時系列で整理！パラノーマル・アクティビティシリーズ見る順番と全作品紹介

家庭用ビデオカメラの映像に、映ってはいけない“何か”が写り込む──。

それが『パラノーマル・アクティビティ』シリーズです。

一見どこにでもある家庭の風景が、一夜にして悪夢へと変貌する…。
このシリーズは、POV形式（主観カメラ）と日常の中の違和感でじわじわと恐怖を植えつける現代ホラーの金字塔。

ただし、作品ごとの時系列やつながりはやや複雑。
今回は「パラノーマル・アクティビティシリーズ見る順番」を軸に、時系列順に整理しながら全作品をご紹介します。

“何か”は、もうあなたの隣にいるのかもしれません──。

【時系列順】パラノーマル・アクティビティシリーズ一覧

パラノーマル・アクティビティ3

公開年	制作国	上映時間
2011年11月1日	アメリカ	84分

映画紹介：
「この家には、ずっと“誰か”がいた──」。
シリーズ最恐との呼び声も高い『パラノーマル・アクティビティ3』は、すべての恐怖の始まりを描いた前日譚。ケイティとクリスティ姉妹の幼少期に起きた“最初の超常現象”が、ビデオカメラに克明に記録されていきます。

1988年。母親とその恋人と暮らす家で、不可解な出来事が続発。扇風機に取り付けた簡易カメラが左右にゆっくり動くシーンは、シリーズ屈指の緊張感を生む伝説的演出。
「そこに何がいるのか」が見えそうで見えない──それが、逆に怖い。

子どもだからこそ気づく“異質な存在”。でも誰にも信じてもらえない──そんな無力さと恐怖が胸を締めつけます。少女の視点で描かれるからこそ、よりリアルに「逃げ場のない怖さ」が刺さってきます。

そしてついに姿を見せる“トビー”という存在。悪魔崇拝・呪い・血の契約といった闇の背景が徐々に明らかになる本作は、物語の中核を知る上で絶対に外せない一作です。

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パラノーマル・アクティビティ2

公開年	制作国	上映時間
2011年2月11日	アメリカ	91分

映画紹介：
家庭用防犯カメラが映し出す、静かで確かな“侵入者”──。
『パラノーマル・アクティビティ2』は、1作目の前日譚として、ケイティの妹・クリスティの家族に起きた恐怖を描く作品。
赤ん坊ハンターの誕生と共に、この一家にも“何か”が忍び寄ってきます。

広い一軒家に備えられた複数の固定カメラが、日常の中で起こる異変の数々を淡々と記録。
ベビーベッドがひとりでに揺れ、物音が響き、キッチンの全引き出しが一斉に開く──その演出の妙は、まさに「見えない恐怖」の極地。

物語は静かに、だが着実に悪化していきます。家族を守るための行動が、やがて別の家族を地獄に突き落とすという展開には、言葉にできないやるせなさも…。
この作品を観てから1作目を振り返ると、また違った恐怖が見えてきます。

そして明かされる「悪魔と契約した一族」の真相。シリーズの根幹に迫る鍵が、ここにあります。赤ちゃんハンターをめぐる戦慄の攻防は、静かながらも強烈なインパクトを残します。

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パラノーマル・アクティビティ

公開年	制作国	上映時間
2010年1月30日	アメリカ	86分

映画紹介：
すべては、この寝室から始まった──。
2009年に公開されるや否や世界中を震撼させた本作は、モキュメンタリー・ホラーの金字塔。たった1台のカメラが“映してしまったもの”が、観る者の心を深くえぐります。

同棲中のケイティとミカは、彼女の周囲で起こる奇妙な現象を記録するため、寝室に定点カメラを設置。
夜が来るたび、ほんのわずかな“異変”が積み重なり、次第に決定的な恐怖へと変わっていく──。

