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猟奇ホラー映画おすすめ10選|狂気と快楽が交錯する究極の悪夢

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ハンニバル
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血が流れ、肉が裂け、理性が崩壊していく——。

幽霊や怪物ではなく、“人間”という名の怪物が生み出す恐怖。
快楽と狂気の境界があいまいになるとき、スクリーンの中の地獄はまるで現実のように感じられます。

今回はそんな“人の心の闇”を描いた猟奇ホラー映画10本を厳選。
サイコパス殺人鬼の冷徹な美学、復讐に飲まれる者の狂気、常軌を逸した愛や欲望が暴走する異常世界まで、背筋が凍る名作を集めました。

善悪の線を越えたとき、恐怖はただの娯楽ではなく“人間そのもの”を映し出します。

こんな人におすすめの記事です

・幽霊よりも“人間の狂気”にゾッとするタイプのホラーが好きな人

・グロや残虐描写も含めて、本格的な猟奇ホラーを味わいたい人

・「セブン」「冷たい熱帯魚」など、狂気を描いた名作を探している人

目次

猟奇ホラー映画おすすめ10選|狂気と快楽が交錯する究極の悪夢

スマホを見つめて困惑するシースルーバングの若い日本人女性(圏外または電池切れ)
タイトルジャンル怖さ
セブンサイコスリラー・猟奇
羊たちの沈黙サイコ・犯罪捜査
ソウ拷問スリラー・デスゲーム
悪魔を見た復讐・猟奇
アメリカン・サイコサイコ・ブラックコメディ
ミザリー監禁・サイコスリラー
ハンニバルサイコ・猟奇美食
冷たい熱帯魚実話ベース・猟奇
渇き。家族・崩壊・サイコ
黒い家保険金殺人・サスペンス

セブン

公開年制作国上映時間
1995年アメリカ127分

映画紹介:
七つの大罪になぞらえた猟奇殺人事件を追う捜査劇は数あれど、『セブン』の冷酷さと精密さは別格。終末の雨が降り続く無名の都市、腐食した路地、鬱屈する空気——デヴィッド・フィンチャーの演出は画面の隅々まで不安を染み込ませ、観客を事件の迷宮に閉じ込めます。老練のサマセットと血気盛んなミルズ、二人の刑事が辿るのは「犯人の狂気」ではなく、やがて自分たちの倫理と限界です。

犯人は残虐でありながらも、一貫した美学と“作品”としての完成度を事件に付与する。その歪んだ芸術性が本作を“猟奇”の枠に閉じ込めず、人間の傲慢と罰という普遍的テーマに引き上げます。証拠の積み上げは緻密、ミスリードは巧妙。観客は警察手続きのリアリティに頷きながら、次の死がすでに設計済みであることに戦慄するはず。

そして伝説的なラスト。語り草になったボックスの場面は、暴力描写に頼らず心を粉砕する映画的残酷さの極致です。正義は勝つのか、悪は罰されるのか——そんな二元論では回収できない、救いのない現実に私たちは直面します。猟奇ホラーの“心理的帰結”として、これ以上ない終着点。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコスリラー・犯罪捜査
  • 一言ポイント:罪は設計され、希望は雨に流される——猟奇スリラーの完成形」

直接的な描写が少ないのに、精神をえぐられる。この重さが忘れられない。

“設計された悪”の気味悪さ。犯人像の完成度が高すぎて震える。

正義とは何か…ラストの沈黙がずっと胸に残る。名作。

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羊たちの沈黙

公開年制作国上映時間
1991年アメリカ118分

映画紹介:
『羊たちの沈黙』は、ただの犯罪スリラーではない。人間の“知性”と“狂気”の境界を描いた究極の心理戦です。FBI訓練生クラリスが対峙するのは、カニバリズムの猟奇殺人犯ハンニバル・レクター博士。彼は檻の中にいながら、彼女の心を徐々に解体していきます。その知的な会話と緊張感の駆け引きは、まるで蛇が獲物を観察するように静かで恐ろしい。

