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“生き残れるのは誰か?” 遭難映画20選|雪山・無人島・宇宙・船での極限サバイバル

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127時間
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ゾンビや幽霊ではなく、人間を追い詰めるのは──過酷な自然環境そのもの。

それが「遭難・サバイバル映画」です。

雪山、無人島、漂流する船、果ては宇宙空間…。逃げ場のない極限状況に投げ出されたとき、人間はどこまで生き残れるのか?

今回は「遭難サバイバル映画」おすすめ20本を厳選。
最新の漂流サバイバルから、雪山での実話ベースの惨劇、心理を抉る宇宙漂流モノまで、ジャンルを超えて紹介します。

極限の恐怖は、怪物よりも冷たい自然にこそ潜んでいる──。

こんな人におすすめの記事です

・雪山や無人島など“遭難サバイバル”映画が好きな人

・心霊やモンスターではなく、自然環境による恐怖を味わいたい人

・名作から最新作まで、幅広い遭難映画を一気に知りたい人

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目次

“生き残れるのは誰か?” 遭難サバイバル映画20選

吹雪の中、スキーリフトにしがみつく金髪の美しい女性
タイトルジャンル怖さ
フローズン・ストーム雪山・極限
残された者-北の極地-極地・サバイバル
エベレスト雪山・実話
ザ・グレイ 凍える太陽雪山・動物
フローズン雪山・リフト
127時間実話・遭難
ノーウェア:漂流漂流・サスペンス
ライフ・オブ・パイ漂流・幻想
キャスト・アウェイ無人島・漂流
青い珊瑚礁無人島・青春
オール・イズ・ロスト漂流・一人芝居
トライアングル船・ループ
オープン・ウォーター海・サメ
ポセイドン船・パニック
ザ・ディープ海洋・サバイバル
ゼロ・グラビティ宇宙・漂流
オデッセイ火星・サバイバル
ライフ宇宙・モンスター
サンシャイン2057宇宙・極限
月に囚われた男宇宙・心理

フローズン・ストーム

公開年制作国上映時間
2020年アメリカ98分

映画紹介:
猛吹雪の夜、道端で一時停止したはずの車が、翌朝には氷の棺と化していた──。『フローズン・ストーム』は、雪に閉ざされた車内という“最小の密室”で、酸素、体温、希望が少しずつ削られていくサバイバルを徹底的なリアリティで描く一作。会話も行動も極限までそぎ落とされ、「出られない」恐怖がじわじわ体に染み込んでくる。

舞台はノルウェー郊外。ツアー中のカップルが吹雪をやり過ごそうと車中泊するが、氷雨と雪で車体が固まり、ドアは開かずガラスは凍りつく。携帯は圏外、食料はわずか。しかも彼女は妊娠中──。救助は来るのか、来ないのか。時間は味方ではなく、体温とメンタルだけが頼みの綱になる。

見どころは、ほぼ車内だけで成立する息詰まる演出。視界の狭さ、音の減衰、結露や霜が作る“白い壁”が観客の想像力を刺激し、外の世界は常に敵として立ちはだかる。決断一つの重みが増幅されていく脚本と、俳優二人の体当たりの芝居が、現実的な選択の残酷さを容赦なく突きつける。

派手なモンスターもゴアもない。だが、「自然」と「密室」が最恐の怪物になり得ることを、この映画は証明している。観終わったあと、暖房の効いた部屋でさえ、どこか寒気が抜けないはずだ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:雪山・極限・クローズドサスペンス
  • 一言ポイント:「たった“車一台”でここまで追い詰める──体感型サバイバル」

密室の使い方が巧すぎ。息が浅くなるタイプのリアル恐怖…!

外へ出るか、待つか──どの選択も重い。観てるだけで体温下がる…。

彼女が妊娠してる設定が効く。サバイバルが“守るべきもの”になる瞬間に胸が締めつけられた。

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残された者-北の極地-

公開年制作国上映時間
2018年アイスランド98分

映画紹介:
極地に取り残された男は、助けを“待つ”のか、“向かう”のか──。小型機の墜落現場を拠点に、規則正しくSOSを送り、穴釣りで食いつなぐ主人公。『残された者-北の極地-』は、最低限の台詞と圧倒的な自然描写で、生き延びるとは何かを問い続けるサバイバルの純度が凄まじい。

やがて救助ヘリが接近するが、悪天候で墜落し、女性乗員が重傷を負う。彼は拠点に留まれば“安全”かもしれない。だが彼女を救うには、遠くの基地を目指してソリで白い荒野を横断しなければならない。吹きさらしの地表、体温低下、補給の枯渇、そして時に現れるホッキョクグマ。一歩ごとに、希望と体力が削られていく。

