六(226)
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1989年 | 日本 | 114分 |
映画紹介:
『二・二六(226)』は、1936年に起きた青年将校らによるクーデター事件「二・二六事件」を描いた群像劇です。五社英雄監督が手掛け、渡瀬恒彦、萩原健一、鹿賀丈史ら実力派俳優が出演。日本の近代史を揺るがせた一大事件をスクリーンに再現しました。
物語は、国家改造を目指して決起した青年将校たちの理想と暴走、そして鎮圧に至るまでの数日間を中心に描かれます。彼らの正義感と過激な行動、その結末は観客に「理想と現実の乖離」を突きつけます。
雪に覆われた東京の街を行進する兵士たちの映像は迫力に満ち、事件の異様さと緊張感を鮮烈に伝えています。政治劇でありながら、サスペンスのような緊張感で最後まで観る者を引き込みます。
軍事クーデターを題材にした作品は少なく、本作はその中でも代表的な一本。日本の暗い歴史を知る上でも欠かせない映画です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:クーデター・政治劇
- 一言ポイント:「理想に燃えた青年将校たちの暴走を描いた政治群像劇」

雪の東京での決起シーンが忘れられない。映像の迫力がすごい。

青年将校たちの理想は理解できるけど、結末があまりに悲惨で虚しい。

「国のため」と叫ぶ姿が逆に狂気に見えた。戦争の前触れを実感した。
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あの頃映画 「226」 [DVD]
戦争と青春
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1991年 | 日本 | 102分 |
映画紹介:
今井正監督の遺作となった『戦争と青春』は、東京大空襲を経験した家族の悲劇を、世代を超えて語り継ぐ反戦映画です。主演は工藤夕貴。現代の女子高生が祖母の体験を聞くことで、戦争の残酷さと命の尊さを学んでいきます。
物語は、下町で暮らす「花房モータース」の一家を中心に展開。戦時中、弟の勇太は空襲の中で妹を助けようとし命を落とします。その後の家族の運命や、残された人々の苦悩が語られ、戦争が奪った青春と日常の重みが浮かび上がります。
映画は空襲体験を直接的に描くだけでなく、戦後を生き抜いた人々の人生や、現代を生きる若者にどう記憶が受け継がれるのかを描写。単なる戦争映画ではなく、「記憶の継承」そのものをテーマにしています。
今井正監督が最後に残した作品としても価値が高く、静かながら深い感動を与える一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:東京大空襲・家族ドラマ
- 一言ポイント:「大空襲の記憶を祖母から孫へ──世代を超えて伝える反戦の遺作」

空襲の場面はもちろん、家族を失った後の人生の重みが胸に迫った。

戦争映画というより“記憶を継ぐ物語”。静かだけど強く響く。

監督の遺作という点でも特別な意味がある。観てよかったと思える作品。
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終戦80周年記念リリース 戦争と青春 [DVD]
火垂るの墓
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1988年 | 日本 | 89分 |
映画紹介:
高畑勲監督による『火垂るの墓』は、戦争アニメ映画の金字塔であり、世界的にも最も悲しい映画の一つとして知られています。野坂昭如の自伝的小説を原作に、神戸大空襲で両親を失った兄妹の過酷な日々を描きました。
主人公は14歳の兄・清太と4歳の妹・節子。戦争によって住む場所も食べ物も奪われ、二人は生き延びるために必死に支え合います。しかし、社会の冷たさと飢えが次第に二人を追い詰めていきます。「生きる」ことの残酷さと儚さが胸を突き刺します。
アニメーションでありながら、描かれる悲劇はあまりに現実的。特に節子の衰弱していく姿は観る者の心を深くえぐり、涙なしでは見られません。映像の美しさと物語の痛切さが対照的に響きます。
反戦映画としてだけでなく、普遍的な人間愛を描いた物語としても評価される傑作。観終わった後、誰もが「二度と戦争を繰り返してはならない」と心に刻むでしょう。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:アニメ・反戦ドラマ
- 一言ポイント:「戦争が奪った兄妹の命を描いた、涙なくして見られない名作」

号泣必至。節子の最後のシーンは今でも忘れられない。

アニメだから軽いと思って観たら、とんでもない…心に一生残る映画。

反戦映画でありながら、人間の愛情と絆の物語としても傑作。
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あゝひめゆりの塔
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1968年 | 日本 | 127分 |
映画紹介:
『あゝひめゆりの塔』は、沖縄戦に動員された女子学徒隊「ひめゆり部隊」の悲劇を描いた作品です。数多く映画化されてきた題材ですが、本作は少女たちの純粋さと無惨な最期をより丁寧に描き出し、観客の心に深い爪痕を残します。
沖縄戦末期、従軍看護婦として戦場に送り込まれた女学生たち。十分な医療もなく、爆撃と飢餓、そして壕の中での過酷な日々が続きます。青春の時間を奪われ、命を散らしていく少女たちの姿は、観る者の胸を締めつけます。
戦争を描きながらも、血と炎よりも少女たちの心情に焦点を当てているのが本作の特徴です。彼女たちの笑顔や友情が描かれるほど、その最期の悲劇が強烈に響きます。
沖縄戦の象徴として語り継がれるひめゆり部隊。本作はその記録を映画として残すことで、「若い命を奪った戦争の罪深さ」を後世に伝える貴重な作品となっています。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:沖縄戦・学徒隊
- 一言ポイント:「青春を奪われた少女たちの悲劇を描く、沖縄戦の象徴的作品」