本作が名作と呼ばれる理由は、犯人を追う側と狂気がシンクロしていく構図にあります。クラリスが事件の真相に近づくほど、レクターの声が頭にこびりつく。正義を求める彼女自身が、いつしか“闇”に引き寄せられていく。その過程の繊細な心理描写と、ジョディ・フォスターの緊迫した演技が、物語を崇高なレベルへと引き上げています。

そしてアンソニー・ホプキンスのレクター像は、映画史に残る伝説。静かな口調、冷たい笑み、そして相手の心を読み解く鋭さ。彼の存在そのものが“猟奇”の象徴です。血を見せなくても観客の神経を切り裂く——まさに知性で殺すホラー。

「羊たちの沈黙」は、恐怖と崇高さが同居する芸術的サイコスリラー。狂気の奥に知性を見た瞬間、あなたもその檻の中にいる。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・犯罪捜査
  • 一言ポイント:「知性と狂気が交錯する、心理ホラーの金字塔」

レクター博士の会話だけで怖い。暴力描写がなくても恐怖を感じる。

ジョディ・フォスターの演技が神。心理戦の緊張感がずっと続く。

ただの猟奇事件じゃなく、人間の本質を見せつけられる作品。

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羊たちの沈黙 4Kレストア版 [DVD]

ソウ

公開年制作国上映時間
2004年アメリカ103分

映画紹介:
目を覚ますと、見知らぬ男と共に鎖で繋がれた薄暗いバスルーム──。そこから「ソウ」の悪夢は始まります。監督ジェームズ・ワンが放った本作は、2000年代ホラーの潮流を変えた傑作スリラー。残酷描写やトラップの印象が強いですが、実はこの映画の恐怖はそこにとどまりません。“生きる意味”を試す哲学的ホラーとして、観る者の倫理観を根底から揺さぶります。

密室に閉じ込められた二人は、謎の人物“ジグソウ”から「ゲーム」への参加を強制されます。
生き延びるためには、常識を捨て、誰かを犠牲にしなければならない——その極限状況が恐ろしい。ジグソウはただ殺すのではなく、“生への侮辱”を罰するために人間を裁く。この歪んだ正義こそが「猟奇」の本質です。

終盤の展開はまさに伝説。全てが一本の線で繋がる脚本構成と、衝撃のラストシーンは、ホラー史に残る名演出として語り継がれています。低予算ながら圧倒的完成度を誇り、ここから“ジグソウ・シリーズ”が世界的フランチャイズへと成長しました。

血と知性が混ざり合った猟奇ホラーの金字塔。「痛み」を通じて生を問う作品として、今なお唯一無二の存在です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:拷問スリラー・デスゲーム
  • 一言ポイント:「“生きる意志”を試す狂気の密室サバイバル」

血よりも心理的な追い詰め方が怖い。ジグソウの思想が不気味すぎる。

低予算とは思えない完成度。ラストの衝撃は初見の衝撃度MAX。

グロ耐性ない人にはキツいけど、哲学的に深いスリラー。

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悪魔を見た

公開年制作国上映時間
2010年韓国141分

映画紹介:
『悪魔を見た』は、復讐という名の狂気に溺れていく男の地獄絵図。殺された婚約者のために立ち上がった諜報員が、犯人をただ殺すのではなく“苦しみ続ける罰”を与える──。その執拗さが、もはや正義と狂気の境界を完全に崩壊させていきます。キム・ジウン監督の緻密な演出と、イ・ビョンホン&チェ・ミンシクの演技が火花を散らす、韓国スリラーの頂点です。

この映画の真髄は、「被害者が加害者に変わっていく過程」にあります。追う者と追われる者が何度も立場を入れ替え、暴力が暴力を呼ぶ連鎖が止まらない。残酷な描写の裏で、観客は問われます——復讐とは正義か、それとも新たな悪魔を生むのか。

