静まり返った部屋の隅に、誰もいないのに“気配”がある──。
見えない恐怖、説明のつかない現象、そして人の心に巣食う怨念。
このジャンルが描くのは、単なる霊ではなく、「死者が残した感情」そのもの。カメラの奥、鏡の向こう、音のしない部屋──すべてが恐怖の入り口になります。
今回は、世界中で語り継がれる定番の名作から、観た者の心に後を引くガチで怖い作品まで、心霊・悪霊ホラー映画の傑作10本を厳選。
“姿なき恐怖”を体験したいなら、このリストから逃れることはできません。
画面越しでも、何かが“憑いてくる”かもしれません──。
・幽霊や悪霊が登場する、本格派ホラーを探している人
・ジャンプスケアよりも“じわじわ怖い”系の恐怖が好きな人
・『呪怨』『死霊館』など、定番も新作もまとめてチェックしたい人
心霊・悪霊ホラー映画おすすめ10選|定番からガチで怖い傑作まで

| タイトル | ジャンル | 怖さ |
|---|---|---|
| 死霊館 | 悪霊・実話系 | |
| アナベル 死霊館の人形 | 人形・スピンオフ | |
| インシディアス | 幽体離脱・悪魔 | |
| パラノーマル・アクティビティ | POV・悪魔憑き | |
| 残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋− | 怪談・実話風 | |
| 呪怨 | 怨霊・Jホラー | |
| リング | 呪い・ビデオ | |
| ノロイ | フェイクドキュメンタリー | |
| ジェーン・ドウの解剖 | ミステリー・悪霊 | |
| オキュラス/怨霊鏡 | 心理・超常現象 |
死霊館
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2013年 | アメリカ | 112分 |
映画紹介:
“見せない”恐怖の上手さで、心霊ホラーの基準を更新した一作。1971年のロードアイランドで実際に起きたウォーレン夫妻の心霊調査をもとに、家という日常空間が音と影だけで地獄に変わる過程を、ジェームズ・ワンが精密に積み上げます。派手なVFXよりも、扉の軋み、静寂、間を操る演出で背筋を氷にする“古典回帰の怖さ”。
一家に降りかかる怪異は、最初は些細な異音や物音。しかし気づけば匂いのない腐敗が家中に広がるように、寝室・地下室・物置が順番に“侵食”されていきます。カメラは決して煽らず、正面から家の暗がりを映すだけ。だからこそ観客の想像が膨れ上がり、見えない何かが枕元に立つ気配をリアルに呼び込むのです。
ウォーレン夫妻の「信じる覚悟」と家族の「守る覚悟」が交差するクライマックスは、オカルトの儀式を単なる見世物にせず、“信仰と愛情の持久戦”として描ききるのが見事。ジャンプスケアはあるのに安っぽくない――その理由は、全ショットが“この家に何が棲むのか”という謎に繋がっているから。
心霊・悪霊ものの入門であり到達点。「怖い」を積み木のように積む設計の美しさと、最後の一押しで全身が総毛立つ快感を、ぜひ劇場級の音量で体験してほしい。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:悪霊・実話系オカルト
- 一言ポイント:音・間・構図で追い込む、“家”が主役の最恐クラシカルホラー。

地下室の“間”がエグい…何も映ってないのに心拍だけ上がる。

ジャンプスケアが安くない。全部が積み重ねの結果だから効き方が違う。

心霊ものの教科書。シリーズ初見でも完成度の高さにうなる。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
|---|---|---|
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死霊館 [DVD]