一切の音楽も演出もない。ただ静かな寝室を映すだけなのに、ここまで怖い映画は他にないかもしれません。観客は“何かが起こるかもしれない”と身構え続けることで、恐怖を共有させられるのです。

そして物語の結末には、悪魔的存在の恐怖が一気に噴き出す。ただの心霊現象では終わらない、本質的な“侵食”と“崩壊”。シリーズを通じた恐怖の始点を、ぜひあなたの目で確かめてください。

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パラノーマル・アクティビティ 第二章 TOKYO NIGHT

公開年	制作国	上映時間
2010年11月20日	日本	90分

映画紹介：
舞台はアメリカから東京へ──。
シリーズ唯一の“日本版公式続編”である本作は、和製モキュメンタリーホラーとしての完成度が非常に高く、海外ファンの間でも評価が分かれる異色作です。

交通事故で足を骨折した少女・春花が退院し、東京の実家で療養を始めるところから物語は動き出します。
突如として起こる怪奇現象──勝手に動く車椅子、崩された盛り塩、深夜に聞こえる足音…。静けさの中に潜む異常さが、日本家屋の空気感と絶妙にマッチします。

弟・幸一がカメラを設置し、姉を守ろうとする姿に胸が締めつけられつつも、ケイティの悪魔に憑かれた“何か”が再び動き出しているという世界観のつながりが示唆され、シリーズとしての厚みも増します。

Jホラーらしい“じわじわ系の恐怖”と、シリーズ本編との巧妙なリンク。ファンなら一度は観ておきたいスピンオフ的続編です。

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パラノーマル・アクティビティ4

公開年	制作国	上映時間
2012年11月1日	アメリカ	88分

映画紹介：
あれから数年──“奴ら”は姿を変えて、またやってきた。
『パラノーマル・アクティビティ4』は、シリーズ1〜2の“その後”を描く続編であり、ケイティとハンターの消息に迫る物語です。

舞台は郊外の静かな住宅街。隣に越してきた少年ロビーと、その“母親”を名乗る謎の女性。そしてロビーを一時的に預かることになった少女アレックスは、家の中で起こる違和感に気づき、ノートPCやゲーム機のカメラを使って真相を探ろうとします。

本作の見どころは、現代的なテクノロジーを使った新たなPOV演出。Kinectのドット投影による“映るはずのない存在”の可視化は、観る者にゾッとする違和感を与えます。
誰もいないのに反応するセンサー──その緑の光の奥に、何がいるのか。

ストーリーの複雑さは増しますが、“ハンターはどこへ行ったのか？”という大きな謎が動き出す重要な作品でもあります。ラストの衝撃展開は、シリーズファンなら必見。

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パラノーマル・アクティビティ 呪いの印

公開年	制作国	上映時間
2014年4月11日	アメリカ	84分

映画紹介：
“それ”は選ばれし者の中に宿る──。
本作『呪いの印』は、これまでのシリーズ本編とは異なる舞台・人物で展開されるスピンオフ的作品。ラテン系コミュニティに潜む魔女の儀式と悪魔の選定が描かれ、シリーズの裏側に切り込む異色作です。

高校を卒業したばかりの青年・ジェシーは、奇妙な事件をきっかけに下の階の住人・アナの部屋へ侵入。
そこで見つけた儀式の痕跡に触れたことで、彼の身体に“印”が刻まれ、超常的な力を手に入れてしまう。

序盤は“特殊能力もの”のようなノリで進みますが、徐々に現実が崩壊。身近な日常に悪魔が入り込んでくる過程がリアルかつスリリングに描かれています。
そして終盤にはシリーズ本編との驚きの接続があり、ファンなら思わず声が出るはず。

「悪魔の子」を選び、育てる魔女集団の存在や、時空を超える扉の設定など、シリーズ世界観を一気に広げた作品。メインストーリーとは離れつつも、知っておくと物語が深くなる1本です。

