「ゾンビって全部同じじゃないの?」
そんなふうに思っているあなたにこそ観てほしい、絶望感・緊張感・アクション・人間ドラマが詰まった珠玉のゾンビホラーを10本厳選しました。
感染拡大、逃げ場のない状況、生き残るための葛藤…
ゾンビ映画はただのモンスター映画じゃなく、人間の弱さと強さをむき出しにするドラマでもあるんです。
今回紹介するのは、U-NEXT・Amazonプライム・Netflixで観られる作品ばかり。
「怖いけど面白い」「グロいけど泣ける」「絶望的だけど爽快」──そんなゾンビ映画の魅力を味わってください。
映画一覧(ジャンプリンク付き)

タイトル | ジャンル | 怖さレベル |
---|---|---|
28日後… | パンデミック・サバイバル | ★★★★☆ |
ワールド・ウォーZ | 世界規模ゾンビ・アクション | ★★★☆☆ |
新感染 ファイナル・エクスプレス | 韓国発・列車密室ゾンビ | ★★★★☆ |
ドーン・オブ・ザ・デッド | 王道リメイク・サバイバル | ★★★★☆ |
バイオハザード | ゲーム原作・アクションホラー | ★★★☆☆ |
アイ・アム・レジェンド | 孤独×ゾンビ×感動 | ★★★☆☆ |
Zアイランド | ゾンビ×ヤクザ×コメディ | ★★☆☆☆ |
アイアムアヒーロー | 日本発・絶望系ゾンビ | ★★★★★ |
デイ・オブ・ザ・デッド | ゾンビ社会×人間の分裂 | ★★★★☆ |
REC:レック/ザ・クアランティン | モキュメンタリー・感染パニック | ★★★★☆ |
ゾンビ・パニックホラーのおすすめ映画10本を厳選紹介!

28日後…(2002)
映画紹介:
ゾンビ映画の歴史を塗り替えた──そう言われるのも納得の傑作。
『28日後…』は、ある研究所から漏れ出したウイルスにより、わずか28日でイギリスが壊滅状態になるというパンデミックホラー。
昏睡から目覚めた主人公ジムの視点で、すでに“世界が終わったあと”の静寂と恐怖を追体験していきます。
この作品の衝撃は、「走るゾンビ(感染者)」という革新性。
従来のノロノロ動くゾンビとは違い、獣のように猛スピードで襲いかかってくる感染者たちに、観ている側も本能的にパニックに陥ります。
監督は『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル。
生存者同士の信頼と裏切り、暴力と理性の境界線など、人間の本質を鋭くえぐる構成は、ホラー映画を超えた“社会派サバイバル映画”としても高く評価されています。
ポイント:
怖さ:★★★★☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:パンデミック・サバイバルホラー
一言おすすめポイント:ゾンビ映画に革命を起こした“走る感染者”の恐怖。静けさと絶望が交差する傑作。
視聴者の声:
・「世界の終わり方がリアルすぎて、めちゃくちゃ引き込まれた」
・「静かな街並みにぽつんと佇むロンドンの映像が美しくて不気味」
・「走るゾンビの恐怖が強烈。人間の怖さも描かれていて、ずっと緊張してた」
ワールド・ウォーZ(2013)
映画紹介:
ゾンビ映画=低予算? そんな常識をぶっ壊したハリウッド超大作。
『ワールド・ウォーZ』は、突如として発生したゾンビパンデミックの謎を追い、世界中を駆け回る元国連職員の奔走を描いたグローバルサバイバルホラーです。
何がすごいって、ゾンビの“量”と“動き”。
個々が速いだけじゃなく、まるで蟻のように群れ、建物に登り、都市を一瞬で制圧する様は、もはや自然災害クラスの破壊力。
イスラエルの城壁を乗り越えて雪崩れ込んでくるシーンは、ゾンビ映画史上でも屈指の名場面。
一方で、ただのパニック映画で終わらせないのがこの作品の上手さ。
ウイルスの特性を突いた知的な展開や、終盤の静かなサスペンスも見どころ。
アクション好きも、サバイバル好きも満足できる“ゾンビ映画のエンタメ完成形”です。
ポイント:
怖さ:★★★☆☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:ゾンビ・パニック・サバイバルアクション
一言おすすめポイント:ゾンビが“災害”として描かれた超大作。大都市の崩壊がリアルすぎて鳥肌。
視聴者の声:
・「スケールで圧倒された。ゾンビの動きが今までで一番ヤバい」
