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A24ホラー映画おすすめ10選|アートと狂気が交錯する“異色作”たち

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汗だくになりながら笑顔で踊る北欧風の少女。白い民族衣装と花冠を身につけ、熱狂的に舞う姿が印象的。

A24といえば、“映画通”から圧倒的な支持を集めるインディーズ映画スタジオ。『ミッドサマー』や『ヘレディタリー』をはじめ、ただ怖いだけでは終わらない“異色のホラー映画”を次々と世に送り出してきました。

映像美、心理描写、哲学的な問い── A24ホラーは、観る者の感性に鋭く突き刺さる芸術的な恐怖体験。ハリウッドの王道ホラーとは一線を画す、唯一無二の世界観に魅了される人が続出しています。

この記事では、A24が手がけた珠玉のホラー映画から「これは観ておきたい!」という10作品を厳選してご紹介。アートと狂気が交錯する、美しくも不穏な“異色作”たちの魅力に迫ります。

A24とは?

A24(エー・トゥエンティフォー)は、2012年に設立されたアメリカ・ニューヨーク発の映画スタジオ。インディーズながらも、その芸術性と独創性に富んだ作品群で、映画ファンや批評家から熱烈な支持を集めています。

『ミッドサマー』『ヘレディタリー』『エクス・マキナ』など、ジャンルを越えて心を揺さぶる“異色作”を次々と手がけ、アカデミー賞にも名を連ねる存在へと成長。特にホラー分野では、美術・心理描写・テーマ性すべてが際立つ「アートホラー」の代表格として知られています。

その名の由来は、創業者の一人がイタリア旅行中に通った高速道路「A24」から。ネオリアリズム映画の舞台となった田園風景と重なり、映画への情熱と美意識が詰まったブランドネームとして親しまれています。

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目次

アート性と狂気が共存するA24製ホラー映画10選

汗だくになりながら笑顔で踊る北欧風の少女。白い民族衣装と花冠を身につけ、熱狂的に舞う姿が印象的。
タイトルジャンル怖さ
ヘレディタリー/継承呪い・家族ホラー
ミッドサマーカルト・民俗ホラー
ウィッチ宗教・歴史ホラー
イット・カムズ・アット・ナイト終末・心理ホラー
LAMB/ラム神話・スロー系ホラー
X エックススラッシャー
パールサイコ・スリラー
ボーはおそれている心理・幻想ホラー
MEN 同じ顔の男たち寓話・ジェンダーホラー
グリーンルーム閉鎖空間・暴力スリラー

ヘレディタリー/継承

映画紹介:
“現代ホラーの金字塔”と称される『ヘレディタリー/継承』は、観る者の心を深くえぐる呪いと家族の物語。A24が手がけたこの作品は、単なる恐怖の枠に収まらない心理的破壊力で、多くのホラーファンを震撼させました。

ある家族に起きる死と喪失、そして“遺されたもの”に潜む違和感。カメラがゆっくりと空間をなぞるだけで不安が高まり、登場人物の表情の変化すら恐怖のトリガーに。不穏で逃げ場のない空気感が全編を覆います。

トニ・コレットの鬼気迫る演技、巧妙に仕掛けられた伏線、そしてある“決定的瞬間”──その衝撃は、ホラー慣れした観客ですら絶句必至。観たあとに現実の生活すら不安になる、そんな没入型ホラーです。

終盤に待つのは、逃げられない呪いの正体と、圧倒的な絶望の儀式。ジャンプスケアに頼らず精神を削ってくる、“静かな狂気”を堪能してください。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:呪い・家族ホラー
  • 一言ポイント:「恐怖は、家系と共に受け継がれる──」

序盤からずっと不安…何も起きてなくても怖いってこういうことか。

途中の“あの出来事”で完全に放心。鳥肌立ちっぱなしだった。

宗教×家族×呪いって…怖い要素のかたまりすぎる。

ミッドサマー

映画紹介:
ホラー映画において“昼”は安全地帯──そんな常識を根底から覆したのが、アリ・アスター監督の『ミッドサマー』です。真っ白な太陽の下で展開するのは、美しさと狂気が紙一重の祝祭ホラー