そして描かれる拷問や殺人は、決して単なるショック演出ではありません。痛みのリアリティを通して、人間の本質を剥き出しにする。画面の外にまで広がる暴力の“熱”が観客の神経を焼き尽くすようです。特にチェ・ミンシク演じる殺人鬼の凶暴さは圧巻。まるで野獣が笑っているような狂気が、スクリーンを支配します。

『悪魔を見た』は、「復讐とは誰のためにあるのか」という問いを残して終わる。血と涙で描かれたこの物語は、まさに“人間の悪意”そのもの。観終わったあと、静かな絶望だけが残ります。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:復讐・猟奇スリラー
  • 一言ポイント:「正義が狂気に変わる瞬間を描いた、究極の復讐劇」

復讐の果てに“悪魔”を見る。救いが一切ない、重すぎる傑作。

イ・ビョンホンの狂気の演技がすごい。緊張が途切れない141分。

観ていて胸が痛い。復讐がもたらす“虚しさ”がリアルに刺さる。

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アメリカン・サイコ

公開年制作国上映時間
2000年アメリカ102分

映画紹介:
完璧な外見、完璧な仕事、完璧なステータス。だがその仮面の下に潜むのは、空虚で狂った“殺人衝動”だった──。『アメリカン・サイコ』は、80年代アメリカの虚栄と消費社会を、猟奇的に風刺した異色サイコホラー。主人公パトリック・ベイトマンを演じるのは若きクリスチャン・ベイル。彼の冷徹で美しい狂気が、観る者の倫理を試す。

ベイトマンはウォール街で成功を収めた青年実業家。しかし彼の“成功”は中身のない虚像であり、完璧な名刺、完璧な体、完璧な笑顔の裏で、自我の崩壊が静かに進行していきます。夜な夜な娼婦を痛めつけ、音楽を語りながら殺す姿は滑稽でありながら恐ろしい。“狂気”がスタイリッシュに描かれるほど、現代社会の病巣が浮かび上がります。

監督メアリー・ハロンは、原作の過激な暴力をあえて淡白に処理し、観客の想像力に残酷さを委ねる手法を選びました。その結果、本作は単なるスプラッターではなく、人間の“空虚さ”という精神的ホラーとして成立しています。笑いと狂気の境界が溶けるような、奇妙な感覚を味わえる一作です。

「成功者の裏に潜む狂気」というテーマは、今なお色あせない。ベイトマンの微笑みが何を意味するのか——あなたがそれを理解した瞬間、この映画は完成します。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・ブラックコメディ
  • 一言ポイント:「虚飾に満ちた社会が生んだ“スタイリッシュな狂気”」

ただのサイコじゃなくて、皮肉が効きすぎてて笑うしかない。

クリスチャン・ベイルの狂気的な完璧主義が怖すぎる…。

怖いのに笑える。この不条理なトーンがクセになる。

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ミザリー

公開年制作国上映時間
1990年アメリカ107分

映画紹介:
『ミザリー』は、狂気の愛が作家を監禁するという極限状況を描いたサイコスリラーの金字塔。雪深い山中で交通事故に遭った小説家ポールを救ったのは、熱狂的なファンのアニー。だがその救いの手は、すぐに“檻”へと変わる。彼女の狂信的な執着と、閉ざされた部屋の緊迫感が、観る者の心を締め付けて離さない。

キャシー・ベイツが演じるアニーは、優しさと恐怖を同時に体現する怪演を披露。一瞬で豹変する表情、静かな声に潜む圧力、そして暴力の爆発——すべてが完璧です。スティーヴン・キング原作の心理描写を見事に映画化し、「善意が狂気に転化する」恐ろしさをリアルに見せつけます。

密室での攻防は、肉体的な痛み以上に心理的な拷問として機能します。観客はポールと同じ視点で、アニーの足音や笑い声に怯え、次の瞬間に何が起こるかを想像してしまう。その想像が、実際の暴力よりも恐ろしいのです。特に“例のシーン”は、映画史に残る戦慄の名場面。