少女たちの友情や笑顔があったからこそ、最期があまりに辛すぎる。

血や爆撃よりも心の痛みが残る。胸に重く響く映画だった。

観ながら涙が止まらなかった。二度と繰り返してはいけない歴史だと思う。
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あゝひめゆりの塔 [DVD]
聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2011年 | 日本 | 140分 |
映画紹介:
役所広司主演の『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』は、開戦を決断した人物として知られる山本五十六の姿を描いた戦争映画です。従来の英雄的なイメージではなく、戦争に反対しながらも戦局に翻弄されていった苦悩する人間像が描かれています。
真珠湾攻撃の立案者として知られる山本ですが、本作では「いかに戦争を避けようとしたか」「なぜ戦争を止められなかったのか」という視点で物語が展開。政治的圧力や軍部内の対立の中で、彼の孤独な決断が浮かび上がります。
戦闘シーンは控えめですが、当時の国際関係や軍部の空気をリアルに再現し、観客に「戦争はなぜ止められなかったのか」という問いを突きつけます。英雄伝ではなく、悲劇的な現実を描いた異色の人物映画です。
従来の戦争映画と異なり、司令官の視点から戦争責任を描いた貴重な作品。太平洋戦争を考える上で外せない一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:太平洋戦争・人物伝
- 一言ポイント:「戦争を止められなかった司令官の苦悩を描いた人間ドラマ」

山本五十六を“英雄”ではなく、“苦悩する人間”として描いていたのが印象的。

戦闘シーンは少なめ。でもその分、政治や軍部のリアルな描写が重かった。

戦争に反対していたのに止められなかったという皮肉に胸が詰まった。
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永遠の0
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2013年 | 日本 | 144分 |
映画紹介:
百田尚樹のベストセラー小説を原作にした『永遠の0』は、戦時中の特攻隊員・宮部久蔵の人生を描いた感動大作です。岡田准一が主演を務め、「命を粗末にしない男」がなぜ特攻に散ったのかという謎を軸に物語が進みます。
物語は現代パートと戦時パートが交錯し、孫世代が宮部の足跡を追う中で、彼の本当の姿が明らかになっていきます。仲間思いで臆病と言われた宮部は、実は誰よりも家族と仲間を守りたいと願った優しい人物であったことが浮かび上がります。
戦闘機による空戦シーンは迫力満点でありながら、その裏にある兵士たちの感情が丁寧に描かれているため、単なる戦争スペクタクルでは終わりません。戦争に翻弄された一人の男の生き方と家族への愛が観客の心を揺さぶります。
戦争映画であると同時に、世代を超えた家族の物語として多くの人の涙を誘った名作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:特攻・家族ドラマ
- 一言ポイント:「“命を大切にした男”が特攻へ向かった理由を描く感動作」

涙が止まらなかった…戦争映画というより家族の愛の物語だと思う。

空戦シーンの迫力と、宮部の人間性のギャップが強烈に心に残った。

単なる美談じゃなく、“命の意味”を問いかける作品。観てよかった。
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永遠の0 DVD通常版
戦争と一人の女
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2013年 | 日本 | 98分 |
映画紹介:
『戦争と一人の女』は、坂口安吾の短編小説を原作にした戦争ドラマ。井上淳一監督が手掛け、江口のりこと永瀬正敏が主演を務める本作は、戦時下の狂気と人間の本能を赤裸々に描いた問題作です。
物語は、空襲で荒廃した東京で出会った一人の女と兵士の関係を中心に展開します。生きるために身体を差し出し、互いの孤独を埋め合う二人。しかし戦争という極限状況は、彼らの関係を歪ませ、やがて愛と暴力の境界が崩れていく様が描かれます。
過激な描写や露骨な暴力表現も多く、観る人を選ぶ作品ですが、それは戦争が人間をどれほど残酷に変えてしまうのかを表現するため。エンタメ性ではなく、戦争の狂気を突きつける文学的な映画といえます。
美しいラブストーリーでは決してなく、観終えた後に深い虚脱感を残す衝撃作。戦争が人間関係そのものを破壊する様を体感できる一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:戦時下・人間ドラマ
- 一言ポイント:「愛と暴力が表裏一体となる、戦時下の狂気を描いた衝撃作」

観ていて正直しんどい。でも戦争の狂気をここまで突きつける作品は貴重。

ラブストーリーを期待すると裏切られる。重くて虚しい気持ちだけが残る。

江口のりこの演技がすごい。リアルで痛烈で、心に刺さった。
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野火(2014)
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2014年 | 日本 | 87分 |
映画紹介:
塚本晋也監督が自ら主演も務めた『野火(2014)』は、大岡昇平の名作小説を原作とする戦争映画です。1959年版が名作とされる中で、現代に蘇った本作は、戦場の地獄と人間の狂気を徹底的に描いた衝撃作として高い評価を受けました。
舞台は第二次世界大戦末期のフィリピン戦線。肺病を患い部隊を追い出された兵士・田村が、飢えと孤独の中でさまよい、やがて極限状況で人間性を失っていく姿が描かれます。人肉食にまで至る描写は観客に強烈な衝撃を与えました。
塚本監督ならではの生々しい映像と音響が、戦場の恐怖と絶望をリアルに体感させます。血と泥にまみれた映像美は、グロテスクでありながら芸術的でもあり、戦争の本質を突きつけます。
娯楽性を排した硬派な作品であり、観る者に「戦争とは何か、人間とは何か」を考えさせる現代版『野火』。戦争映画の中でも屈指の問題作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:戦地・極限・心理劇
- 一言ポイント:「極限状態の狂気を赤裸々に描いた、現代日本映画の衝撃作」