精神的に不安定な主人公ダニーが恋人たちと訪れたスウェーデンの田舎村。そこでは9年に一度、夏至を祝う“儀式”が開催されていました。しかしその祭りは、異文化のフリをした“洗脳”と“生贄”の連鎖だったのです。

草花に囲まれ、笑顔で人々が歓迎してくれる──その裏で進む残酷な儀式の数々。見た目の美しさと内容の凄惨さのギャップが、観客の精神をじわじわ侵していきます。

この映画の怖さは、恐怖よりも“違和感”。登場人物たちの反応、文化のズレ、感情の噛み合わなさ……それらが積み重なって、やがて取り返しのつかない地獄へと観る者を誘います。最も明るく、最も恐ろしいカルト映画です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:カルト・民俗ホラー
  • 一言ポイント:「真昼の光の中で、心が壊れていく──」

映像が綺麗すぎて、逆に怖い。頭がバグる。

途中から感情が麻痺して、最後は不思議と納得してしまった…

誰も叫ばないし逃げないのに、こんなに怖いって何!?

ウィッチ

映画紹介:
『ウィッチ』は、17世紀のニューイングランドを舞台に描かれる、“信仰と異端”が引き起こす恐怖の寓話。A24が世に放ったダークフォークホラーの傑作として、長く語り継がれる一作です。

清教徒の一家がコミュニティを追放され、森のそばで孤立して暮らす中で起きる、赤ん坊の失踪、作物の不作、そして家族の崩壊。「魔女は本当にいるのか?」「それともすべて妄想か?」という問いが、終始観客を揺さぶります。

薄暗い自然光で撮られた映像、言葉の節々に漂う宗教観、冷たく湿った森の静寂──それらが一体となり、目に見えない“信じることの恐怖”を浮かび上がらせます。ジャンプスケアはゼロ。それでも終始心がざわつくのです。

“ブラック・フィリップ”という存在が象徴する“悪”の誘惑と無垢な心の崩壊。ホラー映画でありながら、宗教と女性の抑圧という深層テーマも孕んだ異色作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:宗教・歴史ホラー
  • 一言ポイント:「“信じる力”が、家族を壊していく──」

魔女が本当にいるのか、最後までわからずゾッとした…

あのヤギが怖すぎる。無言の圧がヤバい。

宗教観とか時代背景わかると、さらに恐ろしく感じる。

イット・カムズ・アット・ナイト

映画紹介:
『イット・カムズ・アット・ナイト』は、未知の感染症が蔓延する終末世界を舞台に、“他者を信じられない恐怖”を極限まで描いた心理サスペンスホラーです。恐怖の対象は姿を見せず、代わりに人間同士の疑念が地獄を生み出していきます。

閉ざされた森の一軒家で生活する一家。ある日、見知らぬ男とその家族が助けを求めてやってきたことから、均衡は崩れ始めます。信頼か、疑念か──。観客も常に選択を迫られ、息が詰まるような緊張が続きます。

本作において、恐怖の正体は一切映し出されません。それなのに、“夜になるのが怖い”という本能的な不安がジワジワと侵食してくる。音、暗闇、沈黙、そしてドアの隙間……すべてが恐怖に変わっていくのです。

極限状態に追い込まれた人間の姿は、もはや“怪物”以上に恐ろしい。「信じることができない世界」の絶望を、じっくり味わえる一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:終末・心理ホラー
  • 一言ポイント:「恐怖の正体は“他人”か、“自分”か──」

何も見せないのに、こんなに怖いなんて…A24すごすぎ。

ずっと不安なまま進んで、終わったあともしばらく動けなかった。

“夜”ってこんなに怖かったっけ?と思わされた。

LAMB/ラム

映画紹介:
『LAMB/ラム』は、“自然の摂理”に逆らうことで生まれる違和感と不安を、美しくも不気味に描き出した北欧スロー・ホラー。ジャンル分けが難しいほどに静かで詩的、それでいて底知れぬ異様さを湛えています。