見どころは、マッツ・ミケルセンの“沈黙の演技”。凍てつく風の音、氷のきしみ、息の白さ──言葉を排し、身体と所作だけで心情を伝える。道具の扱い、痕跡の付け方、判断の遅れが即“死”に直結するリアルが、観る者の鼓動を同調させていく。

本作に怪物も血みどろもない。それでも怖いのは、自然そのものが最強の敵だからだ。ミニマルな演出が、決断の重さと他者への責任を浮かび上がらせる。雪原の白の中で、小さな人間の意志がこんなにも大きく見える瞬間がある。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:極地・サバイバル・ワンシチュ
  • 一言ポイント:「言葉より息づかい──自然の前で、人間の意志は試される」

静かなのに手に汗。吹雪の音だけで心拍上がるタイプのサバイバル。

“待つか動くか”の決断が重い。誰かを背負うサバイバルは別物だね。

最後の雪原の足取りにグッときた。無言の強さが胸に残る。

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エベレスト

公開年制作国上映時間
2015年アメリカ・イギリス121分

映画紹介:
標高8,848m。そこは“地球のてっぺん”であり、同時に死の領域だ。『エベレスト』は、1996年に実際に起きた大量遭難を基に、商業登山隊が直面した自然の暴力と人間の判断の重さを、徹底した臨場感で体験させるサバイバル巨編。酸素は薄く、視界は白く、時間は容赦なく体温を奪っていく。

快晴のはずが、頂上付近で天候が急変。わずかなミス、数分の遅れが、やがて帰還不能へと連鎖していく。ロープ1本の信頼、仲間への判断、残りの酸素ボトル──どれもが命綱。指先の感覚が消え、言葉が途切れ、歩幅が縮むたびに、観客の呼吸まで浅くなっていく。

凄いのは、スペクタクルに寄りかからないドラマの芯。隊長としての責任、家族の顔、極限下の倫理──正しいことが常に正解ではない状況で、人は何を選ぶのか。決断は英雄譚ではなく、雪と風の中に溶けていく“人間の物語”として胸に残る。

CGと実景の融合は圧巻。頂上直下の稜線を渡る瞬間や、暴風雪の中での視界不良は、まさに体感型ホラー。怪物は出てこない。それでも、自然の無表情さがいちばん怖いと知るはずだ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:雪山・実話・サバイバル
  • 一言ポイント:「酸素より重い“判断”。山はドラマを許さない」

風と雪の音だけで心拍が上がる。これ、ほぼ自然災害ホラーだよ…!

英雄譚じゃなく“帰るための物語”。無線越しのシーンは反則、泣く。

山はただそこにあるだけ──だからこそ怖い。判断の遅れが命取り、痛感。

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ザ・グレイ 凍える太陽

公開年制作国上映時間
2011年アメリカ117分

映画紹介:
墜落した輸送機、零下の荒野、そして群れで迫る“灰色の捕食者”。『ザ・グレイ 凍える太陽』は、サバイバルの極限に捕食=被捕食の生態系を重ねる、骨太のスリラー。狙撃手オットウェイ(リーアム・ニーソン)が率いる生存者たちは、焚き火ひとつ、息づかいひとつに命を賭けながら、帰還を目指して雪原を進む。

最大の敵はふたつ。ひとつは容赦ない自然。吹雪、凍傷、空腹、睡魔が順番に襲いかかる。もうひとつは、自分たちのテリトリーを侵されたと判断する狼の群れだ。闇の向こうから響く遠吠え、わずかな気配、焚き火の輪から一歩出た瞬間の緊張──カメラは“見えない恐怖”を徹底して演出する。

オットウェイが抱える喪失と生の執念が、物語の背骨。彼は銃よりも言葉で群れを保とうとし、弱さを抱えた仲間たちに“生きる理由”を問い直す。群れ=パックというテーマは、人間側と狼側で鏡写しになり、最後の選択へと収束していく。アクション以上に、生きる意志のドラマが胸を打つはずだ。

血飛沫やドンパチより、音と間で攻めるホラー的緊張。焚き火のはぜる音、吹雪のうなり、遠くからの足音。視覚より先に聴覚が凍る。サバイバルものの醍醐味を“身体で観る”一本だ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:雪山・動物・サバイバル
  • 一言ポイント:「群れvs群れ。弱さを抱えた人間が、牙に立ち向かう理由」

遠吠えが聞こえるたび背中が冷える…見えない“輪”から出たくない恐怖。

サバイバルのはずが人生の話になっていく。火の輪の会話シーンが沁みる。

派手さはないのに張り詰めっぱなし。最後の一歩、胸がぎゅっとなる。

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フローズン

公開年制作国上映時間
2010年アメリカ93分

映画紹介:
スキー場のナイター終了直前、リフトの上に3人だけが取り残される──。安全装置も、係員も、明かりも消えた真冬の夜。『フローズン』は、一本のリフトという最小限の舞台で、低体温症・凍傷・脱水・野生動物といった“現実の脅威”を順番に積み重ね、観客の想像力を最大限にえぐる体感型サスペンスだ。