人肉食のシーンは直視できなかった…。でも戦争の現実を突きつけられた。

映像も音も生々しすぎて、まるで戦場に放り込まれたような体験だった。

観終わったあとしばらく言葉が出なかった…。強烈すぎる映画体験。
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野火 [DVD]


日本のいちばん長い日(2015)
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2015年 | 日本 | 136分 |
映画紹介:
原田眞人監督による『日本のいちばん長い日(2015)』は、太平洋戦争の終結をめぐる8月15日の一日を、昭和天皇を含めた政治と軍部の攻防として描いた歴史ドラマです。役所広司、本木雅弘、松坂桃李ら豪華キャストが揃い、史実に基づいた緊迫の政治劇が展開されます。
焦点となるのは「ポツダム宣言受諾」をめぐる政府と陸軍の対立。徹底抗戦を訴える青年将校たちと、終戦を決断する首脳陣。その間に立つ天皇の苦悩が繊細に描かれ、玉音放送を阻止しようとするクーデター未遂の緊張感も加わります。
政治家や軍人の議論劇が中心でありながら、演技と演出の力で観客を圧倒。戦闘シーンがなくとも、“言葉の戦い”だけで戦争の終わりを描き切った点が大きな魅力です。
1967年版と比較されることも多いですが、現代的なテンポと映像美により、若い世代にも受け入れやすい仕上がり。終戦をめぐる緊迫の一日を現代に甦らせた秀作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:終戦・政治劇
- 一言ポイント:「終戦の日の攻防を現代的に再構築した緊迫の歴史ドラマ」

戦闘シーンなしでも手に汗握る。言葉の戦いがこれほど緊張感あるとは。

1967年版と比べても遜色なし。むしろ現代的でわかりやすかった。

昭和天皇の苦悩を描いたシーンは胸が詰まった。歴史を改めて学べる映画。
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日本のいちばん長い日 [DVD]
この世界の片隅に
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2016年 | 日本 | 129分 |
映画紹介:
片渕須直監督による『この世界の片隅に』は、戦時下の広島・呉を舞台にしたアニメーション映画です。のん(能年玲奈)が声を務めた主人公・すずを通じて、戦争と隣り合わせの“日常の営み”が細やかに描かれています。
物語は、絵を描くことが好きな少女・すずが嫁いだ呉の町で、戦争が日常を侵食していく様子を描写。食糧難や空襲、そして原爆へと続く時代の流れの中でも、家族や近所の人々との小さな喜びを見出そうとする姿が胸を打ちます。
緻密に描かれた生活描写と、やわらかいタッチのアニメーションが、戦争の恐ろしさと人間のたくましさを同時に伝えます。観る者は「普通の人々の暮らしが戦争に奪われていく」現実を痛感します。
反戦映画であると同時に、人々の暮らしや愛情を描いた普遍的な物語としても高く評価され、国内外で多数の映画賞を受賞しました。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:アニメ・戦時下の生活
- 一言ポイント:「戦争の時代を生き抜いた“普通の人々の暮らし”を描く感動作」

すずの生き方が優しくて切なくて涙が止まらなかった。

戦争映画なのに爆撃より日常描写が印象に残る。不思議なリアルさだった。

反戦映画であると同時に、生活と愛情の物語として心に深く残る。
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この世界の片隅に [DVD]
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2019年 | 日本 | 168分 |
映画紹介:
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、2016年公開の『この世界の片隅に』を新たに拡張し、描ききれなかったエピソードを加えた完全版とも言える作品です。片渕須直監督が再びメガホンを取り、戦時下の庶民の暮らしをより濃密に描き出しました。
主人公すずの生活や心情に加え、リンという女性との交流など新しい人間関係が描かれることで、物語にさらなる奥行きが生まれています。戦争の悲惨さだけでなく、人と人のつながりが生む温かさや希望も強調されています。
上映時間は約3時間に及びますが、緻密な生活描写と人間ドラマによって飽きさせることはありません。むしろ、戦時下に生きた人々のリアルな感情により深く寄り添える構成になっています。
前作を観た人にも、新たな感動と発見を与えてくれる拡張版。戦争の時代を生きた“個人の物語”として、さらに完成度を高めた一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:アニメ・生活ドラマ
- 一言ポイント:「すずの物語に新たな視点を加えた、拡張版の戦時下アニメーション」