・「ブラピが全世界を駆け回るミッション感がかっこよすぎる」
・「ゾンビ映画がここまでブロックバスターになるとは思わなかった」
新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)
映画紹介:
ゾンビ映画なのに、泣ける。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、高速鉄道という密室でのゾンビパニックと、家族愛・人間ドラマが融合した名作。
韓国発ながら、世界中のゾンビファンをうならせた大傑作です。
物語は、ソウル発・釜山行きのKTXに乗った父と娘を中心に展開。
車内でゾンビ感染が発生し、次々と“安全な車両”が失われていく中、乗客たちは極限状態で生き残りをかけて戦うことに。
注目すべきは、ゾンビの“スピード”と“しつこさ”、そして人間たちの“醜さと尊さ”の対比。
利己的な人間が引き起こす二次的な恐怖も含めて、終始ハラハラが止まりません。
そして迎えるラストは、まさかの感涙必至。
ゾンビ映画なのに、こんなに泣けるなんて──観終わったあと、誰もがそう呟くはずです。
ポイント:
怖さ:★★★★☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:サバイバル・パニック・人間ドラマ
一言おすすめポイント:絶望の中にある優しさと犠牲。列車という密室が生む極限のドラマに涙が止まらない。
視聴者の声:
・「ゾンビ映画で初めて泣いた。展開も人間模様もすごすぎる」
・「アクションも演技も完璧。韓国映画、やっぱりレベル高い」
・「父親の“成長物語”としても秀逸。親子で観たら号泣不可避」
ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)
映画紹介:
ゾンビ映画の古典『ゾンビ(1978)』を、現代的センスと圧倒的テンポ感でアップデートした傑作リメイク。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、突如として世界がゾンビ化し、ショッピングモールに立てこもった人々の攻防を描くサバイバルホラーです。
本作の魅力は、“止まらない緊張感”。
序盤からノンストップで襲いかかるゾンビたちは全速力で追ってくるし、立てこもったモールの中にも人間同士の対立や裏切りがうごめく…。
その結果、**「どこにも安心できる場所がない」**という、ゾンビ映画の理想形が完成しています。
監督は、のちに『300』『ジャスティス・リーグ』を手がけるザック・スナイダー。
スローモーションやダイナミックな構図で描かれるアクションも見応え十分。
ゾンビ初心者にもガチ勢にも刺さる、完成度の高いリメイクです。
ポイント:
怖さ:★★★★☆
グロ度:★★★★☆
ジャンル:サバイバル・モール籠城ホラー
一言おすすめポイント:スピード感と絶望感が両立した“最強リメイク”。走るゾンビに一切の余裕はなし。
視聴者の声:
・「冒頭の展開で一気に心をつかまれた。とにかくテンポが良すぎる」
・「モールという舞台設定が最高。絶望と希望が入り混じっててハマった」
・「リメイクでここまで完璧に仕上げてくるとは…ザック・スナイダー、やるじゃん」
バイオハザード(2002)
映画紹介:
サバイバルホラーの金字塔『バイオハザード』が、満を持して実写映画化。
原作ゲームの世界観を大胆にアレンジしつつ、地下研究所“ハイブ”で繰り広げられるゾンビとの死闘を描いたアクションホラーです。
主演はミラ・ジョヴォヴィッチ演じる“アリス”。
記憶を失った彼女が、次第に覚醒していく展開と、ウイルス感染により暴走した研究施設の恐怖が交錯していく構成は、ゲームとは違う形で魅力を放っています。
特筆すべきは、テンポの良さとスタイリッシュな演出。
レーザートラップ、リッカーとの戦闘、そしてラストの“絶望的な目覚め”など、見せ場が詰まりまくり。
ゲームファンからの賛否はあれど、アクションホラーとしては一級品。
その後6作品もの続編を生む大ヒットシリーズのスタート地点として、今も色褪せない一本です。
ポイント:
怖さ:★★★☆☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:アクションホラー・ゲーム原作