助かるには飛び降りるか、待つか。どちらも地獄。数メートルの高さでも、夜の雪面はコンクリートのように硬い。金属に触れた素肌はすぐ凍り付き、風は体温を奪い、週末明けまで誰も来ない可能性がある。知恵と恐怖の綱引きの末に選ぶ“行動”は、しばしば取り返しのつかない代償を伴う。

見どころは、見えない恐怖の演出。真下でうごめく気配、遠吠えの音、凍りつく金属音。派手なゴアに頼らず、寒さの痛覚や皮膚感覚を映画言語に変換していく。キャラ同士のやり取りも上質で、軽口が徐々に剥がれ、素の弱さやエゴが露わになる過程が刺さる。

“モンスターなし”でここまで怖い。自然と時間こそ最強の敵だと教えてくれる、遭難スリラーの定番にして入門編。冬に観ると危険な一本。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:雪山・リフト・ワンシチュエーション
  • 一言ポイント:「飛ぶか、凍えるか。選択の重みが骨に響くリアル遭難」

足元を見るカットで足がすくむ…高さと寒さの“痛み”が伝わる。

助けを待つ怖さってここまでメンタル削るのか…会話がリアルで刺さる。

派手さゼロなのにずっと緊張。冬のゲレンデに行く前に観ないほうが良い…!

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フローズン DVD

127時間

公開年制作国上映時間
2010年イギリス・アメリカ94分

映画紹介:
ユタ州ブルージョン・キャニオン。岩が崩れ落ちた一瞬で、若き冒険家アーロンは右腕を岩に挟まれたまま孤立する──。『127時間』は、救助も通信も望めない狭隘な岩間で、限られた水と装備、そして揺らぐ意識を相手に生き抜こうとする“現実のサバイバル”を、疾走感と没入感で描き切る。

太陽の角度で差し込む光はわずかな時間だけ。体温は奪われ、脱水と幻覚が忍び寄る。ビデオカメラの独白は遺書にも日記にもなり、過去の記憶と未来への希望が交錯する。ダニー・ボイルの演出は、閉所の圧迫感と外界の広大さを対比させ、観客の心拍と呼吸を確実に支配していく。

やがて選ぶのは、誰もが耳を塞ぎたくなる最終手段。そこに安易なヒロイズムはない。骨伝導の音、金属の軋み、皮膚感覚に迫る音響と編集が、決断の重みと痛覚のリアリティを突きつける。だが同時に、これは生の意志の物語でもある。たった一本のロープやポケットナイフが、人生のすべてを繋ぎとめる瞬間を目撃する。

観終わる頃、喉の渇きと共に胸が熱くなる。モンスターはいない。敵は時間と自分自身。サバイバル映画の核心を、これほど濃密に“体験”させる作品は稀だ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:実話・遭難・サバイバル
  • 一言ポイント:「喉の渇きと決断の重さ──“生きる”を更新する94分」

“あの”場面は覚悟必須。音の演出が痛みを可視化してくる…!

独白がいつの間にか家族へのメッセージに…人間の強さに泣いた。

水の音、光の角度、細部が全部ドラマ。体が乾くほど没入する。

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127時間 [AmazonDVDコレクション]

ノーウェア:漂流

公開年制作国上映時間
2023年スペイン109分

映画紹介:
終わりの見えない海に、たったひとつの貨物コンテナ。『ノーウェア:漂流』は、文明の匂いが完全に断たれた空間で、わずかな水と工具、そして産まれてくる命を守るための戦いを描く、極限のサバイバル・スリラーだ。波に揺れ、壁は汗をかき、酸素は確実に減っていく。ここでは「待つ」ことも、「叫ぶ」ことも、贅沢に等しい。

外部からの脅威はほとんど描かれない。だからこそ恐い。雨水の集め方、容器の殺菌、体温維持、漂流信号の工夫──生活のディテールがそのまま物語の推進力になり、観る者の手のひらまで乾いていく。一度の判断ミスが致命傷になり得る世界で、静かな“次の一手”が命を繋ぐ。

見どころは、閉所のレイアウトと音の設計。金属が軋む低音、遠い波の反響、壁面に走る水の音。“何も起きない時間”の緊張を丹念に積み上げ、やがて訪れる瞬間のために観客の体を固くする。派手なスペクタクルはないのに、手に汗をかくのは、ここにあるのがすべて“現実の手順”だからだ。