前作でも泣いたけど、こちらはさらに深く心に響いた。リンの存在が大きい。

3時間近いけど全然長く感じなかった。むしろ終わってほしくなかった。

“生活”を描くからこそ、戦争の恐ろしさが際立つ。じんわり心に残る名作。
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父と暮せば
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2004年 | 日本 | 99分 |
映画紹介:
黒木和雄監督による『父と暮せば』は、井上ひさしの戯曲を映画化した作品です。広島の原爆で父を亡くした娘・美津江の前に、亡き父の幽霊が現れ、親子の対話を通して「生き残ることの意味」を問いかけます。
主演は宮沢りえと原田芳雄。父と娘の静かなやり取りの中に、戦争の惨禍と被爆の記憶が滲み出してきます。美津江が抱える罪悪感や心の重荷を、父が優しく受け止めようとする姿が胸を打ちます。
爆撃や戦闘シーンは一切ありません。会話劇だけで物語が進行しますが、その言葉の一つ一つに広島での惨状と深い悲しみが刻まれています。「生き残った者の苦悩」という普遍的なテーマが、観客の心を強く揺さぶります。
派手さはなくとも、心に長く残る反戦映画の秀作。静かに観る人の心をえぐり、涙を誘う作品です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:反戦・会話劇
- 一言ポイント:「父と娘の会話を通じて“生き残ることの意味”を描いた反戦劇」

静かな会話劇なのに、涙が止まらなかった。心に深く突き刺さる。

戦争映画というより人間ドラマ。でも戦争の残酷さが確実に伝わる。

「生き残ること」の意味を考えさせられた。余韻がものすごく長い作品。
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父と暮せば 通常版 [DVD]
トラ・トラ・トラ!
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1970年 | アメリカ・日本合作 | 144分 |
映画紹介:
『トラ・トラ・トラ!』は、真珠湾攻撃を日米双方の視点から描いた大作戦争映画です。リチャード・フライシャーと深作欣二、舛田利雄らが共同で監督を務め、史実に基づくドキュメンタリー的手法で当時の緊張をスクリーンに再現しました。
「トラ・トラ・トラ」とは、日本軍が奇襲成功を意味して送った暗号電報の文言。そのタイトル通り、作戦がどのように練られ、実行され、アメリカ側がどのように反応したのかが克明に描かれます。政治・軍事の駆け引きが丁寧に再現されており、まるで歴史を追体験するかのようです。
戦争映画にありがちなドラマティックな脚色は抑えられ、歴史的事実に忠実であることを徹底。真珠湾攻撃のシーンは迫力がありながらも、スペクタクルよりも“なぜこの戦争が始まったのか”を理解させることに重きが置かれています。
日本とアメリカ双方の視点を描いた数少ない作品であり、戦争の複雑さを知る上で今なお重要な映画です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:太平洋戦争・歴史再現
- 一言ポイント:「真珠湾攻撃を日米双方の視点から克明に再現した歴史大作」

ドキュメンタリーのような作りで、とてもリアルに感じた。

娯楽性は少なめ。でも史実を理解するには最適な一本だと思う。

日本とアメリカの両方の視点を描いているのが新鮮で考えさせられた。
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トラ・トラ・トラ! [DVD]
太平洋奇跡の作戦 キスカ
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1965年 | 日本 | 104分 |
映画紹介:
『太平洋奇跡の作戦 キスカ』は、太平洋戦争中に行われた「キスカ島撤退作戦」を描いた実録戦争映画です。山村聰、三船敏郎ら豪華俳優陣が出演し、一人の死者も出さずに撤退に成功した奇跡をスクリーンに刻みました。
舞台はアリューシャン列島のキスカ島。過酷な自然環境と敵の包囲網の中で、日本軍は孤立した部隊を救出するために大胆な撤退作戦を決行します。通常、戦争映画は激戦や悲劇を描きますが、本作は「いかにして兵を生還させるか」に焦点を当てているのがユニークです。
嵐の海や濃霧を利用した作戦の再現はスリリングで、戦闘シーンが少なくとも手に汗握る緊張感があります。派手な戦闘の代わりに、知略と勇気が光る物語です。
「奇跡の撤退戦」として歴史に刻まれた実話を描いた作品であり、他の戦争映画とは一線を画すドラマ性を持った一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:実録・撤退作戦
- 一言ポイント:「戦わずして勝つ──奇跡の撤退戦を描いた実録戦争映画」

戦闘がほとんどないのに、撤退作戦の緊張感がすごかった。

奇跡的に全員が生還するという事実に驚いた。普通の戦争映画と違う。

悲惨な戦争の中で、兵士を守り抜いた作戦に胸を打たれた。
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太平洋奇跡の作戦 キスカ [東宝DVD名作セレクション]

あゝ決戦航空隊
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1974年 | 日本 | 163分 |
映画紹介:
『あゝ決戦航空隊』は、太平洋戦争末期の航空戦をテーマにした戦争映画です。特攻隊に志願する若き兵士たちと、彼らを指揮する上官たちの姿を通して、「死を前提とした戦いの虚しさ」を描き出します。
作品の中心は、祖国防衛のために命を懸けることを強いられた若者たち。彼らの希望や夢は奪われ、次々と消えていく命が戦局の数字に変わっていく様子が胸を打ちます。航空戦の迫力と共に、特攻という非人道的作戦の実態が浮き彫りになります。
戦闘シーンはスリリングで、戦闘機の迫力ある飛行映像がスクリーンを彩ります。しかし本作の本質は、犠牲を強いられる若者たちの人間ドラマにあります。命の尊さを犠牲にした戦争の悲劇がストレートに伝わります。
特攻映画としては比較的古い作品ながら、そのリアルさと悲哀は今なお観る者に深い衝撃を与えます。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:航空戦・特攻
- 一言ポイント:「若者たちの命を削った特攻作戦の実態を描く航空戦ドラマ」