アナベル 死霊館の人形
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2014年 | アメリカ | 98分 |
映画紹介:
『死霊館』シリーズのスピンオフとして誕生した本作は、あの“呪われた人形アナベル”の誕生譚を描く心霊スリラー。70年代のアメリカを舞台に、新婚夫婦の幸福な日常が、一体の人形によって崩壊していく。優雅で静かな暮らしが、少しずつ“異音”と“異変”に侵食されていく展開は、正統派オカルトの真髄そのものです。
物語の焦点は、夫婦が持つ“信仰”と“恐怖”の境界線。なぜアナベルが動くのか、誰が操っているのか、という謎ではなく、「信じたくない現実」を目の前にした人間の反応を丹念に描いています。何より印象的なのは、リビングや廊下といった日常空間を、極端なカメラ位置で撮ることで、“何かがいるのに映らない”感覚を作り出している点。
その恐怖演出は、ジェームズ・ワン譲りの“音と間”の構築。何も起きない沈黙が続き、観客の神経が限界に達した瞬間に、わずかな物音ひとつで全身が硬直する。人形が動くよりも怖い「動かないこと」――その緊張の持続力がアナベルの真価です。
スピンオフながら、本家『死霊館』に負けない完成度。アナベルという名を世界中に知らしめた、“静かに狂う恐怖”の代表作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:人形・悪霊スリラー
- 一言ポイント:“動かないこと”が一番怖い。沈黙で神経を焼くクラシック・ホラー。

アナベルが部屋の隅に座ってるだけで怖い。何もしてないのに恐怖MAX。

序盤は静かすぎて油断してたら、後半の展開で完全に持っていかれた。

シリーズを知らなくても楽しめる完成度。人形系ホラーの王道を作った一本。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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アナベル 死霊館の人形 [DVD]



インシディアス
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2010年 | アメリカ | 103分 |
映画紹介:
“家が呪われている”と思ったら、呪われていたのは家ではなく人間のほうだった──。ジェームズ・ワン監督と脚本家リー・ワネルがタッグを組み、『ソウ』以来の恐怖を再定義したのが『インシディアス』です。霊が棲むのは壁の中ではなく、“眠りについた意識の外側”という発想が、既存の心霊ホラーを一気に更新しました。
息子が昏睡状態に陥った後、家庭に起こる奇妙な現象――足音、影、囁き。すべての現象の鍵を握るのは、“夢と現実の狭間”にある異界〈アストラル界〉。そのビジュアルが強烈で、赤黒い霧と古びた屋敷、悪魔的な笑みを浮かべる存在が漂う光景は、まさに悪夢の具現化です。
他のホラーと一線を画すのは、恐怖の正体を“家族の愛と罪悪感”に結びつけている点。単なる除霊や呪いではなく、「過去の記憶をどう乗り越えるか」という心理ドラマが根底に流れています。音の使い方も絶妙で、静寂のあとに響くピアノの一音が、まるで死神の呼吸のよう。
霊的世界と現実を行き来する構成は、観客にも“引きずられる”ような没入感を生む。視覚と聴覚で心を掴む、新世代オカルトホラーの金字塔です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:幽体離脱・悪魔ホラー
- 一言ポイント:“夢の外側”を覗くと、そこは帰れない場所だった。

異界の造形センスが神。あの赤い顔の悪魔、初見はトラウマ級。

“家じゃなく人が呪われてた”という展開に震えた。発想が怖すぎ。

ジェームズ・ワンらしい音の演出。静寂と絶叫の緩急が完璧。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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インシディアス [DVD]



パラノーマル・アクティビティ
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2007年 | アメリカ | 86分 |
映画紹介:
“何も起こらない映像”が、なぜこんなに怖いのか――。
わずか1万5千ドルという低予算から始まり、世界中を震撼させたPOV(主観撮影)ホラーの金字塔『パラノーマル・アクティビティ』。全編が固定カメラによる「日常の記録」で構成され、そこに潜む“目に見えない悪意”が、観客の想像力を最大限に引き出します。
恋人同士のカップルが夜の寝室にカメラを設置し、怪奇現象の正体を確かめようとする――それだけの物語。しかし、夜が訪れるたびに少しずつ変化していく物音、足跡、ドアの揺れ。その“変化の小ささ”がリアルで、「自分の家でも起こるかもしれない」という恐怖に直結します。
恐怖を煽るBGMはなし。照明も、特撮も、演技のオーバーさも一切なし。それでも観客が息を呑むのは、「見えない存在に支配されていく」という人間の本能的な恐怖を突いているから。ラストに向けて加速する緊張感は、もはやドキュメンタリーを超えた“現実ホラー”です。
POVホラーの歴史を変えた一本。何も映っていない「間」こそが最も恐ろしいという、映画史的発見に満ちた作品です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:POV・悪魔憑きホラー
- 一言ポイント:“何も起きない夜”が、一番怖い。見えない悪意のリアリティ。