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パラノーマル・アクティビティ5

公開年	制作国	上映時間
2016年5月7日	アメリカ	88分

映画紹介：
この家に足を踏み入れた瞬間、“何か”の計画はもう始まっていた──。
シリーズの集大成ともいえる『パラノーマル・アクティビティ5』は、ついに悪魔“トビー”の復活と実体化が描かれるクライマックス。本編シリーズの決着が描かれる重要作です。

舞台は、ケイティとクリスティ姉妹が幼少期を過ごした家の跡地に建てられた住宅。引っ越してきたライアン一家は、古いビデオカメラとテープを発見し、“時間が歪んだ映像”と共に怪現象に巻き込まれていきます。

本作の魅力は、過去作の伏線を回収しながら、時空を超えて繋がっていく構成にあります。悪魔崇拝者たちの目的、リーラという少女の出生の秘密、そして“トビー”の実在…。散りばめられてきた謎が一気に明かされる感覚は圧巻。

シリーズを通して見守ってきたケイティとクリスティ姉妹の物語も、ここで一区切り。人智を超えた力に翻弄される家族の悲劇に、思わず手に汗握る結末です。

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パラノーマル・アクティビティ7　ネクスト・オブ・キン

公開年	制作国	上映時間
2021年10月29日	アメリカ	98分

映画紹介：
見知らぬ家族、閉ざされた村、そして地下深くに潜む“それ”──。
シリーズ7作目となる本作は、これまでのケイティたちの物語とは異なる“リブート的外伝”。新たな舞台、新たな恐怖で“見えざるもの”の本質に迫ります。

実母の手がかりを探すため、主人公マーゴはドキュメンタリー撮影チームと共にアーミッシュ風の共同体を訪れる。
文明と遮断された村では、明らかに何かを“隠している”空気が漂い、地下に続く秘密の通路、閉ざされた扉、古代の信仰といった不穏な要素が積み重なっていきます。

本作の恐怖は、“文化的な違和感”が徐々に恐怖に変わっていく過程にあります。POV形式は継承しつつも、宗教ホラー・民俗ホラーとしての色が強く、異質なものに取り囲まれる閉塞感が際立っています。

物語はこれまでのシリーズとは直接つながらないものの、“選ばれし存在”や“封印された悪”というテーマはしっかり踏襲。新たな解釈で「パラノーマル・アクティビティ」を味わいたい人におすすめの一作です。

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“静かに忍び寄る恐怖”を味わうなら、Prime Videoで

『パラノーマル・アクティビティ』シリーズをはじめとする、日常が少しずつ壊れていくタイプのホラーも、Prime Videoなら手軽に楽しめます。

寝ている間に何かが起きている──
家の中で鳴る奇妙な物音、見えない“何か”の気配、そして誰もいないはずの空間に映る影…。
身近な場所だからこそ、リアルに感じる恐怖がここにあります。

Prime Videoでは、シリーズ1作目から最新作までをラインナップ。スマホでもテレビでも、いつでもどこでも恐怖体験が可能です。

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この機会に、“記録された恐怖”の全貌をあなたの目で確かめてください。

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まとめ｜恐怖の記録は、時系列でつなぐと“真実”が見えてくる

『パラノーマル・アクティビティ』シリーズは、単なるPOVホラーにとどまらず、家系に刻まれた呪いと、悪魔トビーの存在を巡る長編サーガとして進化してきました。

時系列順に並べて観ることで、各作品にちりばめられていた違和感が少しずつ繋がり、1本では見えなかった“恐怖の全体像”が立ち上がってくる感覚は、まさにシリーズ視聴の醍醐味。

もちろん、最初に公開順で観て驚きを楽しみ、2周目で時系列順に整理して深く考察するのもおすすめ。
どちらにせよ、このシリーズは観るほどにゾッとする発見がある奥深いホラーです。

“何も起きない時間”にじっと息をひそめ、気配に気づいた瞬間に鳥肌が立つ──。
ぜひあなたも、“記録された恐怖”の真実を、その目で確かめてみてください。