『ミザリー』は、「狂気の愛」という名の地獄を描いた作品。暴力よりも人間の歪んだ情念が怖い、まさに純度100%のサイコホラーです。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:監禁・サイコスリラー
  • 一言ポイント:「愛と狂気の境界線を越えた“静かな地獄”」

キャシー・ベイツが怖すぎる…。優しい笑顔の裏に狂気が潜んでる。

密室の息苦しさがやばい。逃げ場のない恐怖がじわじわ迫る。

ただのサイコじゃなく、愛情が狂気に変わる過程が痛すぎる。

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ミザリー 4Kレストア版 [DVD]

ハンニバル

公開年制作国上映時間
2001年アメリカ/イギリス131分

映画紹介:
『羊たちの沈黙』で世間を震撼させた天才殺人鬼ハンニバル・レクター博士が、再びスクリーンに帰ってきた——。『ハンニバル』は、美と猟奇が融合した異形のサスペンスです。トーマス・ハリス原作をリドリー・スコットが映像化し、レクターの“知性と残酷さの共存”をより優雅に、より恐ろしく描き出しました。

物語は、逃亡中のレクターを追うクラリス(ジュリアン・ムーア)の再対決を軸に展開。舞台をイタリア・フィレンツェに移し、古都の美と死の香りが画面いっぱいに漂います。レクター博士は文化人の仮面をかぶりながらも、人間を“芸術的に料理する”猟奇美食家として、彼らしい狂気を見せつけます。

リドリー・スコット監督の映像は官能的で、血すらも美しく見えるほど。残酷さが芸術の域に達しているのが本作の特徴です。観る者は、グロテスクな映像に戦慄しながらも、どこかでその“完璧な調理”に見惚れてしまう。まさに猟奇の美学。

『ハンニバル』は、レクター博士というキャラクターの魅力を極限まで引き出した傑作。恐怖と知性、残虐と品位が同居する、唯一無二のサイコホラーです。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:サイコ・猟奇美食
  • 一言ポイント:「狂気すらも芸術に昇華した“美食ホラー”の頂点」

映像が美しすぎて、グロいのに目が離せない。恐怖の芸術。

レクター博士が紳士すぎて逆に怖い。静かな狂気の極致。

ホラーというより芸術映画みたい。怖いのに美しいって反則。

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冷たい熱帯魚

公開年制作国上映時間
2010年日本146分

映画紹介:
『冷たい熱帯魚』は、実在の連続殺人事件に着想を得た、園子温監督による狂気の傑作。平凡な熱帯魚店主が、カリスマ的な男との出会いをきっかけに、猟奇的犯罪の世界へ引きずり込まれていく——。最初はどこにでもいる小市民の物語が、次第に地獄の底へ沈んでいく過程は、まさに“狂気の坩堝”。

主人公・社本を演じる吹越満の“壊れていく演技”は圧巻。恐怖や怒り、諦めが混ざり合い、やがて人間性が崩壊していく姿は目を背けたくなるほどリアルです。そして何より、でんでん演じる村田の存在感。穏やかな笑みと残虐さのギャップが常軌を逸しており、日本映画史に残る狂人像といっても過言ではありません。

園子温監督は、暴力と日常、グロテスクとユーモアを巧みに融合させます。血が噴き出すたびに笑いが漏れるような、異常なテンション。その異常さが「日本の闇」を容赦なくあぶり出します。人間が“普通”であることの危うさを、これほど鋭く突いた映画はそう多くありません。

『冷たい熱帯魚』は、日常の隣にある狂気を覗かせる問題作。観る者を選ぶ過激さながら、社会の底に沈む“恐怖の現実”を体感できる一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:実話ベース・猟奇スリラー
  • 一言ポイント:「狂気は日常の隣にある──日本映画の限界突破」