戦闘シーンの迫力もすごいけど、若者たちの散っていく姿が切なかった。

勇ましさよりも虚しさが残る作品。特攻の実態を知るうえで貴重。

命を数字のように扱う戦争の現実が、胸に刺さって涙が出た。
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あゝ決戦航空隊 [DVD]
最後の特攻隊
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1970年 | 日本 | 122分 |
映画紹介:
佐藤純彌監督の『最後の特攻隊』は、終戦翌日の昭和20年8月16日に出撃した特攻隊の実話をもとに描かれた衝撃作です。主演は篠田三郎、高倉健、富司純子ら豪華キャスト。すでに敗戦が決定的であるにもかかわらず、出撃を命じられた若者たちの姿を描きます。
物語は、直掩隊指揮官・宗方大尉と部下の安宅少尉を中心に展開。戦果を期待することすらできない無謀な出撃は、ただ命を消耗させるだけのものでした。「終戦を迎えてもなお死を強いられる」という戦争の非情さが、鮮烈に突きつけられます。
特攻機が次々と飛び立つ中、戦争に翻弄される若者たちの友情と葛藤も丁寧に描写。戦果のないまま散っていった命は、戦争の虚しさそのものを象徴しています。
実際の史実に基づいたストーリーであり、特攻という作戦の非人道性を強く訴える一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:特攻・実話ドラマ
- 一言ポイント:「終戦を迎えてもなお命を散らせられた、若者たちの悲劇を描く実録特攻映画」

終戦翌日にも特攻が行われた事実に衝撃…。涙が止まらなかった。

戦果すら期待できない出撃…。戦争の虚しさが胸に突き刺さる。

友情や人間ドラマも描かれていて、より悲劇性が強調されていた。
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最後の特攻隊 [DVD]
ローレライ
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2005年 | 日本 | 128分 |
映画紹介:
樋口真嗣監督による『ローレライ』は、福井晴敏の小説を原作にした異色の戦争エンターテインメント。太平洋戦争末期、ドイツから日本に渡った最新鋭潜水艦「伊507」を舞台に、歴史とフィクションを融合させたSF要素を持つ戦争映画です。
潜水艦には「ローレライ・システム」と呼ばれる特殊兵器と、能力を持つ少女が搭乗しており、彼女の存在が物語の鍵となります。史実をベースにしながらも、超常的な設定を盛り込み、従来の戦争映画にはない独自の世界観を構築しています。
戦闘シーンは迫力満点で、潜水艦戦のスリルを存分に味わえる一方、キャラクターたちの人間ドラマや犠牲の覚悟が物語に厚みを与えています。娯楽性が強いながらも、「命をどう使うか」という普遍的なテーマが核にあります。
リアルな戦争描写を求める人には異色に感じられるかもしれませんが、日本映画の中で挑戦的かつ斬新な一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:潜水艦・SF戦争ドラマ
- 一言ポイント:「戦争映画にSFとファンタジーを融合させた異色の潜水艦ドラマ」

史実ベースなのにファンタジー要素が強くて賛否分かれそう。でも面白い。

潜水艦戦の迫力はかなりのもの。映像的には大満足だった。

リアルな戦争映画を期待すると肩透かしかも。でも娯楽作品としてはアリ。
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ローレライ [DVD]

男たちの大和/YAMATO
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2005年 | 日本 | 145分 |
映画紹介:
佐藤純彌監督による『男たちの大和/YAMATO』は、戦艦大和の最期を描いた戦争映画です。反町隆史、中村獅童ら豪華キャストが集結し、太平洋戦争末期に散った若き兵士たちの姿を鮮烈に描きました。
物語は現代パートと戦時パートが交錯しながら展開。生き残った元乗組員の回想を通じて、特攻作戦として出撃した大和の壮絶な最期が描かれます。巨大戦艦に乗り込んだ若者たちの友情、葛藤、そして死に至るまでの時間が克明に刻まれています。
海戦シーンは圧巻で、迫力ある映像と音響が大和の壮絶な戦いを再現。派手なスペクタクルでありながら、兵士一人ひとりの人間ドラマが丁寧に描かれ、ただの戦争映画にとどまらない重厚な人間賛歌となっています。
「大和」という象徴を通じて、戦争の無意味さと若き命の儚さを強烈に訴える感動作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:海戦・人間ドラマ
- 一言ポイント:「戦艦大和に散った若者たちの姿を通して戦争の無意味さを描いた大作」

戦闘シーンの迫力に圧倒されながらも、兵士たちの人間ドラマで涙した。

大和という存在の大きさと、若者たちの儚さの対比が心に刺さった。

スペクタクルだけでなく、戦争の虚しさを強く訴えてくる映画だった。
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男たちの大和 YAMATO [DVD]

