美しいホラー映画10選｜恐怖の中に宿る映像美と狂気の世界

2025年9月24日

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ホラー映画は「怖い」だけじゃない──。

なかには映像美や色彩、構図にこだわり抜き、恐怖と同時に美しさに息を呑ませる作品が存在します。

血塗られた惨劇すら絵画のように美しく、狂気の光景が芸術にまで昇華される。そんな映画は、ただのエンタメを超えて「恐怖」と「美学」の二面性を体験させてくれるのです。

今回は「美しいホラー映画」というテーマで10本を厳選。
耽美でゴシックな世界観、A24作品特有のアート性、そして視覚的に圧倒される傑作たちを紹介します。

恐怖は、こんなにも美しい──。

こんな人におすすめの記事です

・ゾッとするだけじゃなく、映像美や芸術性のあるホラーを楽しみたい人

・A24やゴシック調など、美的センスを感じるホラー映画を探している人

・定番以外の「美しさ」で記憶に残るホラー作品を知りたい人

美しいホラー映画10選｜恐怖の中に宿る映像美と狂気の世界

タイトル	ジャンル	美しさ
サスペリア（1977）	ゴシック・クラシック
サスペリア（2018）	リメイク・アートホラー
ミッドサマー	フォークホラー
ブラック・スワン	サイコ・ドラマ
LAMB／ラム	異形・神話的
ザ・ウィッチ	フォーク・宗教
クリムゾン・ピーク	ゴシック・ラブホラー
RAW〜少女のめざめ〜	ボディホラー
Pearl	スラッシャー・耽美
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ	吸血鬼・耽美

サスペリア（1977）

公開年	制作国	上映時間
1977年	イタリア・西ドイツ	98分

映画紹介：
『サスペリア』は、色彩と音で観客の神経を握りつぶすアルジェント流ホラーの到達点。赤・青・緑がうねるゲルライト、幾何学的な美術、古城のような舞踏学校──画面の隅々が「美しく不穏」で満たされ、ただ歩くだけのシーンすら絵画のごとく妖艶です。

主人公スージーが足を踏み入れるのはベルリンの名門舞踏学校。しかし、その内部は優雅さの裏で魔女たちの支配が絡み合う迷宮。建築と動線の見せ方が巧みで、廊下の奥行きや螺旋階段のカーブまでが恐怖演出に加担します。視覚が快楽を覚えるほど、恐怖は冷たく皮膚に刺さる──この逆説が本作の醍醐味です。

そして忘れてはならないのが、バンドGoblinの呪術的スコア。心拍と同調する打撃音、ささやき声、反復フレーズが画面の色と共鳴し、視覚と聴覚のトランスを生み出します。物語の論理よりも、五感で理解させるタイプのホラーであることが、いまなお色褪せない理由です。

流血と装飾のバランスは大胆不敵。惨劇さえも美学に変えるレンズワークは、数多のアートホラーの原点となりました。美の快感と恐怖の痛覚が同時に走る、唯一無二の体験をぜひ。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：ゴシック・アートホラー
一言ポイント：「色と音が呪いをかける。惨劇をも美に変える魔的ホラー」

色彩だけでこんなに酔えるなんて。ホラーを“鑑賞”する快感。

Goblinの音が脳に直接くる…画と音の融合で完全にトリップ。

美しいのに怖い。この矛盾がずっと体から抜けない。

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サスペリア（2018）

公開年	制作国	上映時間
2018年	イタリア・アメリカ	152分

映画紹介：
ダリオ・アルジェントの伝説的ホラーを、ルカ・グァダニーノ監督が再構築した『サスペリア（2018）』。原作の原色と音の狂騒を引き継ぎながらも、冷ややかな色調と重厚な歴史観で別物のアートホラーへと進化させました。白夜のように淡く沈んだ色合いのなかで、ダンスの振り付けが血の儀式と一体化していく様は圧巻です。

物語の舞台は1977年のベルリン。社会不安とテロの影が忍び寄る時代背景が、舞踏学校の内部に潜む魔女たちの権力構造と響き合います。政治性と女性性、抑圧と解放といったテーマを絡めながら、ホラーを超えた寓話としての強度を獲得しているのが本作の特徴です。

トム・ヨーク（Radiohead）が手掛けたサウンドトラックも大きな魅力。アルジェント版の暴力的サウンドとは対照的に、繊細で憂いを帯びた旋律が恐怖と悲哀を同居させる空気を醸し出しています。