漂流は孤独だけではない。コンテナは子宮にも棺にもなり得る。守るべきものがあるサバイバルは、ただ生き延びる以上の賭けになる──海の無関心さと、人間のしぶとさが激しくぶつかる、静かで強い一作。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:漂流・サスペンス
  • 一言ポイント:「敵は海と時間と酸素。手順がそのまま希望になる」

出産した後に胎盤を食べるシーンがキツイ…。

水の確保や消毒の手順がそのままドラマ。小さな判断が命綱になる緊張感。

“守る理由”があるサバイバルは重みが違う。静かな強さに胸が熱くなった。

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取り扱い無し

ライフ・オブ・パイ

公開年制作国上映時間
2012年アメリカ・台湾127分

映画紹介:
大海原で目を覚ますと、同乗者はベンガルトラの“リチャード・パーカー”──。『ライフ・オブ・パイ』は、遭難サバイバルに“神話の光”を差し込む異色作だ。水、太陽、夜の闇、そして肉食獣。海という無限の密室で、人間の知恵と物語の力が、生のギリギリを押し戻していく。

救命ボートの上で必要なのは、食糧だけではない。飲料水の確保、帆と即席の錨作り、魚群を呼ぶ工夫、そしてトラと共存するためのルール。嵐一つで全てがひっくり返る世界で、彼は訓練と儀式で恐怖を鎮め、日々のルーティンで希望の温度を守る。夜の海に浮かぶ発光プランクトン、鯨の影、鏡面の凪──自然は美しく、同時に冷酷だ。

本作が怖いのは、敵が“見える”と同時に“見えない”から。目の前には猛獣、足元には底知れぬ深海。捕食されるか、飲み込まれるか──二択の間を綱渡りする緊張が続く。CGと実景の融合は圧巻で、波と風の質感、空の色の変化がそのまま体感の振動になる。

そして終盤、彼が差し出す“二つの物語”。信じる物語を選ぶ行為が、そのまま生に耐える術だったことが明かされる。遭難映画でありながら、これは物語への信仰をめぐる一編でもある。海は何も語らない。だからこそ、人は語り、生き延びる

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:漂流・幻想・アドベンチャー
  • 一言ポイント:「トラと海と祈り。物語が命綱になる瞬間」

夜の海が怖い…静かすぎて、星空が“深淵”に見える瞬間がある。

ラストの“選ぶ物語”で涙。サバイバルが祈りに変わるの、ずるいほど美しい。

結局どちらが真実?…でも、どちらを信じるかは観客の“生きる力”を試す。

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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 [DVD]

キャスト・アウェイ

公開年制作国上映時間
2000年アメリカ143分

映画紹介:
突然の墜落事故。気づけば彼は無人島に一人――。『キャスト・アウェイ』は、サバイバルの手順を“映画言語”に翻訳した金字塔だ。火を起こし、水を得て、魚を捕る。最初の一歩がどれほど難しいか、そしてそれを積み重ねることがどれほど尊いかを、トム・ハンクスの圧倒的な独演が体現する。

文明の代わりにあるのは、潮の満ち引きと風向き、岩肌と椰子の木、そして流れ着く荷物だけ。即席の道具、皮膚で覚える危険、孤独を埋めるための“ウィルソン”――心の拠り所を作る行為そのものが、サバイバルの重要なスキルであることに気づかされる。希望を継ぎ足す小さな儀式の連続が、やがて脱出という大きな賭けへ繋がっていく。

本作が怖いのは、モンスターではなく時間と孤独が敵だからだ。嵐は家を壊し、日差しは体力を奪い、夜は思考を侵食する。歯痛ひとつが危機となり、海は何度でも計画を飲み込む。だが同時に、自然と折り合うための知恵と工夫が、画面のすみずみまで生々しく刻まれる。

人はどこまで一人でいられるのか。帰るべき場所とは何か。サバイバルが人生の選択へ拡張していく終盤の余韻は、遭難映画の枠を超えて胸に残る。無人島の静寂が、こんなにも騒がしい。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:無人島・漂流・ヒューマンドラマ
  • 一言ポイント:「敵は海と孤独。小さな“できた”が生をつなぐ」

火がついた瞬間に泣きそうになった…あのガッツポーズは観客のものでもある。

“ウィルソン”がただの小道具じゃない。孤独が人をどう支えるか、刺さる。

帰った先の静けさが一番怖い。サバイバルは終わっても、人生は続くんだ。

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青い珊瑚礁

公開年制作国上映時間
1980年アメリカ104分

映画紹介:
文明から切り離された無人島で、二人の少年少女は“生き方”と“愛し方”を同時に学んでいく──。『青い珊瑚礁』は、過酷なサバイバルの手触りと、思春期のまばゆい成長を同じ画面に収めた稀有な一作。自然は優しく見えても、食料と水、天候と怪我、すべてが日々の課題となる。

