「密室」「地下」「監禁」…逃げ場がない空間に閉じ込められたとき、人は極限状態に陥ります。
そんな状況で始まるのが、“閉鎖空間ホラー”というジャンル。
部屋から出られない、建物に閉じ込められる、あるいは自分の精神が閉ざされていく——
このジャンルの恐ろしさは、単に“何かが襲ってくる”だけではありません。
限られた空間だからこそ、じわじわと精神を追い詰めるような恐怖が生まれ、逃げ道のない緊迫感があなたを包み込みます。
この記事では、そんな“逃げ場なし”の恐怖を味わえるホラー映画を10本厳選。
デスゲーム系やサイコサスペンス、社会派のスリラーまで、さまざまなタイプの「閉じ込められる恐怖」を楽しめるラインナップを揃えました。
一人で観たら、部屋の隅から動けなくなるかも……?
紹介する映画一覧(ジャンプリンク付き)

※各作品のタイトルをクリックすると作品の詳細ページに移動できます。
タイトル | ジャンル | 怖さレベル | 配信状況 |
---|---|---|---|
CUBE | 密室・デスゲーム | 配信状況をチェック | |
エレベーター | 閉鎖空間・悪魔系 | 配信状況をチェック | |
ザ・ホール | 心理ホラー・親子 | 配信状況をチェック | |
デッド or キル | デスゲーム・サバイバル | 配信状況をチェック | |
REC:レック/ザ・クアランティン | パニック・感染・POV | 配信状況をチェック | |
アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち | 精神病院・サスペンス | 配信状況をチェック | |
死霊高校 | 心霊・POV | 配信状況をチェック | |
ザ・プラットフォーム | 社会風刺・極限状態 | 配信状況をチェック | |
サイレント・ハウス | 密室・リアルタイム風 | 配信状況をチェック | |
シャッター アイランド | 精神世界・サスペンス | 配信状況をチェック |
CUBE

映画紹介:
目が覚めたら、そこは無機質な立方体の部屋——しかも脱出ルートもルールもわからない。
『CUBE』は、登場人物たちが突然謎の立方体迷宮に閉じ込められ、脱出を試みる密室スリラーです。各部屋には殺人トラップが仕掛けられており、知恵と運、そして心理戦が試される展開が待っています。
低予算ながらも緊張感が途切れないストーリー展開と、“なぜ閉じ込められたのか”という謎が、最後まで観る者を引きつけます。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:密室・デスゲーム・サスペンス
- 一言おすすめポイント:狭い空間がここまで怖くなるなんて思わなかった…!シンプルだけど恐怖の本質を突いてくる1本。
密室ホラーの傑作。余計な説明がないからこそ、想像力を刺激されて怖い。
トラップも人間関係も怖い。次に誰が裏切るか分からない緊張感がたまらない。
ラストの余韻が強烈。意味深な終わり方がずっと頭に残る。
エレベーター
映画紹介:
高層ビルのエレベーターに閉じ込められた5人の男女。外部との連絡も取れず、密室の中で次々と怪奇な事件が発生していきます。
しかもその中に、“悪魔”が紛れ込んでいる──?
『エレベーター(DEVIL)』は、M・ナイト・シャマランが製作を務めたサスペンス色の強い密室ホラー。狭く密閉された空間で正体不明の恐怖にさらされるシチュエーションは、観る者の息苦しさを加速させます。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:閉鎖空間・悪魔・サスペンス
- 一言おすすめポイント:たった1つのエレベーターで、ここまで不安と恐怖を煽ってくるのがすごい。
ただの密室劇じゃない。宗教的なテーマがにじむのがシャマランっぽくて好き。
短い上映時間なのに、ちゃんと怖くて面白い。
“誰が悪魔なのか”って疑心暗鬼になる展開がリアルでゾクっとした。
ザ・ホール
映画紹介:
ある日、森の奥にぽっかり空いた巨大な“穴”を発見した母親とその息子。
しかしそれ以来、息子の様子がどこかおかしくなっていきます——まるで、別人になったかのように。
『ザ・ホール』は、親子の関係に潜む不安と恐怖を描いたサイコ・ホラー。
「これは本当に自分の子どもなのか?」という疑念がじわじわと広がり、観る者を精神的に追い詰めてきます。
ホラーとしての派手さはないけれど、じわじわ効いてくる“静かな恐怖”がクセになる一作。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心理ホラー・親子・田舎の恐怖
- 一言おすすめポイント:息子の変化が静かに怖い。“これ誰…?”って思った瞬間、背筋がゾッとする。
“自分の子どもじゃないかも”って感覚がホラーとしてめちゃくちゃ新鮮だった。
派手さはないけど、見終わったあとも引きずる怖さがある。
田舎の静けさと、息子の無表情さの組み合わせが怖すぎ。
デッド or キル