美学としてのホラーを徹底的に追求した152分。旧作の派手さではなく、沈黙と重さの中で美しさを紡ぐ新たな『サスペリア』は、観る者に深い余韻を残します。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：リメイク・アートホラー
一言ポイント：「恐怖を歴史と女性性に織り込んだ、重厚な映像詩」

1977年という時代背景をここまで恐怖と結びつけるの、すごい。

トム・ヨークの音楽が切なくて、ホラーなのに泣きそうになった。

旧作とまったく別物。でもこれはこれで芸術品だと思う。

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ミッドサマー

公開年	制作国	上映時間
2019年	アメリカ・スウェーデン	147分

映画紹介：
『ミッドサマー』は、白夜のまばゆい光に包まれた田園風景のなかで、じわじわと狂気に飲み込まれていく恐怖を描いたフォークホラーの傑作です。暗闇ではなく昼の光の下で繰り広げられる惨劇という逆転の発想が、観客を強烈に不安にさせます。

物語は、最愛の家族を失ったヒロイン・ダニーが恋人や友人とともにスウェーデンの奥地を訪れるところから始まります。花々に囲まれ、伝統衣装に身を包んだ村人たちは一見美しい共同体。しかし祭儀が進むにつれて、外部の者を巻き込む残酷な掟が明らかになっていきます。

色鮮やかな花冠、純白の衣装、整然とした儀式──すべてが美しいのに、そこに潜む残酷さが観客を引き裂きます。「美と恐怖の同居」をこれほどまでに徹底した作品は稀であり、視覚的快楽と心理的トラウマが同時に訪れる体験となります。

アリ・アスター監督は前作『ヘレディタリー』に続き、喪失と共同体をテーマに描きました。最後にダニーが見せる表情は、観客に「解放か、それとも狂気か」という問いを突きつけ、忘れがたい余韻を残します。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：フォークホラー
一言ポイント：「光に包まれた美と惨劇。昼のホラーが心を焼き尽くす」

美しいのに、ずっと息苦しい…終わった後もしばらく動けなかった。

昼間の光がここまで不気味に感じる映画は初めて。花の映像美が怖い。

ダニーの最後の表情に泣きそうになった。狂気なのに救いにも見える。

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ブラック・スワン

公開年	制作国	上映時間
2010年	アメリカ	108分

映画紹介：
『ブラック・スワン』は、バレエという芸術の世界を舞台に、美と狂気の境界線を描いたサイコスリラー。主人公ニナ（ナタリー・ポートマン）が「白鳥」と「黒鳥」の二役を完璧に演じるために追い込まれていく姿は、観客に息詰まるほどの緊張を与えます。

物語は、優等生的なニナが黒鳥を演じるために抑圧された本能や欲望を解放していく過程を中心に展開します。鏡の中の自分が勝手に動く、羽が生え始める、肉体が変容していく──そんな幻想と現実の境界が曖昧になる演出が圧倒的な没入感を生みます。

映像はエレガントで、舞台のライトや衣装の美しさが狂気と同居。バレエの美と心の崩壊が対照的に描かれることで、観客は恐怖と陶酔を同時に味わうことになります。ダーレン・アロノフスキー監督の手腕が光る一作です。

最終幕、ニナが到達する「完全な黒鳥」は美と死の融合そのもの。芸術を追い求めた果ての狂気がここまで美しく見える映画は他にありません。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：サイコ・ドラマ
一言ポイント：「バレエの優雅さと心の崩壊が織り成す、美と狂気の舞踏」

美しいはずの舞台が、こんなにも恐ろしく見えるなんて衝撃。

最後の舞台で涙が出た。狂気と美の融合が完璧すぎる。

バレエ映画なのにホラーとしても成立してるのがすごい。

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LAMB／ラム

公開年	制作国	上映時間
2021年	アイスランド・スウェーデン・ポーランド	106分

映画紹介：
アイスランドの広大な自然を舞台にした『LAMB／ラム』は、神話と民俗ホラーが融合した美しい異色作です。霧に覆われた山々、果てしなく広がる牧草地、吹きすさぶ風──その静謐な映像美が、物語全体に神秘的な緊張感を与えています。

子どもを失った夫婦が羊の出産を手伝うと、そこに生まれたのは人間の姿を部分的に持つ不思議な存在。彼らはその子を「アダ」と名付け、我が子のように育て始めます。しかし、自然の掟を破った報いは静かに忍び寄り、やがて避けられない悲劇へと収束していきます。