ココナッツと魚、雨水の確保、火の維持。ふだん当たり前にあるものが一つもない環境で、“頼れるのは互いだけ”という関係が育っていく。やがて季節は移ろい、身体の変化と感情の芽生えが、サバイバルのルーティンに重なっていく過程が瑞々しい。

一見ロマンティックだが、海は気まぐれで、嵐は日常を一瞬で壊す。安全圏のない孤島での暮らしは常に綱渡りで、自然と折り合う知恵が生死を分ける。だからこそ、穏やかな日々の断片がかけがえなく胸に残る。

ホラー要素は薄いが、“文明から孤立する怖さ”と“成長の痛み”は確かにある。無人島サバイバルを、やわらかな青春映画として味わえる一本だ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:無人島・青春・サバイバル
  • 一言ポイント:「自然は先生、そして試練。孤島で育つ“生”の物語」

サバイバルの段取りが丁寧。ロマンだけじゃない生活のリアルが良い。

美しい風景ほど怖い。嵐の前触れで一気に不安が増す感じがリアル…。

“二人で世界を作る”時間の尊さにじんわり。ラストの余韻も好き。

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オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜

公開年制作国上映時間
2013年アメリカ106分

映画紹介:
インド洋の真ん中、単独航海中の男のヨットがコンテナとの衝突で浸水。通信も航行も次々と断たれていく──。『オール・イズ・ロスト』は、ロバート・レッドフォードのほぼワンマンで描く、海上サバイバルの極北。台詞はほとんどないのに、決断の重みと焦燥が全身に伝わってくる。

応急修理、排水、帆走、天測。ひとつ片付ければ、またひとつ問題が顔を出す。嵐が来ればすべてがゼロに戻る。命を繋ぐのは、手順を潰す冷静さと、少しの運だけ。海図、ロープ、ナイフ、煙、火――画面に映る道具が、そのまま“希望の残量”に見えてくるのが本作の恐ろしさだ。

音響の使い方が秀逸。甲板を叩く波、マストのきしみ、風のうなり。音が先に状況を知らせるから、観客は主人公と同じタイミングで危機に気づく。視界のどこにも敵はいない。だが、海という無限の密室は、常にこちらの判断を待っていない。

最後に残るのは“声”ではなく意志だ。派手なスペクタクルに頼らず、道具と身体だけで生を繋ぐ過程が、静かに、しかし容赦なく胸を締めつける。海が相手のサバイバルは、語るよりも“やる”ことだと痛感させられる。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:漂流・ワンマン・サバイバル
  • 一言ポイント:「道具と判断だけが武器。海は答えをくれない」

ほぼ無言なのに手に汗。ロープ一本の重みがここまで映画になるとは…!

直しても直しても戻される絶望、わかりすぎて胃が痛い。嵐の音がトラウマ級。

最後の“意志”に胸が詰まる。海相手の孤独は、叫ばずとも伝わるんだ。

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オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~ [Blu-ray]

トライアングル

公開年制作国上映時間
2009年イギリス・オーストラリア99分

映画紹介:
ヨット遊びの最中に突如発生した嵐。漂流の末に辿り着いたのは、乗客の姿が見当たらない巨大客船──。『トライアングル』は、海という“無限の密室”を舞台に、時間が歪む恐怖とスラッシャーの緊張を融合させたループ・サスペンスの怪作だ。聞こえる足音、転がる弾丸、床に残る血痕が、すでに“ここで何かが起きた”ことを知らせる。

何度も繰り返されるデジャヴ、わずかに変わる配置、そして顔を覆った“誰か”。ひとつの選択が次の惨劇を呼び、因果の鎖が海上に延々と編まれていく。鍵を握るのは主人公ジェスの罪悪感と執着。空虚な廊下、冷えた厨房、風に鳴る扉…静けさが極限まで恐怖を増幅させる。

秀逸なのは、ループの段取りを観客に“理解させ過ぎない”バランス。説明を削ぎ、視覚的な手がかり(血の跡、メモ、置時計)だけを積み上げることで、こちらの脳が自動的に再構築を始める。わかったつもりになった瞬間、別の地獄が顔を出す。海は広いのに、行き先はどんどん狭くなる。

ホラーとしてのキレ味も十分。影の射し方や足音の間、通路の曲がり角の“タメ”が、見えない殺気を持続させる。終盤の冷たい余韻まで、一直線に沈んでいく不穏さを味わってほしい。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:船・ループ・サイコサスペンス
  • 一言ポイント:「海の上で迷うのは、航路ではなく“時間”だった」