硫黄島からの手紙
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2006年 | アメリカ | 141分 |
映画紹介:
クリント・イーストウッド監督による『硫黄島からの手紙』は、太平洋戦争の激戦地・硫黄島を日本兵の視点から描いた異色の戦争映画です。渡辺謙、二宮和也らが出演し、敵国アメリカが“日本側の物語”を描いた点で世界的に大きな話題を呼びました。
物語は硫黄島守備隊司令官・栗林忠道や若き兵士たちが、圧倒的に不利な戦況の中で必死に生き抜こうとする姿を描きます。彼らが残した手紙を通じて、「国のため」ではなく「家族や大切な人のために戦った兵士たち」の姿が浮かび上がります。
戦闘描写は苛烈でありながら、登場人物たちの人間性が丁寧に掘り下げられており、戦場の悲惨さと同時に人間ドラマとしての深みを感じさせます。敵兵であっても同じ人間であるというメッセージが強く伝わってきます。
ハリウッド製作でありながら日本の兵士に焦点を当てた貴重な作品。国境を越えて“戦争の普遍的な悲劇”を伝える傑作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:太平洋戦争・人間ドラマ
- 一言ポイント:「日本兵の視点から描かれた、国境を越えて評価された戦争映画」

アメリカ映画なのに、日本兵の想いがここまで丁寧に描かれていて涙が出た。

戦闘は苛烈。でも印象に残ったのは“手紙”に込められた人間味だった。

戦争の勝ち負けではなく、人間の尊厳を描いた映画。世界的に評価されるのも納得。
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出口のない海
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2006年 | 日本 | 121分 |
映画紹介:
『出口のない海』は横山秀夫の小説を原作にした戦争映画で、特攻兵器「回天」に乗り込んだ若者たちの運命を描いています。主演は市川海老蔵(現・團十郎)、伊勢谷友介らで、人間魚雷という悲劇的兵器の実態をリアルに描写しました。
主人公は甲子園を夢見た元野球少年。戦争により夢を断たれ、やがて片道切符の兵器「回天」に志願させられます。生きて帰れない任務に挑む若者の心情は、「死にたくないが、逃げられない」という矛盾と絶望に満ちています。
戦闘シーンよりも、兵士同士の交流や家族への想いに焦点が当てられており、観る者は彼らを「兵器」ではなく「一人の人間」として強く意識させられます。希望のない海に向かって出撃する姿は、戦争の狂気そのものです。
戦争の理不尽さを象徴する「回天」をテーマにした希少な作品であり、深い余韻を残す問題作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:特攻兵器・人間ドラマ
- 一言ポイント:「人間魚雷“回天”に挑んだ若者たちの絶望を描く反戦映画」

兵器というより“棺桶”にしか見えなかった。戦争の狂気を突きつけられた。

野球少年の夢と命が奪われる展開に涙。戦争の残酷さが胸に迫った。

派手さはないけど、静かに心をえぐってくるタイプの戦争映画だった。
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俺は、君のためにこそ死ににいく
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2007年 | 日本 | 135分 |
映画紹介:
『俺は、君のためにこそ死ににいく』は、第二次世界大戦末期の特攻隊をテーマにした作品です。石原慎太郎が原作・脚本を担当し、鹿児島・知覧の特攻基地を舞台に、若き隊員たちの実像を描きました。
物語は、特攻隊員たちを見守り続けた「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメを中心に進行。彼女の目を通して、死を前提に飛び立つ若者たちの葛藤や、残された家族への思いが描かれます。単なる美談ではなく、命を消費する戦争の理不尽さが強調されています。
戦闘シーンの派手さは少ないものの、出撃前夜の会話や別れの手紙など、兵士たちの心情に寄り添う描写が印象的です。観る者は彼らを“英雄”としてではなく、「生きたかった普通の若者」として感じずにはいられません。
議論を呼んだ作品ではありますが、特攻隊員たちの人間性を描いた点で、戦争映画史に残る一本です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:特攻・人間ドラマ
- 一言ポイント:「“特攻の母”の視点から若き隊員の命を見つめた衝撃作」

特攻隊員たちが“普通の若者”として描かれていて胸が締めつけられた。

戦闘よりも人間ドラマに重点を置いていて、逆にリアルに感じた。

美化か批判かで議論を呼んだけど、確かに心に残る作品だった。
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俺は、君のためにこそ死ににいく [DVD]
明日への遺言
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2008年 | 日本 | 110分 |
映画紹介:
小泉堯史監督による『明日への遺言』は、第二次世界大戦後の戦犯裁判を題材にした実話映画です。主演の藤田まことが、法廷に立つ陸軍中将・岡田資を演じ、戦争責任と人間の尊厳を真正面から描き出しました。
物語の中心は、米軍による空襲で捕虜を処刑した罪に問われた岡田中将の裁判。彼は一切の責任を自ら負い部下をかばい続けます。その姿は、ただの戦犯ではなく部下を思う一人の指揮官として観客の胸を打ちます。
法廷劇が中心で派手さはありませんが、証言や弁論の一つひとつが重く響きます。敵味方を超えて人間の尊厳を訴える姿は、観る者に深い余韻を残します。
戦闘ではなく「裁かれる戦争」を描いた数少ない作品であり、戦争の後に残された“人間の責任”を考えさせる貴重な映画です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:戦犯裁判・法廷劇
- 一言ポイント:「部下を守ろうとした指揮官の姿を描いた反戦的法廷ドラマ」