一言おすすめポイント:スリル満点の地下研究所脱出劇!ゲームとは違う“映画のバイオ”を体感せよ。
視聴者の声:
・「レーザートラップのシーンが今でも忘れられない。衝撃だった」
・「ゲームとは別物だけど、アクションとしてはめちゃくちゃ楽しめる」
・「アリスがどんどん覚醒していく感じがかっこいい。シリーズ通して観たくなる」
アイ・アム・レジェンド(2007)
映画紹介:
『アイ・アム・レジェンド』は、ゾンビ映画というよりも、**“孤独な男の生き残りの物語”**として心に深く刺さる一作。
舞台は、ウイルスによって人類のほとんどが死滅した未来のニューヨーク。
ただ一人生き残った科学者ロバート・ネビルは、廃墟となった街でワクチンの開発を続けながら、ゾンビ化した感染者たちと静かな攻防を繰り広げます。
この映画の魅力は、“アクション”よりも“感情”にある。
壊滅した都市での静けさ、忠犬サムとの絆、そして誰とも話せない日々の孤独感が、観る者の胸を締め付けます。
やがて感染者との緊張が高まり、明かされる真実とラストの選択に、涙をこらえられない人も多いはず。
ゾンビ映画の枠を超えた、SFヒューマンホラーの傑作です。
ポイント:
怖さ:★★★☆☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:SFホラー・ヒューマンドラマ
一言おすすめポイント:ゾンビよりも“孤独”が怖い。ラストには静かな感動が待っている。
視聴者の声:
・「荒廃した街にたった一人って状況がリアルに怖かった」
・「犬とのシーンで号泣。ホラーじゃなくて泣ける映画でもある」
・「ホラーというより、人生を考えさせられる一本。観てよかった」
Zアイランド(2015)
映画紹介:
『Zアイランド』は、ゾンビ×ヤクザ×コメディという前代未聞の組み合わせが炸裂する、日本発の異色ゾンビ映画。
舞台は、閉ざされた孤島“Zアイランド”。
元ヤクザの宗形が更生して娘との関係を取り戻そうと訪れたその島で、謎の感染爆発が発生──
一瞬にして地獄と化した楽園で、生き残りを賭けた戦いが始まります。
ゾンビの恐怖だけでなく、家族の再生・仁義なき抗争・B級ギャグ感が絶妙に入り混じる不思議なバランスが魅力。
哀川翔を筆頭に、鶴見辰吾、木村祐一、宮川大輔、窪塚洋介、シシド・カフカなど、個性派キャストがカオスな世界観を盛り上げます。
ガチホラーではなく、“ゾンビ要素を使った娯楽作品”としての側面が強め。
笑えて、ちょっとアツくて、最後はなんだか元気が出る1本です。
ポイント:
怖さ:★★☆☆☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:ゾンビ・コメディ・任侠・ヒューマン
一言おすすめポイント:ヤクザとゾンビと家族愛。振り切った設定と濃いキャラが光る、肩の力を抜いて楽しむ1本!
視聴者の声:
・「ゾンビ映画だけど、笑えるし泣ける。不思議な魅力がある」
・「哀川翔がゾンビと戦うって時点でもう勝ち。B級好きは観るべき」
・「バカバカしいけど、なんかクセになる。意外と泣けたのが悔しい」
アイアムアヒーロー(2015)
映画紹介:
『アイアムアヒーロー』は、日本発のゾンビ映画にして、圧倒的なクオリティで世界を唸らせた“本気のパニックホラー”。
花沢健吾の同名漫画を原作に、漫画の絶望感と狂気をそのまま実写に落とし込んだ傑作です。
主人公は、さえない漫画家アシスタント・鈴木英雄。
彼のごく平凡な日常が、突如として“ZQN(ゾキュン)”と呼ばれる感染者によって崩壊していく序盤の展開は、あまりに唐突で、リアル。
この映画が凄いのは、ゾンビの描写が邦画離れしていること。
異様にねじれた動き、不気味なうめき声、理不尽なまでのしつこさ──どれを取ってもゾンビ映画ファンを唸らせる完成度。
そして終盤に待つ、英雄の“覚醒”とショッピングモールでの大立ち回り。
邦画ホラーではなかなか見られないスケールと熱量に、一気に心を持っていかれます。
ポイント:
怖さ:★★★★★
グロ度:★★★★☆
ジャンル:感染パニック・邦画ゾンビ
一言おすすめポイント:邦画の限界を超えたゾンビ描写と、名もなき男の覚醒にしびれる。
視聴者の声:
・「日本のゾンビ映画ってここまでできるんだ…って鳥肌立った」
・「漫画ファンも納得の再現度。ZQNがマジで怖すぎ」