足音と空調音だけで怖い。通路のカーブを曲がる瞬間、毎回ビクッとする…。

“理解した”と思うと足元が抜ける感じ。因果の輪っかが残酷すぎる。

ラストの冷たさが好き。海風じゃなくて、選択の温度が下がっていく。

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オープン・ウォーター

公開年制作国上映時間
2003年アメリカ79分

映画紹介:
ダイビング船に置き去りにされた二人。四方は海、足元は見えない深さ──。『オープン・ウォーター』は、実際の置き去り事故から着想を得た、リアル志向サバイバルの震える一本。派手な演出を捨て、自然光と長回しで“海の沈黙”をそのまま怖さに変換する。

最初は冗談と笑い話。だが時間が経つにつれ、潮流は二人を岸から遠ざけ、空は色を変え、周囲には小さな背びれが増える。体力はじわじわ奪われ、塩水で喉は焼け、傷口には何かが寄ってくる。「助けは来ないかもしれない」という現実が、体温を一気に下げる瞬間が訪れる。

恐怖の肝は“見せないこと”。水面のわずかな波紋、沈む日差し、夜の黒さ。画面に映る情報は少ないのに、想像の余白が逆に膨張していく。救難フレアも、ライフジャケットも、心の支えでしかない。海は味方でも敵でもなく、ただそこに在る。

サメ映画のようでいて、真に怖いのは救助の不在時間の残酷さ。選択肢が少なくなる過程が、そのまま希望の目盛りを削っていく。海を前にした“人間の小ささ”を突きつける、素朴で苛烈なサバイバルだ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:海・サメ・リアルサバイバル
  • 一言ポイント:「“助けは来ない”と知る瞬間、海は無限の密室になる」

水面の静けさがいちばん怖い。下に“何かいる”感覚がずっと消えない…。

派手な演出ゼロなのに胃がキリキリ。時間が敵ってこういうことか。

フレアのシーン、心が折れた。広い海ほど息苦しいって矛盾が刺さる。

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ポセイドン

公開年制作国上映時間
2006年アメリカ98分

映画紹介:
豪華客船は“浮かぶ都市”。だが一波の怪物が来れば、文明は一瞬で上下を失う──。『ポセイドン』は、巨大転覆事故で上下が逆転した船内を、酸素・火災・浸水・崩落が連鎖する地獄の迷路として描くディザスター・サバイバル。華やかなダンスホールが次の瞬間、命綱だらけの縦坑に変わる落差が容赦ない。

生き残る鍵は「上へ行け」。だが天井は床になり、出口は壁に移動している。狭い配管、逆さまの階段、エンジン区画の熱と煙。崩れる足場で選ぶルートは常に二択で、誤れば即ち水没。チームの力学もサバイバルの一部となり、利己心と献身が一歩ごとに試される。

見どころは、空間の“向き”を武器にする演出。天井照明を渡る、バーカウンターをよじ登る、シャンデリアの鎖が命綱になる。既存の船内構造をひっくり返すことで、新しいアクション言語が生まれる。水・火・煙という三重苦が、画面の端まで緊張を満たす。

ホラーではないが、災害の冷酷さは十分に怖い。“救助を待つ”ではなく“出口を作る”映画として、体力・判断・チームワークすべてが問われる。酸素より速く鼓動が上がる98分だ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:船・パニック・ディザスター
  • 一言ポイント:「上下逆転の迷宮を登れ。“向き”が命を分ける」

天井を渡る発想が最高に怖い。空間の常識が崩れると心まで揺れる…!

誰を助け、何を捨てるか──チームの駆け引きが胃にくる。時間との戦い。

ディザスターの教科書的テンポ。98分でぐいっと体感させるのが気持ちいい。

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ザ・ディープ

公開年制作国上映時間
2012年アイスランド95分

映画紹介:
漁船転覆、氷点下の海。『ザ・ディープ』は、実在の海難事故をもとに、“体が先に死ぬ”はずの環境で意志が肉体を上回る瞬間を凝視するサバイバル・ドラマだ。極寒の北大西洋に投げ出された若い漁師は、常識を裏切る長時間の遊泳を生き抜き、なお陸に上がってからの“もう一つの闘い”に直面する。

敵は自然だけではない。低体温症・脱力・意識の断絶が、救いの岸を延々と遠ざける。波は容赦なく体温を奪い、衣服は重りとなり、暗闇は方角の感覚を奪う。やっと辿り着いた岩場は、濡れた体にさらに冷たく、そこからの溶岩原の横断が続くという現実が観客の膝まで重くなる。

最小限の説明と実景が生む身体的な没入感が見どころ。呼吸音、布の擦れる音、遠い波の反響──派手な音楽に頼らず、感覚の記録だけで“生き延びる”過程を刻む。やがてこの漂着が医学的検証を呼び、人間のしぶとさそのものが物語の主題に反転する構成も胸に響く。

サメも怪物も出ないのに怖い。海と寒さという自然の無表情こそが最大の敵であり、それに抗う人間の小さな所作がこんなにも雄弁だと教えてくれる。静かに、しかし容赦なく心拍を上げる一作。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:海洋・実話・サバイバル
  • 一言ポイント:「寒さと海が“怪物”になる。意志が体温を超える瞬間」

派手さゼロなのに手に汗。息の音だけで極寒が伝わってくる…!