映画紹介:
金銭的に困窮した人々が、一夜限りの“ディナーゲーム”に招待される。
その場には大富豪、豪華な食事、そして奇妙なゲームのルール──
「どちらかを選べ」という“Would You Rather”形式で提示される選択肢は、次第に倫理と命を削る恐怖へと変わっていきます。
『デッド or キル』は、心理的なプレッシャーと極限の選択を突きつけるサバイバル系ホラー。
一つひとつの選択肢が恐ろしく、「自分だったらどうする?」と問われるような緊張感が続きます。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:デスゲーム・密室・心理サバイバル
- 一言おすすめポイント:人間の本性が剥き出しになる“選択型ホラー”。じわじわ壊れていく姿がリアルで怖い。
低予算なのに、アイデアの勝利。めちゃくちゃ引き込まれた。
“どっちか選べ”っていうルールだけで、こんなに怖くなるとは。
地味だけど心理戦が濃くて、人間の怖さが滲み出てる感じが良かった。
REC:レック/ザ・クアランティン

映画紹介:
POV(主観視点)ホラーの金字塔。
消防隊の密着取材中に、アパートで発生した“異常事態”に巻き込まれるテレビクルー。
警察により外部との連絡が遮断され、建物全体が封鎖される中、次々と起こる惨劇。
『REC:レック/ザ・クアランティン』は、リアルタイムで進行する恐怖と、逃げ場のない極限状態が観る者を容赦なく飲み込んでいく傑作ホラーです。
暗闇・狭さ・未知の感染──恐怖の要素が詰まりまくった密室地獄!
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:POV・感染・パニックホラー
- 一言おすすめポイント:何が起こってるのか分からないまま襲われる恐怖。終盤の“あのシーン”はトラウマ確定。
POVの臨場感がここまで怖くなるとは…叫び声に心臓が跳ねた。
閉じ込められる×感染っていう最悪のシナリオ。怖すぎて途中で一回止めた。
後半に出てくる“本当の恐怖”に鳥肌。ホラー慣れしててもビビる。
アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
映画紹介:
精神病院を舞台にしたホラーは数あれど、ここまで不気味な空気を纏った作品は稀。
医学生たちが研修のために訪れた隔離病棟で、かつて治療を受けていた患者の記録を読み進めるうち、現実と妄想の境界が曖昧になっていきます。
『アサイラム』は、“顔のない患者”という不気味な存在を中心に、じわじわと精神を侵してくるホラー作品。
視覚的なショックというよりも、心理的に追い詰められる閉鎖感と狂気が見どころです。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:精神病院・心理サスペンス
- 一言おすすめポイント:正気と狂気の境目がなくなる感覚が怖すぎる。音や演出も不穏で心が削られる。
いわゆるジャンプスケアじゃないけど、不安がずっと続くタイプの怖さ。
精神病院ってだけでも怖いのに、記録を読む形式なのがまた不気味。
“顔がない”という存在設定が絶妙。説明されすぎないのが逆に怖い。
死霊高校
映画紹介:
高校の演劇中に起きた“悲劇の事故”から20年。
その演目を再び上演しようとする生徒たちは、夜の校舎に忍び込み、練習の様子を撮影し始める。だがその先に待っていたのは、かつて命を落とした“彼”の怒りだった……。
『死霊高校』は、POV形式で進行する心霊系ホラー。
暗い校舎、誰もいないはずの廊下、聞こえるはずのない物音。舞台が学校というだけで身近な恐怖が倍増します。