本作はホラーというよりも、寓話的な美しさが強く印象に残る作品。風景の撮り方は絵画的で、羊たちの群れや荒涼とした農場の光景が、人間の孤独や欲望の小ささを際立たせます。

ラストに訪れる衝撃は決して派手ではありませんが、「自然の摂理に逆らった者への結末」として深い余韻を残します。アイスランド映画らしい神秘と静寂の恐怖を味わえる一作です。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：異形・民俗ホラー
一言ポイント：「自然と神話の境界線で生まれる、美しくも悲しい寓話ホラー」

怖いというより、不思議で美しい。終盤の静かな恐怖が沁みる。

アダが愛おしくて涙が出た…。ホラーなのに胸が締め付けられる。

じわじわ来るタイプ。派手さはないけど映像がずっと頭に残る。

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ザ・ウィッチ

公開年	制作国	上映時間
2015年	アメリカ・カナダ	92分

映画紹介：
『ザ・ウィッチ』は17世紀ニューイングランドを舞台に、清教徒の家族が信仰と孤立の果てに狂気へと沈んでいく様を描いたフォークホラー。森に隠れ住む魔女の存在がじわじわと影を落とし、敬虔さと罪の意識が観客の胸を締め付けます。

主人公は農場を追放され、人里離れた土地で暮らす一家。畑は実らず、家畜は病み、赤ん坊は忽然と消える。やがて「魔女」の影が家族に不和を生み、信仰が彼らを救うどころか崩壊へと導いていきます。宗教と迷信が織りなす不気味さが全編に漂います。

撮影は自然光を多用し、薄暗い森や油灯のわずかな光に照らされた家の内部が、まるで17世紀絵画のような質感を持っています。映像の美しさと冷たさが、観客に歴史的リアリティと神話的恐怖を同時に感じさせます。

そしてラストに訪れる解放感は、恐怖でありながら陶酔的。「魔女になる」という選択を美しくも恐ろしく描いた結末は、フォークホラーの金字塔にふさわしい衝撃を残します。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：フォーク・宗教ホラー
一言ポイント：「信仰と禁忌の果てに待つ、美しく冷たい魔女譚」

静かなのに怖すぎる。森の暗闇がこんなに不気味に見えたのは初めて。

ラストの解放感にゾクッとした。恐怖と美しさが同時に押し寄せる。

宗教的なテーマが重すぎるけど、その分余韻が深い。

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クリムゾン・ピーク

公開年	制作国	上映時間
2015年	アメリカ	119分

映画紹介：
ギレルモ・デル・トロ監督による『クリムゾン・ピーク』は、ゴシック建築と耽美的な映像美に彩られたゴースト・ロマンス。血のように赤い粘土が染み出す洋館「オールデール・ホール」を舞台に、愛と裏切り、そして亡霊が交錯する壮麗な物語が展開されます。

主人公イーディスは若き小説家志望の女性。魅惑的な紳士トーマスと結婚し、この屋敷に移り住みますが、そこで待っていたのは不可解な現象と不穏な秘密。冷たい廊下や雪の降り積もる屋根裏に現れる幽霊たちは恐怖を煽るだけでなく、真実を告げる存在として物語を導きます。

豪奢な衣装や陰影豊かな美術はまるで美術館の展示物のよう。赤土が床を染める映像は血と情熱のメタファーとなり、愛と死が渾然一体となった世界観を作り上げています。単なるホラーではなく、耽美的な悲劇として記憶に残る作品です。

幽霊の存在は恐怖の象徴であると同時に、真実を解き明かす鍵。ホラーとロマンスが融合した稀有な美学に触れたいなら必見です。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：ゴシック・ラブホラー
一言ポイント：「豪華絢爛な屋敷で繰り広げられる、美しくも悲しいゴシック怪談」

屋敷の美しさに圧倒された。映像だけでずっと見ていられるレベル。

幽霊がただ怖いだけじゃなく、物語の鍵を握ってるのが面白い。

愛の物語としても楽しめるし、悲劇としても胸に残る。

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RAW〜少女のめざめ〜

公開年	制作国	上映時間
2016年	フランス・ベルギー	99分

映画紹介：
『RAW〜少女のめざめ〜』は、思春期の揺らぎと食人衝動を重ね合わせたフランス発のボディホラー。映像はスタイリッシュでありながら、肉体の変化と欲望の解放を生々しく描き、観る者に強烈な衝撃を与えます。