“上陸して終わりじゃない”展開が刺さる。生還の先にある現実も重い。

誰かを想って泳ぐ背中に泣いた。静かな強さがずっと残る。

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ゼロ・グラビティ

公開年制作国上映時間
2013年アメリカ・イギリス91分

映画紹介:
宇宙には音がない。だからこそ、恐怖は鼓動で聞こえる──。『ゼロ・グラビティ』は、宇宙空間での事故に巻き込まれたエンジニアが、酸素・推進・通信のすべてを失いかけながら帰還を目指す体感型サバイバル。無重力の回転、視界を覆う地球の曲線、そして容赦なく近づく破片の嵐が、観客の三半規管まで支配する。

敵は“宇宙の静寂”。固定できない身体は作業を難しくし、残量表示の減っていく酸素が判断を急かす。救いのはずの宇宙船は壊れ、目印は遠ざかり、命綱一本の切断は即ち死の浮遊。やがて軌道上のデブリが周回ごとに襲来し、限られた時間内に操作・連結・離脱を完遂しなければならない。

本作が凄いのは、サバイバルの手順を視覚と言葉の最小限で伝えること。ボルト一本、レバー一つ、ノズルの角度が、すべて“生還の確率”に変換される。地球の青の美しさと、宇宙の無慈悲さのコントラストが、“帰る理由”を鮮烈に照らし出す。

モンスターは出ない。だが、無重力と無音は最恐の怪物だ。音響とカメラワークが生む没入感は、サバイバル映画を越えて“体験”へと着地する。息をすることさえ、こんなにドラマになるのかと震えるはずだ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:宇宙・漂流・サバイバル
  • 一言ポイント:「音のない地獄で、息だけが物語を進める」

呼吸音と心拍だけで手汗。宇宙って“無”がこんなに怖いのか…!

回転が止まらないショットで本当に酔いそう。時間制限のサバイバルが鬼。

地球の青が“帰る場所”に見えた瞬間、胸が熱くなる。サバイバルが祈りに変わる。

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オデッセイ

公開年制作国上映時間
2015年アメリカ・イギリス141分

映画紹介:
砂嵐の事故でミッション中止、そして火星に一人取り残される──。『オデッセイ』は、空想の怪物に頼らず、科学と手順で生を繋ぐ痛快サバイバル。酸素・水・食糧・通信、どれか一つ欠けても詰む環境で、植物学者ワトニーは“できること”を一つずつ積み上げていく。

見どころはサバイバルの具体。水を得るための化学反応、燃料や機材の再利用、ハブ(居住ユニット)の維持、そして“火星産”ジャガイモ畑。失敗すれば爆発、成功しても資源は目減りする。このギリギリの算数を、軽やかなユーモアと作業の美学で見せ切る演出が心地いい。

地球側の救出計画も熱い。数千万キロの距離、軌道力学、政治の思惑──それでも繋がるチーム。無線の遅延越しに届く短いメッセージが、絶望の赤い大地に人の温度を灯す。“独り”が“独りじゃない”へ反転していく瞬間が胸に来る。

ホラー要素は薄いが、時間と環境そのものが敵であることを徹底して描く点で、確かな“極限サバイバル”。科学が“希望の手順書”になる快感を全編で味わえる、前向きな火星漂流譚だ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:火星・サバイバル・SF
  • 一言ポイント:「科学で生き延びる。手順が希望に変わる瞬間が爽快」

手順を積む快感がすごい。サバイバルでここまで前向きになれるとは!

数字と現実の板挟みが胃に来る。でも作業が“祈り”に見える瞬間が好き。

通信が繋がるだけで泣きそう。距離は遠いのに、人はちゃんと近づける。

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オデッセイ [DVD]

ライフ

life
公開年制作国上映時間
2017年アメリカ104分

映画紹介:
火星の土壌サンプルから発見された未知の生命体“カルビン”。国際宇宙ステーションは歓喜に沸くが、その喜びはすぐに捕食者と被食者の関係へと反転する──。『ライフ』は、無重力の閉鎖空間を舞台に、科学の夢が悪夢へ変わる瞬間を容赦なく描く宇宙サバイバル・ホラーだ。

ISSは逃げ場のない迷路。通路は狭く、空気は限られ、火器は使えない。推進ガスや気圧差、隔壁の開閉、外部アームの操作など、すべての“手段”は同時に“リスク”でもある。重力がないからこそ、音も動きも不規則で、どこから来るかわからない殺気が常に漂う。