“吊るされた男”のシルエットは、今でもトラウマになるほど印象的。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心霊・POV・学校ホラー
- 一言おすすめポイント:学校って、本当はこんなに怖かったっけ?って思わせてくる身近な心霊ホラー。
シンプルだけど、学校×心霊×POVって最強じゃない?
暗闇の中から吊るされた足が見えるシーン、マジで叫んだ。
最後の展開は賛否ありそうだけど、怖さはちゃんとあるし満足。
ザ・プラットフォーム
映画紹介:
目を覚ました男がいたのは、上下に無数の階層が続く“縦の牢獄”。
1日に1回、中央の穴から食事台が降りてくるが、上の階の人間が食べ残したものしか下には届かない——
『ザ・プラットフォーム』は、極限状態での人間性を鋭く描いた社会派ディストピアホラー。
閉鎖された構造の中で、飢えや暴力、絶望がどんどんむき出しになっていきます。
単なる恐怖だけじゃなく、「自分ならどうする?」と考えずにはいられない衝撃作。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:社会派スリラー・密室・サバイバル
- 一言おすすめポイント:アイデアが天才的。恐怖よりも“やるせなさ”が心に残る、知的ホラー。
ホラーっていうよりサバイバル哲学。ラストまで目が離せなかった。
食事が下に行くほどひどくなっていく構造が地獄。考えさせられる。
グロいけど、それ以上に人間の“本性”が怖かった。
サイレント・ハウス
映画紹介:
父親と共に訪れた、湖畔に建つ古びた別荘。
そこで少女が体験するのは、“静寂”に支配された恐怖の一夜。
『サイレント・ハウス』は、リアルタイムかつ“長回し風”で展開されるワンシチュエーションホラー。
密閉された家の中で、何かが忍び寄ってくるような気配──だが、はっきりとは見えない。
音と間だけで観る者の恐怖心をじわじわ煽ってくるこの作品は、まさに“静寂の恐怖”を体感できる異色作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:密室・リアルタイム・心理ホラー
- 一言おすすめポイント:“何かがいる”のに見えない恐怖。静かすぎて逆に怖い。
静かすぎて、心臓の鼓動が聞こえてくる映画だった。
ワンカットっぽい演出が没入感あって、気づけば息止めてた。
派手さはないけど、ジワジワ不安が押し寄せてくる感じがクセになる。
シャッター アイランド

- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:サイコスリラー・密室・精神世界
- 一言おすすめポイント:観終わった後、何が本当だったのか考えたくなる。ラストの余韻がヤバい。
ホラーよりも精神を削る感じ。怖いというより、ずっと不安にさせられた。
ディカプリオの演技がすごすぎる。後半の展開で震えた。
考察が止まらない映画。閉鎖空間ってこういう形でも怖くなるんだと実感。
まとめ|閉鎖空間だからこそ“本当の恐怖”が迫ってくる

逃げられない空間に閉じ込められたとき、何が一番怖いか──
それは、外からの襲撃ではなく、“その場にいる人間”や“自分の中にある恐怖”かもしれません。
今回紹介した10本のホラー映画は、狭い空間や制限された状況の中で、極限の恐怖と心理的プレッシャーを描いたものばかり。
どれも日常ではなかなか味わえない“閉じ込められる恐怖”を、さまざまな角度から体験できます。
ドアの外にも、部屋の中にも、逃げ場はない。
そんな緊張感を楽しみたい人にこそ、ぜひ観てほしい作品たちです。
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