・「英雄のラストバトルが熱すぎて泣きそうになった」
デイ・オブ・ザ・デッド(1985 / 2008)
映画紹介:
『デイ・オブ・ザ・デッド』は、ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画三部作の完結編。
ゾンビが世界を覆い尽くした後、地下基地で生き延びる軍人と科学者たちが繰り広げる閉鎖空間ドラマです。
最大の魅力は、“ゾンビ vs 人間”ではなく、“人間同士の分裂”に焦点が当たっているところ。
極限状態で噴き出すエゴ、権力、暴力──そして、ゾンビに対してすら“共存”を模索し始める科学者の姿が描かれ、単なるホラーでは済まされない深さがあります。
また、知能を持ち始めたゾンビ“バブ”の存在も見逃せない。
「ゾンビにも感情があるのでは?」という問いかけが、観る者の価値観を揺さぶります。
なお、2008年にはミーナ・スヴァーリ主演でリメイクもされていますが、ロメロ版とは方向性がかなり異なるので、まずはオリジナル(1985年)から観るのがおすすめです。
ポイント:
怖さ:★★★★☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:閉鎖空間・人間ドラマ・知能ゾンビ
一言おすすめポイント:ゾンビ映画に“思索”と“人間の醜さ”を持ち込んだ知的ホラー。考えさせられる余韻が残る。
視聴者の声:
・「ゾンビよりも人間が怖い…という典型例。重いけど見応えあり」
・「バブが切ない。ゾンビに同情する日が来るとは」
・「ホラーというより社会風刺。ロメロ、やっぱすごい」
REC:レック/ザ・クアランティン(2007 / 2008)
映画紹介:
『REC』は、スペイン発のモキュメンタリー・ホラーにして、“密室×ゾンビ”の恐怖を極限まで突き詰めた一作。
テレビレポーターが消防隊の取材中、マンションで起きた異常事態に巻き込まれる──という設定のもと、全編が“ハンディカメラ視点”で展開されるのが最大の特徴です。
密室化した集合住宅、謎の感染拡大、繋がらない外部、そして徐々に明らかになる真相。
映像のブレや音声の乱れさえも恐怖に転化する臨場感は、他のゾンビ映画とは一線を画します。
とくに暗闇の中でのラストシーンは、トラウマ級のインパクトで語り継がれている名場面。
2008年にはハリウッドで『REC:レック/ザ・クアランティン』としてリメイクされ、こちらも原作に忠実な作りで高評価。
“見てはいけないものを見てしまった感”を味わいたい人に、強くおすすめしたい一作です。
ポイント:
怖さ:★★★★☆
グロ度:★★★☆☆
ジャンル:モキュメンタリー・感染ホラー・POV
一言おすすめポイント:密室、暗闇、感染、無線不通──恐怖の四重苦。観終わったあと、電気を消せなくなる。
視聴者の声:
・「画面の揺れがリアルすぎて、まじで自分が巻き込まれてる気分になる」
・「最後の“あの瞬間”がトラウマ。叫び声が耳から離れない」
・「POVホラーの最高傑作。カメラ視点がここまで怖くなるとは」
まとめ:ゾンビ映画は“生きる意味”を突きつけてくる

ゾンビ映画って、ただ怖いだけのジャンルじゃありません。
文明の崩壊、感染拡大、孤独、集団の暴走、信頼と裏切り──
あらゆるテーマを背負いながら、私たちに「極限の中でどう生きるか」を問いかけてきます。
今回紹介した10本は、それぞれが違った切り口で“ゾンビという存在”と向き合っています。
走る感染者の恐怖、密室での圧迫感、人間同士の争い、そしてときに泣けるドラマまで──
ゾンビ映画の奥深さと面白さ、きっと伝わったはずです。
気になった作品があったら、ぜひ今夜の一本にどうぞ。
あなたの中にある“生存本能”が、目を覚ますかもしれません。
U-NEXT・アマプラ・Netflixで、ゾンビ地獄を体験しよう

怖いのにやめられない──
ゾンビ映画には、そんな中毒性があります。
U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、Netflixには、今回紹介したような傑作ゾンビ映画がたっぷり配信中。
気になる作品があったら、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
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