寝室の静寂が地獄。ドアがちょっと動くだけで叫びそうになる。

BGMなしでこんなに怖い映画ある?リアルすぎて寝室で眠れなくなる。

初見の衝撃は今も忘れない。POVホラーの概念を変えた一本。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
|---|---|---|
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パラノーマル・アクティビティ [DVD]



残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2016年 | 日本 | 107分 |
映画紹介:
“この部屋、何かがいる気がする”――そう感じた瞬間から、恐怖は始まる。『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』は、小野不由美の原作小説を実写化した、考えるほどに怖くなる調査型心霊ホラー。派手な演出を排し、淡々と事実を積み上げるリアリズムが、観る者の想像力を極限まで刺激します。
作家のもとに届いた一通の手紙──「新居で奇妙な音がする」という相談から、記録的な心霊調査が始まります。取材を進めるうちに、過去の住人が辿った怪死の連鎖、そしてその背後に潜む“場所そのものの呪い”が浮かび上がる。人ではなく土地が持つ怨念というモチーフが、静けさの中でじわりと恐怖を醸し出します。
本作の怖さは、“見えない”だけでなく“説明される”怖さ。資料、取材メモ、語りによって少しずつ全貌が明かされるほど、理解してはいけない恐怖が迫ってくる。事件がつながるたびに、観客は「知ってしまった者の運命」から逃れられなくなります。
Jホラー特有の湿った空気と、理屈では処理できない不気味さが共存する傑作。静かな画面にこそ、“そこに何かいる”感覚が宿る――まさに知的で冷たい恐怖です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:怪談・実話風ホラー
- 一言ポイント:“説明”が怖い。知れば知るほど逃げられない理詰め系心霊ホラー。

地味なのに怖い。音も光も少ないのに、終盤の寒気がすごい。

“土地が呪われてる”という発想がリアル。現実にありそうでゾッとした。

説明すればするほど怖いってすごい構成。終盤の余韻が不気味すぎる。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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残穢 ざんえ 住んではいけない部屋 [DVD]



呪怨
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2002年 | 日本 | 92分 |
映画紹介:
一度でも“あの家”に関わった者は、例外なく呪われる――。『呪怨』は、清水崇監督が生み出したJホラーの代名詞であり、恐怖の連鎖構造を完成させた作品です。家、家族、そして時間を超えて続く怨念。その全てを淡々と、しかし執拗に描き出すことで、観客の心に永遠の後味を刻みます。
舞台となるのは、ごく普通の住宅。そこに巣食うのは、夫に殺された母・伽椰子と、その息子・俊雄の怨霊。彼らは家に入った者を選ばず呪い、時系列も関係なく襲いかかる。原因も解決もないこの“無限ループの恐怖”こそが、Jホラーの真骨頂です。
映像は極限まで抑制され、照明も静寂も計算され尽くしている。白い肌、黒い長髪、ギシギシと鳴る家の音。派手な演出をせずとも、存在するだけで恐ろしい怨霊像を確立した功績は計り知れません。特に伽椰子が階段を這い降りるシーンは、世界中のホラーファンに刻まれたトラウマ。
“なぜ呪われたのか”を超えて、“なぜ終わらないのか”を問いかける。日常が地獄にすり替わる感覚をここまでリアルに再現した作品は、今も他にありません。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:怨霊・Jホラー
- 一言ポイント:終わらない恐怖の連鎖。“呪い”という概念を世界に植え付けた傑作。