子供を失った夫婦が、ある日羊の中に“特別な子”を見つけ育て始める──。その子は半分人間、半分羊。説明されないまま進む日常描写が、逆に観る者の想像力を刺激し、じわじわと不安を膨らませていきます。

セリフは少なく、ストーリーも静か。なのに、その“静けさ”が恐怖を孕んでいる。アイスランドの美しい自然と、そこにそぐわない存在感が作り出す“異物感ホラー”が本作の魅力です。

終盤に明かされるある“真実”は、観た者に思考停止レベルのショックを与えるでしょう。一線を越えたとき、自然はどう報復するのか──その問いが、胸に深く突き刺さる一作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:神話・スロー系ホラー
  • 一言ポイント:「美しくて静か。でも、何かがおかしい──」

可愛いと思ってたのに、途中からゾッとする存在に見えてきた…

説明されないのが逆に怖い。想像力でやられる映画。

最後の“あれ”で、完全に言葉を失った。

X エックス

映画紹介:
『X エックス』は、1970年代のアメリカを舞台に、ポルノ映画を撮ろうとした若者たちが、孤立した農場で“予想外の惨劇”に巻き込まれていくスラッシャーホラー。古典オマージュ×A24流の美学が融合した異色の傑作です。

開放的でセクシーな若者たちが、年老いた夫婦の家に居候する形で撮影を始める。しかしそこに漂うのは、欲望と抑圧、老いと若さの対立──。やがてそれは“殺意”という形で爆発します。

序盤はノスタルジックな青春映画のように進行しますが、中盤からのギアチェンジが凄まじい。突然始まる殺戮、静かな音の中で響く悲鳴、そして老人たちの狂気。見慣れたスラッシャーの枠を軽く飛び越えてきます。

“老い”や“性的表現”をテーマにしたメタ構造も見どころ。グロテスクなのに芸術的──そんな相反する感情を味わいたい人にうってつけの一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:スラッシャー
  • 一言ポイント:「血と欲望、そして老いの狂気──」

“老人が殺人鬼”ってだけで不気味すぎる。

グロ描写えぐいのに、なぜかオシャレに見える不思議。

単なるスラッシャーじゃない、テーマが深い。

パール

映画紹介:
『X エックス』の前日譚として制作された『パール』は、“夢を見続けた少女が怪物になるまで”を描いた、美しくも痛ましいサイコホラーです。真紅の色彩とクラシカルな映像美が、不穏さをより引き立てています。

舞台は1918年のアメリカ。スターになることを夢見る少女パールは、厳格な母と病弱な父と農場で暮らしていた。だが、閉塞した生活の中で、彼女の心には次第に“ある歪み”が芽生えていきます。

ミア・ゴスの鬼気迫る演技が光る本作。エンディングの長回しモノローグは観る者の心に深く突き刺さり、悲劇的で恐ろしいパールという人物を忘れがたい存在に仕立てています。

「なぜ彼女は怪物になったのか?」という疑問に、夢、嫉妬、孤独、抑圧という要素を絡めながら答えていくストーリーは、単なるホラー以上の感情を観客に残します。静かな地獄をどうぞ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・スリラー
  • 一言ポイント:「夢が叶わない世界で、少女は怪物になった──」

あの笑顔…忘れたくても忘れられない。

スプラッターじゃないのに、めっちゃゾッとする。

「理解できるけど怖い」って感情、初めてかも。

ボーはおそれている

映画紹介:
アリ・アスター監督が『ヘレディタリー』『ミッドサマー』を経て辿り着いたのは、“恐怖”と“人生”が溶け合う混沌。『ボーはおそれている』は、観る者の精神をぐらつかせる異形のパニック・ファンタジーです。

主人公ボーは、不安症で神経質な中年男性。母の元へ向かう旅路で彼が遭遇するのは、非現実的な出来事と、自身のトラウマが具現化したかのような世界。これはホラーなのか、悪夢なのか、それとも人生の寓意なのか。