戦争映画なのに戦場が出てこない。でも言葉の応酬が強烈だった。

部下を守るために全ての罪を背負う姿に涙。重くて静かな感動作。

戦後の裁判を扱った珍しい映画。戦争責任について深く考えさせられた。
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明日への遺言 特別版 [DVD]
母べえ
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2008年 | 日本 | 133分 |
映画紹介:
山田洋次監督による『母べえ』は、戦時下の東京で懸命に生きる一家を描いた人間ドラマです。吉永小百合が主演を務め、家族の絆と戦争の理不尽さを静かに、しかし力強く描きます。
物語は、思想犯として逮捕された夫を待ちながら、二人の娘を育てる母・べえの姿を中心に展開。空襲や食糧難に直面しながらも、子どもたちを守ろうと必死に日々を生き抜く姿は、戦場ではない“家庭の戦争”を映し出しています。
派手な戦闘シーンはなく、描かれるのは庶民の日常とその崩壊。しかしだからこそ、戦争が生活にどれほど深く影を落としたかがリアルに伝わってきます。吉永小百合の演技は静かながら圧倒的な存在感を放っています。
戦争映画であると同時に、母と子の愛を描いた普遍的なドラマ。観る人の胸を温かくも締めつける秀作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:戦時下・家族ドラマ
- 一言ポイント:「母として家族を守り抜く姿を通して戦争の影を描いた感動作」

戦争映画というより母と子の愛の物語。静かに泣けた。

吉永小百合の演技に圧倒された。強くて優しい母の姿が胸に残る。

戦争の惨さを描きながら、家族の温かさを感じられる稀有な映画だった。
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あの頃映画 松竹DVDコレクション 母べえ
真夏のオリオン
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2009年 | 日本 | 120分 |
映画紹介:
『真夏のオリオン』は池上司の小説を原作にした潜水艦戦争映画。玉木宏と北川景子が主演を務め、太平洋戦争末期の海中で繰り広げられる潜水艦同士の頭脳戦を描きます。
舞台は1945年夏。日本の潜水艦イ-77に乗り込む艦長・倉本は、アメリカ駆逐艦との死闘に挑みます。海の底という閉ざされた空間での緊迫した駆け引きが続き、「一発撃てば命が終わる」極限状況の緊張感が全編を支配します。
戦闘シーンの迫力はもちろん、倉本が恋人に託した楽譜「真夏のオリオン」を軸にしたラブストーリー要素も印象的。戦争映画でありながら、愛と記憶を紡ぐ人間ドラマとしても心に残ります。
派手な海戦スペクタクルと、静かな愛の物語が同居する、異色の潜水艦映画です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:潜水艦・戦争ドラマ
- 一言ポイント:「潜水艦バトルとラブストーリーが交錯する異色の戦争映画」

潜水艦の攻防戦が緊張感たっぷり。息を止めて観てしまった。

楽譜のエピソードが切なくて泣いた…。戦争と恋愛が交錯するドラマ性が良い。

戦争映画というよりヒューマンドラマ寄り。好みは分かれるかもしれない。
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真夏のオリオン [Blu-ray]
キャタピラー
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2010年 | 日本 | 84分 |
映画紹介:
若松孝二監督による『キャタピラー』は、戦争が人間に与える肉体的・精神的な傷を赤裸々に描いた衝撃作です。寺島しのぶと大西信満が主演を務め、戦争が家庭に持ち込む狂気をテーマにしています。
物語は、戦地から四肢を失い勲章を抱えて帰還した兵士と、その妻との関係を描きます。英雄として称えられる一方で、家庭では妻に全てを委ねる存在となり、二人の関係は次第に歪みと狂気に覆われていきます。
寺島しのぶの体当たりの演技は高く評価され、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。戦争の悲惨さを「夫婦」という最小単位で凝縮して見せた点で、他の戦争映画にはない強烈な個性を放っています。
観る者を選ぶ過激で不快な描写もありますが、まさに戦争が生む狂気を体感させる問題作です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:戦時下・夫婦ドラマ
- 一言ポイント:「戦争の狂気を“夫婦”の関係に凝縮した衝撃作」

観ていてつらい。でも戦争の現実を突きつける強烈な表現だった。

寺島しのぶの演技に圧倒された。銀熊賞は納得の迫力。

不快感すら覚えるけど、それが戦争の狂気をリアルに伝えていたと思う。
島守の塔
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2021年 | 日本 | 135分 |
映画紹介:
五十嵐匠監督による『島守の塔』は、沖縄戦を舞台にした人間ドラマで、実在の県知事・島田叡と警察部長・荒井退造を描いた作品です。主演は萩原聖人と村上淳。戦火の中で県民を守ろうとした二人の姿を通して、沖縄戦の真実に迫ります。
島田知事と荒井警察部長は、本土から派遣されながらも「県民の命を最優先にする」決断を下し、過酷な戦況下で人々を避難させ続けました。彼らの行動は、軍命よりも人命を優先した稀有なリーダーシップとして知られています。
戦闘シーンの迫力よりも、避難民や子どもたちを救おうとする人間ドラマが中心。沖縄戦の悲惨さだけでなく、戦争の中で光った人間の良心と勇気を描いた点が特徴です。
「犠牲の歴史」として語られる沖縄戦において、県民を守ろうと奮闘した二人の存在を伝える、静かで重厚な反戦映画です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:沖縄戦・人間ドラマ
- 一言ポイント:「県民を守るために命を懸けた知事と警察部長の実話ドラマ」