伽椰子の声が耳に焼きつく…。階段のシーン、何度見ても無理。

終わらないってわかってるのに怖い。構成の巧さに鳥肌が立つ。

何も解決しないのが逆にリアル。静かで絶望的な恐怖が好き。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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呪怨 劇場版 デラックス版 [DVD]



リング
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 1998年 | 日本 | 96分 |
映画紹介:
「このビデオを見た者は、7日後に死ぬ」――この一文が日本中を恐怖に陥れた。
中田秀夫監督による『リング』は、Jホラーを世界へ広めた歴史的傑作にして、“呪い”という概念を映像に具現化した作品です。日常と超常の境界を曖昧にし、理屈では説明できない恐怖を観る者の心に直接刻みます。
テレビから這い出る貞子の姿はあまりに有名。しかし本作の真の怖さは、映っていない時間に潜む不穏さにあります。調査の過程で見えてくるビデオの断片、電話の着信音、井戸の底の静寂――それらすべてが“何かが見ている”という感覚を増幅させます。
さらに、物語の背後にあるのは“情報伝達”という現代的テーマ。ビデオという媒体が、呪いを拡散する道具になる構造は、まるでSNS時代の恐怖を予見していたかのよう。恐怖そのものが人から人へ感染していくというアイデアが、観客を物語の一部に引きずり込みます。
冷たい色調と無機質な演出、静寂を切り裂く効果音、そして井戸の中に眠る“哀しみ”――。
『リング』はただ怖いだけではなく、悲しみと孤独の物語としても深く記憶に残る名作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:呪い・超常現象
- 一言ポイント:恐怖は“感染”する――Jホラーの原点にして頂点。

テレビから出てくる瞬間、心臓止まった。知ってても怖い。

映像の“間”が怖すぎる。何も起きてないのに不安で息できない。

貞子の悲しみも伝わる。恐怖と哀しみが共存する稀有なホラー。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
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リング [DVD]



ノロイ
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2005年 | 日本 | 115分 |
映画紹介:
“これはドキュメンタリーである”――その一文から、観客は恐怖の泥沼へ引きずり込まれる。白石晃士監督による『ノロイ』は、フェイクドキュメンタリーという形式を極限まで突き詰めた、最もリアルで最も不気味なJホラー。架空の心霊研究家・小林雅文の調査映像として構成され、すべてが現実の記録のように見える構成が圧倒的です。
物語は、一見バラバラな心霊事件や超常現象が徐々に一本の線で結ばれていく構成。古代の呪い「カグタバ」、謎の少女、そして消えた村。ドキュメンタリー風の語り口によって、観客自身が調査の一員になったような錯覚を覚える。だが、調べれば調べるほど、“見てはいけないもの”に近づいていく感覚が胃を締め付けます。
演出は徹底してリアル。カメラは手ブレし、音声は時折ノイズで途切れる。特撮もほぼ使わず、“リアルに映ってしまった”という怖さを体感させる見事な手法です。そして最後に訪れる“あの結末”――一度見たら二度と忘れられません。
『ノロイ』はJホラーの中でも異端。観客に理解させることを拒み、不明瞭さそのものを恐怖の中心に据えた、真のドキュメンタリーホラーです。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:フェイクドキュメンタリー・呪い
- 一言ポイント:“リアルすぎて信じる”——映像記録としての恐怖が極まる。

リアルすぎて途中で再生止めた。これマジの映像じゃないの?

何が起きてるのか説明できないのが逆に怖い。最後の展開で鳥肌。

終わってもモヤモヤが残る。考察したくなる不気味さ。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
|---|---|---|
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ノロイ [DVD]