獣医学校に入学した菜食主義の少女ジュスティーヌ。入学儀式で生肉を口にした瞬間、彼女の中に眠っていた抑えきれない渇望が目覚めます。血、肉、そして欲望。姉との関係を通じて、その衝動は次第にエスカレートしていきます。

カメラは肉体の汗や血管、光沢を細部まで捉え、グロテスクさすら美しく感じさせます。キャンパスの異様な雰囲気やパーティの熱狂的な映像も、若さと狂気の境界を鮮烈に描き出しています。

単なる食人ホラーではなく、アイデンティティと欲望に目覚める寓話として機能するのが本作の真骨頂。恐怖と同時にどこか切ない余韻を残す稀有な青春ホラーです。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：ボディホラー・青春ドラマ
一言ポイント：「欲望の芽生えを血と肉で描く、衝撃の青春ホラー」

グロいのに妙にスタイリッシュ。フランス映画らしいセンスを感じた。

人間の本能が暴かれていく感じがゾッとする。怖いのに目が離せない。

ただのグロ映画じゃなく、少女の成長譚として切なさが残った。

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RAW 少女のめざめ [DVD]

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Pearl

公開年	制作国	上映時間
2022年	アメリカ	103分

映画紹介：
『X エックス』の前日譚として製作された『Pearl』は、ミア・ゴス演じる若きパールの狂気を描いたスラッシャーでありながら、古き良きハリウッド調の映像美をまとった異色のホラーです。テクニカラー風の鮮やかな色彩、絵本のように明るい牧場の風景が、残酷さと背反する美を放っています。

主人公パールはスターを夢見る農場の娘。しかし現実は病気の父と支配的な母の世話に縛られ、夢と抑圧の間で苦しむ日々。やがて彼女の内に潜む暴力と欲望が溢れ出し、可憐な外見と残虐さが共存するキャラクターとして開花していきます。

本作の魅力は、残酷な殺人シーンすら美しい映像で描く点にあります。夕暮れの赤、牧場の緑、舞台の照明──そのすべてが鮮烈な色彩で彩られ、観客を「恐怖と陶酔」の狭間へと誘います。

クライマックスの長回し独白シーンは、観る者を圧倒する演技力と狂気の集大成。ホラーでありながら悲劇的な人間ドラマとしても成立しており、耽美な恐怖を味わいたい人に強く薦められる一作です。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：スラッシャー・耽美ホラー
一言ポイント：「鮮烈な色彩と狂気の演技が融合した、美しいスラッシャー」

あまりに色彩が鮮やかで、殺人シーンすら芸術に見えるのが怖い。

ミア・ゴスの演技が凄まじい。独白シーンは鳥肌が止まらなかった。

ホラーなのに切ない。夢と狂気の狭間で揺れる彼女に共感してしまう。

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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

公開年	制作国	上映時間
2013年	イギリス・ドイツ	123分

映画紹介：
ジム・ジャームッシュ監督による『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は、吸血鬼を題材にしながらも血なまぐさい恐怖ではなく、耽美と退廃の美学で観客を酔わせる異色のホラー／ラブストーリーです。デトロイトとタンジールを舞台に、数百年を生きる吸血鬼カップルの孤独で美しい夜が描かれます。

主人公は音楽家のアダムと、その伴侶イヴ。二人は人間社会から距離を置きながらも、芸術や文学に心を寄せて生き延びています。物語の中心は殺戮や恐怖ではなく、時を超えて愛と芸術を共有する吸血鬼の生き様に置かれているのが本作の特徴です。

ジャームッシュらしい静謐でスタイリッシュな映像は、荒廃した都市の廃墟すら美しく映し出し、死と永遠を抱えた存在の孤独を詩的に浮かび上がらせます。トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンの演技は圧倒的で、吸血鬼という存在に新しい美のイメージを与えました。

血に飢える恐怖を描くのではなく、永遠に続く夜のメランコリーを味わう作品。ホラーでありながらロマンティックな余韻に浸れる、唯一無二の吸血鬼映画です。

美しさ：
怖さ：
ジャンル：吸血鬼・耽美ホラー
一言ポイント：「吸血鬼の愛と孤独を描いた、退廃的で美しい夜の叙事詩」

ホラーというより芸術映画。静かで美しくて、ずっと余韻に浸れる。

派手さはないけど、退廃的な雰囲気が最高。ティルダの存在感が圧倒的。

吸血鬼の孤独をここまでロマンチックに描いた作品は初めて見た。

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