園子温監督の狂気が全開。ラストは頭が真っ白になった。

でんでんの笑顔がトラウマ級…。静かな狂人って本当に怖い。

グロすぎるのに止められない。現実味があって背筋が凍る。

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渇き。

公開年制作国上映時間
2014年日本118分

映画紹介:
中島哲也監督が放つ『渇き。』は、暴力と狂気、愛と絶望が渦巻く究極の人間ドラマ。娘の失踪をきっかけに、元刑事の父が狂気の果てまで堕ちていく——その姿はもはや“捜索”ではなく、“破滅”そのものです。
原作は深町秋生の小説『果てしなき渇き』。社会の闇をえぐる筆致を、監督独特の映像センスで極彩色の悪夢に変換しています。

この映画の魅力は、映像が常に暴力的に美しいこと。鮮烈な色彩と破壊的な編集リズムが、観る者の神経を削っていきます。主人公・藤島(役所広司)の狂気的な執念は、やがて“娘を探す父”という枠を越え、自らの罪と向き合う地獄の旅へと変貌していくのです。

娘・加奈子を演じる小松菜奈の存在感も圧倒的。彼女の無垢さと残酷さが同居する表情が、作品全体を支配します。純粋な悪、もしくは世界そのものが病んでいるのか——答えは最後まで出ません。ただひとつ言えるのは、この映画が「人間の愛」を完全に分解したということ。

『渇き。』は、暴力の美学と人間の絶望を極限まで追求した衝撃作。観る者を選ぶ過激さながら、邦画ホラー・スリラーの中でも異彩を放つ一本です。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:家族・サイコスリラー
  • 一言ポイント:「愛が狂気に変わる瞬間を描いた映像の地獄絵巻」

映像が美しすぎて逆に不快。血も暴力もアートみたいで狂ってる。

役所広司の鬼気迫る演技がヤバい。人間の狂気を完璧に演じてた。

観終わったあと静かに絶望する。救いなんてどこにもない。

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渇き。 [レンタル落ち]

黒い家

公開年制作国上映時間
1999年日本118分

映画紹介:
『黒い家』は、日本的な日常の中に潜む異常心理を描いた戦慄のサスペンスホラー。原作は貴志祐介の同名小説。生命保険会社の調査員・若槻が、保険金詐欺を疑われる一家の不可解な行動に巻き込まれていくうちに、想像を絶する真実へとたどり着く——。血も叫びも最小限、だが“人間の狂気”をここまでリアルに描いた邦画は他にありません。

最大の恐怖は、怪物ではなく「ごく普通の主婦」が放つ異常さ。木村多江演じる保険金殺人犯・菰田幸子は、静かで、上品で、笑顔さえも穏やか。だからこそ怖い。彼女の狂気は突発的ではなく、計算された日常の一部として存在するのです。観客は彼女の“感情の欠落”に気づいた瞬間、背筋が凍るでしょう。

中盤以降の展開は、じわじわと精神を蝕むようなサスペンス。派手な血しぶきではなく、人間心理そのものを武器にしたホラーです。観る者に「もし隣人がこんな人間だったら」と想像させる、そのリアリティが本作最大の恐怖といえます。

『黒い家』は、“日本の猟奇”を極めた心理ホラー。恐怖は静かに、そして確実にあなたの日常にも忍び寄ってきます。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:保険金殺人・心理サスペンス
  • 一言ポイント:「“普通の人間”こそ一番怖い──静寂のサイコホラー」

大きな音もグロもないのにずっと怖い。静かな狂気が刺さる。

木村多江の演技がヤバい。何も感じていない笑顔が怖すぎる。

観終わったあともしばらく引きずるタイプの恐怖。現実にいそう。

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記事のまとめタイトルと可愛い幽霊のイラスト

幽霊や怪物がいなくても、人間の中にはそれ以上の恐怖が潜んでいます。

理性の皮をかぶった“普通の人間”が、ある瞬間に理性を捨てたとき──そこから生まれる狂気こそ、猟奇ホラーの真髄。血と悲鳴にまみれた中にも、社会への皮肉や人間の弱さが確かに息づいています。だからこそ、このジャンルはグロテスクでありながらもどこか知的で、美しさすら感じさせるのです。

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