ジェーン・ドウの解剖
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2016年 | アメリカ | 86分 |
映画紹介:
“彼女の死体が、すべてを語っている”――。
『ジェーン・ドウの解剖』は、一体の身元不明女性の検死を通して、少しずつ明らかになる“何かがおかしい”真実を描いた密室ホラー。全編ほぼ遺体安置所の地下室だけで展開するにも関わらず、息が詰まるほどの緊張感と恐怖が持続します。
舞台は、親子で検死官を務める小さな町のモルグ。何の外傷もないのに謎の死を遂げた女性が運ばれてくる。解剖を進めるにつれ、体内から次々と不気味な“異物”が発見され、科学では説明できない現象が起こり始めるのです。冷たく無表情な遺体に、観客も目を離せなくなる。
本作の真骨頂は、“見せずに怖がらせる”構成。監督は血しぶきではなく、静寂・照明・空間の密度で恐怖を作り出します。やがて死体の正体が明かされたとき、それは単なる心霊現象ではなく、人間が犯した罪への報いであることに気づく――この瞬間、恐怖と同時に深い悲しみが押し寄せるのです。
エレガントで、冷酷で、どこまでも不可解。“死”を科学の目で覗いたら、そこには悪魔がいた。本格派スリラーとしても完成度の高い傑作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:ミステリー・悪霊ホラー
- 一言ポイント:科学の目で悪魔を dissect。沈黙が最恐のスリラー。

静かなのに怖すぎる。音も照明も演出の全てが完璧。

死体の表情が変わらないのに、ずっと“見られてる”気がした。

ラストの真相が切なすぎる。怖いけど悲しい、忘れられない一本。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
|---|---|---|
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ジェーン・ドウの解剖 [DVD]



オキュラス/怨霊鏡
| 公開年 | 制作国 | 上映時間 |
|---|---|---|
| 2013年 | アメリカ | 104分 |
映画紹介:
鏡の中に“何か”がいる――。
『オキュラス/怨霊鏡』は、古びた鏡をめぐる兄妹の悲劇を描いた心理ホラー。物語の中心にあるのは、幻覚と現実が入れ替わる恐怖。登場人物たちの記憶と視界が歪み、観客自身も「今、何が起きているのか」わからなくなっていく。
かつて両親を狂わせた“鏡”の呪いを暴くため、妹ケイリーは再びその家に戻り、記録カメラを設置する。しかし、鏡の前では物理法則も感覚も崩壊していく。照明が消えたと思えば明るくなり、食べ物がいつの間にか腐っている。現実そのものが鏡に支配される、知的で不気味な構成です。
監督は後に『ドクター・スリープ』を手掛けるマイク・フラナガン。心理と演出を融合させる巧さが光り、ジャンプスケアよりも“状況の錯乱”で恐怖を生み出します。過去と現在が交錯し、幼少期の記憶と現在の幻覚が混ざり合うラストは、まさに悪夢のループ。
派手さはなくとも、知性派ホラーの完成形。現実が信じられなくなる“知覚の恐怖”を味わいたい人におすすめです。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心理・超常現象ホラー
- 一言ポイント:“信じているもの”が一番危険。知覚を狂わせる知性派ホラー。

幻覚と現実が混ざる演出が怖すぎる。自分まで混乱する。

静かなのに不安が止まらない。鏡ってこんなに怖かったっけ。

悲しい兄妹の話としても完成度が高い。ホラー×心理劇の名作。
| 配信サービス | 配信状況 | 配信先 |
|---|---|---|
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オキュラス/怨霊鏡 [DVD]



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“見えない恐怖”が一番怖い。

幽霊や悪霊は、姿を見せないからこそ怖い。そこに何がいるのか、なぜ狙われているのかもわからないまま、日常の風景がじわじわと恐怖に侵食されていく──そんな体験こそ、心霊ホラーの真髄です。
今回紹介した10作品は、ただ驚かせるだけのホラーではなく、“見えないものの存在”を信じさせるほどリアルで、観た後も背後を振り返りたくなるものばかり。静けさ、音、闇――そのどれもが恐怖のスイッチとなってあなたを追い詰めます。
派手なスプラッターとは違い、心霊・悪霊ホラーは想像力が試されるジャンル。目を閉じても逃げられない恐怖を、ぜひこの10本で味わってみてください。あなたのすぐ隣にも、誰かが“いる”かもしれません。


