涙なしでは観られなかった…。犠牲の中に人の希望を感じられた。

戦闘描写よりも人を守ろうとする姿に胸を打たれる映画だった。

沖縄戦の悲惨さを改めて痛感。二人の決断が尊く感じた。
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太陽の子
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2021年 | 日本 | 111分 |
映画紹介:
黒崎博監督による『太陽の子』は、第二次世界大戦下の京都を舞台にした青春群像劇です。柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が主演を務め、原爆開発に関わった若き研究者たちの葛藤を描いた作品として注目を集めました。
物語は、物理学者を志す若者・修(柳楽優弥)が、同級生の世津(有村架純)、戦地から戻った兄・裕之(三浦春馬)と共に過ごす日々を軸に展開。学問への情熱と祖国への忠誠、そして戦争の理不尽さの狭間で揺れる姿が描かれます。
本作は、原爆開発に携わった研究者たちの青春を切り取りながら、科学と戦争の関係という重いテーマを問いかけます。同時に、淡い恋心や兄弟愛といった普遍的な人間ドラマが戦争の影に溶け込んでいます。
美しい映像と繊細な演技が融合し、戦争映画でありながらも青春映画の切なさを強く感じさせる作品です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:青春・科学・戦争ドラマ
- 一言ポイント:「科学への情熱と戦争の現実に引き裂かれた若者たちの青春群像劇」

青春映画なのに戦争の影が重くのしかかっていて切なすぎた。

三浦春馬の演技に胸を打たれた。彼の存在が作品に大きな余韻を残す。

科学と戦争の関係を真正面から描いた作品。観終わった後も考えさせられる。
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映画 太陽の子 通常版 [DVD]
ラーゲリより愛を込めて
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
2022年 | 日本 | 133分 |
映画紹介:
瀬々敬久監督による『ラーゲリより愛を込めて』は、シベリア抑留を題材にした人間ドラマです。二宮和也、北川景子らが出演し、極寒の地で希望を捨てずに生き抜いた日本人捕虜たちの姿を描いています。
第二次世界大戦の終結後、多くの日本人がソ連の収容所(ラーゲリ)に送られました。過酷な労働と飢え、病気に苦しむ中でも、仲間を励まし合いながら生きようとする人々。そして主人公は、最愛の妻と再会する日を信じて生き続けます。
本作の魅力は、戦場ではなく戦後に続いた地獄を描いている点です。銃弾が飛び交う戦闘こそないものの、寒さや飢えといった生々しいサバイバルが観る者の心を締めつけます。
愛する人への想いが生きる力になることを強調したヒューマンドラマであり、同時にシベリア抑留の悲劇を現代に伝える貴重な作品です。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:シベリア抑留・人間ドラマ
- 一言ポイント:「戦争が終わっても続いた地獄を、愛と希望で描いた感動作」

極寒と飢えの描写が辛すぎるのに、最後は愛に涙した。

戦争映画というより“戦後映画”。シベリア抑留をここまで描いた作品は貴重。

二宮和也の演技が自然で心に迫った。愛を信じる力に感動した。
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Blu-ray ラーゲリより愛を込めて
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
公開年 | 制作国 | 上映時間 |
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2023年 | 日本 | 127分 |
映画紹介:
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、汐見夏衛の小説を実写化した青春ラブストーリー。福原遥と水上恒司が主演を務め、戦時下で出会った二人の切ない恋を描きます。
現代から戦時中へタイムスリップした女子高生が、特攻隊員の青年と出会い、心を通わせていく物語。戦争という絶望的な時代背景の中で芽生える恋は、「生きること」「愛すること」の尊さを観る者に強く訴えかけます。
物語は青春映画としての甘酸っぱさを持ちながらも、戦争によって引き裂かれる運命を避けられず、観客に深い余韻を残します。現代の若い世代にもわかりやすく、戦争の理不尽さを身近に感じさせる点で評価されています。
「もしあの時代に生きていたら、どう愛を貫くのか」──その問いを胸に刻む、涙必至の戦争ラブストーリーです。
- 重さ・衝撃度:
- ジャンル:青春・戦争ラブストーリー
- 一言ポイント:「時代を超えて響く、特攻隊員と少女の切ない恋物語」

泣くと分かっていて観たけど、やっぱり涙が止まらなかった。

戦争の理不尽さと青春のきらめきが対比されていて胸が苦しい。

若い世代に戦争を伝えるきっかけになる映画だと思った。
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(本編DVD1枚) [DVD]
戦争映画を観るなら、U-NEXTで

『永遠の0』『この世界の片隅に』『硫黄島からの手紙』といった、心に深く刻まれる戦争映画も、U-NEXTでは多数ラインナップされています。
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”戦争”が残した記憶と向き合う。

爆撃の炎に焼かれ、特攻で命を散らし、家族を失い、遠い異国で飢えに苦しむ──。日本の戦争映画は、「人が人らしく生きられなかった時代」を、痛切に映し出してきました。
そこにあるのは勇ましい武勇伝ではなく、愛する人を思い、悩み、涙しながらも時代に翻弄されていった普通の人々の姿。だからこそ、これらの映画は私たちに戦争の恐ろしさと命の尊さを同時に伝えてくれるのです。
もしあなたが「歴史をもっと知りたい」「平和の意味を改めて考えたい」と感じているなら、これらの作品は必ず心に響くはずです。壮絶で、悲しくて、でも確かに美しい人間のドラマ──その記憶を、あなた自身の中にも刻み込んでみてください。