カルビンはただの怪物ではない。学習し、適応し、環境を道具に変える知性を見せる。生命維持と軌道維持の板挟みで判断は遅れ、クルーの連帯は試される。観客は酸素残量や推進のベクトルといった“数字”にまで手汗をかき、画面端のランプ一つに希望を託すことになる。

宇宙は美しい。だが同時に、生に対して無関心だ。無重力の静けさと窓外の地球の青が、逆説的に恐怖を増幅させる。最後に残るのは勝利ではなく、選択の代償。サバイバルの緊張とホラーの絶望が、冷たい真空でひとつになる。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:宇宙・モンスター・サバイバル
  • 一言ポイント:「知性は祝福か災厄か。無重力は“逃げ場ゼロ”の地獄に変わる」

音が少ないのに怖い。漂うライト一つで心拍が跳ね上がる…!

科学的な手順がそのままトラップに。ISSの設計が“敵”になる感じが最高。

ラストの冷たさが刺さる…宇宙は綺麗で、同時に容赦がない。

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サンシャイン2057

公開年制作国上映時間
2007年イギリス・アメリカ107分

映画紹介:
衰えゆく太陽を“再点火”するため、人類最後の希望を載せた宇宙船イカロスIIは、灼熱の恒星面へ限界まで接近する。『サンシャイン2057』は、光と熱が物理的・心理的に乗組員を追い詰める、体感型の宇宙サバイバル。巨大遮光板の角度ひとつ、酸素残量の数値ひとつが、クルーの生死を分けていく。

太陽近傍では、作業のすべてが一発勝負。わずかな計算ミスが遮光板の損傷を招き、冷却系や酸素循環が連鎖的に崩れていく。やがて、消息を絶ったイカロスIからの信号が緊張をさらに高め、救難と任務の優先順位、科学と信仰の狭間で、彼らの意志は試される。

眩暈を誘う過曝の光、軋む金属音、船内の低い振動――五感への圧が恐怖を増幅する。狭い隔壁、霜が張るエアロック、光漏れのラインだけで空間を設計する美術と音響が、宇宙の“無関心”をありありと感じさせる。

ホラー的な恐ろしさは、怪物ではなく人間と光の関係性から立ち上がる。絶対的な輝きの前で、理性はどこまで持ちこたえられるのか。終盤の選択は、サバイバルの枠を越えて“人が何を信じて生きるか”を問いかける。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:宇宙・極限・SFスリラー
  • 一言ポイント:「光は救いであり刃。太陽の前で、人間は何を選ぶ?」

光が“音”に聞こえるような圧。遮光板が軋むだけで心拍が跳ねる…!

任務か救難か、科学か信仰か。数値と感情の板挟みが胃にくる。

過曝ショットの美と恐怖が両立。宇宙の無関心って、こんなに怖いんだ。

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月に囚われた男

公開年制作国上映時間
2009年イギリス97分

映画紹介:
月面基地で3年の任務を単独でこなすサムの仕事は、淡々とヘリウム3を採取し地球に送ること。相棒はAIの“ガーティ”だけ──。『月に囚われた男』は、広大な宇宙のただ中で、人間が「独りで生きる」ことの意味を問う、静かで痛烈なサバイバル心理劇だ。

通信障害で地球とは遅延と録画メッセージ頼み。ルーティンはやがて軋み、体調の違和感と小さな“兆し”が、サムの世界にヒビを入れる。月面での事故を機に、彼は自分自身と向き合わざるを得なくなり、閉鎖環境の静けさは徐々に不穏へと反転する。

見どころは、最小限のセットと音で描く孤独の質感。冷たい蛍光灯、金属の反響、空調の低い唸り──派手な危機は少ないのに、精神の体力ゲージが確実に削られていく。サム・ロックウェルの独演が凄まじく、ささいな仕草や視線の揺れで“心の漂流”を可視化する。

宇宙怪物は出てこない。それでも怖いのは、存在そのものが揺らぐ瞬間が何よりも残酷だから。SFの装いでありながら、生存と尊厳の物語として深く刺さる、月面版の“遭難映画”だ。

  • 怖さ:
  • グロ度:
  • ジャンル:宇宙・心理・サバイバル
  • 一言ポイント:「月面の静寂で揺らぐ“自分”。孤独は最大の敵にも味方にもなる」

静かなのにずっと不安。空調の音だけで胸がざわつくタイプの怖さ…。

“自分”って何?って問いが刺さる。SFだけど、心のサバイバル映画だね。

最後の決断にグッとくる。小さな意志が宇宙より大きく感じた。

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月に囚われた男 10周年アニバーサリー・エディション 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray]

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