“恐怖”そのものよりも、「なぜこんなことが起こるのか?」という不条理に観客は苦しめられる。空間、時間、人間関係が歪み、どこにも安心できる場所がない──そんな体験型の地獄です。

主演ホアキン・フェニックスの怪演も必見。「これは一体なんだったのか…」と茫然自失になること必至の、精神崩壊ホラーです。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:心理・幻想ホラー
  • 一言ポイント:「不安が現実を飲み込み、世界が壊れていく──」

意味がわからないのに、怖くて不安でたまらなかった。

夢の中に閉じ込められた気分。2回観たけどまだ消化できない…

怖いというより“体験”。これが映画ってすごい。

MEN 同じ顔の男たち

映画紹介:
『MEN 同じ顔の男たち』は、美しい田舎の村を舞台に、“ある女性のトラウマと、ジェンダーの恐怖”を寓話的に描いた問題作。A24らしいアート性と、不気味な象徴表現が混じり合う、極めて独創的なホラーです。

夫を亡くした主人公ハーパーが心の傷を癒すために訪れたのは、イギリスの静かな村。そこで彼女が出会う村人たちは、なぜか全員“同じ顔”をしていた──。その違和感はやがて、形容しがたい恐怖へと変貌していきます。

この映画の怖さは、「正体がわからないもの」によってじわじわと精神をむしばまれていくこと。宗教、母性、男社会といったテーマが層のように折り重なり、抽象とグロテスクの境界を何度も行き来します。

クライマックスの“衝撃の出産シーン”は、映像表現としても語り草になるほどの異様さ。ストレートな恐怖ではなく、「見る側の精神を試す」タイプの作品を求めている人には刺さる一作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:寓話・ジェンダーホラー
  • 一言ポイント:「“男”という存在の象徴に、女は追い詰められる──」

なにこれ怖い。意味がわからないのに怖い。

“あのシーン”は絶対に忘れられない。やりすぎなくらい不気味。

「何を見せられてるんだろう」って思いながら、最後まで惹きつけられた。

グリーンルーム

映画紹介:
『グリーンルーム』は、アート性より“リアルな暴力と極限状況”に振り切ったA24の異色作。ライブ演奏に来ただけの若者たちが、命を賭けたサバイバルに巻き込まれていく閉鎖空間スリラーです。

売れないパンクバンドがライブに呼ばれたのは、なんとネオナチの溜まり場。演奏を終えた直後、彼らは楽屋(=グリーンルーム)で“殺人現場”を目撃してしまう──そしてその瞬間、扉は閉ざされ、逃げ場は消えた。

この映画の恐怖は、すべてが“現実に起こりそう”という点にあります。凶器は銃でもチェーンソーでもない、ただのナイフや犬。叫びも、血も、苦しみも、全てが生々しい。

極限状況に置かれた人間の心理、暴力の連鎖、そして“命を奪う覚悟”の瞬間。生き残るとはどういうことかを突きつけてくる、観る者の神経を削るような傑作です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:閉鎖空間・暴力スリラー
  • 一言ポイント:「“現実的”すぎて逆に一番怖い──」

ナイフ一本でここまで怖い映画、初めて観た。

地味なのに怖い。暴力がリアルすぎて吐きそうだった。

叫び声とか息づかいとか、生々しすぎて震えた。

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アートと狂気の狭間で──A24ホラーは“感じる恐怖”を求めるあなたへ

記事のまとめタイトルと可愛い幽霊のイラスト

今回紹介したA24製ホラー映画は、いずれも単なるジャンル映画に留まらない“異質な体験”をもたらしてくれるものばかりです。

呪いやカルトといった定番の恐怖もあれば、不安、抑圧、妄想といった目に見えない恐怖の正体にじわじわと近づいていく作品も多く、観終わったあとに心に残る“ざらつき”があるのがA24ホラーの真骨頂。

「派手な演出よりも、心の奥を刺激されるような作品が観たい」
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そんなあなたに、A24ホラーは間違いなく刺さります。

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