ホラー映画が今のようにジャンル分けされ、多様な恐怖を描くようになったのはいつからか――その原点ともいえるのが1970年代です。
この時代は、宗教的恐怖を描いた『エクソシスト』、運命の残酷さを叩きつける『オーメン』、人間の狂気を描いた『悪魔のいけにえ』など、今なお語り継がれる名作ホラーが次々と生まれた“黄金期”。
現代ホラーのルーツを辿ると、70年代にたどり着く──そう言っても過言ではありません。
この記事では、70年代に生まれたホラー映画の名作を厳選して10本ご紹介。ジャンルや国を超えて、今観てもなお色あせない恐怖を、あなたもぜひ体感してみてください。
・70年代の名作ホラーを知りたい
・ホラー映画の原点・ルーツを知りたい
・古いけど面白いホラー映画を探している

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70年代ホラー映画の名作10選|恐怖の原点はここにある!

タイトル | ジャンル | 怖さ |
---|---|---|
エクソシスト | 悪魔憑き・宗教 | |
オーメン | サスペンス・黙示録 | |
悪魔のいけにえ | スプラッター・狂気 | |
サスペリア | オカルト・美術ホラー | |
ゾンビ | ゾンビ・社会風刺 | |
ハロウィン | スラッシャー | |
キャリー | 超能力・青春 | |
悪魔の棲む家 | 心霊・実話ベース | |
ウィッカーマン | 信仰・カルト | |
アリス・スウィート・アリス | サイコ・スラッシャー |
エクソシスト

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1974年7月13日 | アメリカ | 121分 |
映画紹介:
「少女に取り憑いた“それ”は、悪魔だった――」
ホラー映画史を語る上で絶対に外せない金字塔『エクソシスト』。1973年に公開されるや否や、世界中に“悪魔憑き”という恐怖の概念を植え付け、今なおその影響力は色褪せません。
無邪気だった少女リーガンが、次第に常軌を逸した言動を見せ始める…その変化の過程がとにかくリアル。特殊メイクや演出だけでなく、神と悪魔、信仰と絶望の対立が描かれることで、単なる怪奇現象を超えた“精神のホラー”として成立しています。
聖職者たちが命がけで悪魔と対峙する儀式の緊張感は、何度観ても手に汗握るもの。特に終盤の「エクソシズム(悪魔祓い)」シーンは、宗教的重厚さと恐怖の臨場感が融合した名シーン中の名シーンです。
ホラーの枠を超え、“信じる心”の物語としても胸を打つ一作。恐怖の原点を知りたい人には、まずこれを観てほしい──ホラー映画の原型がここにあります。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:悪魔憑き・宗教ホラー
- 一言ポイント:「“恐怖”と“信仰”がぶつかる瞬間、観る者の心も試される」
古い映画だけど、悪魔の声と目つきにガチで震えた…
ホラーなのに重厚すぎる。宗教観とか考えさせられる系
リーガンの変化がリアルすぎて怖い…まじで名作だった
オーメン

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1976年10月16日 | アメリカ | 111分 |
映画紹介:
“あの子は何かがおかしい”──
世界を恐怖に陥れた“悪魔の子”ダミアンを描いた名作『オーメン』は、静かに忍び寄る破滅と運命の不可避さを描いた、サスペンス色の強いオカルトホラーです。
外交官の夫妻が養子として迎えた少年ダミアン。周囲で次々と不審な死が起こり、やがて彼が“反キリスト”=666の印を持つ存在であると判明するまでの展開は、あまりにスムーズで不気味。
派手な演出は抑えめながら、誰にも止められない“運命の連鎖”が物語に深い緊張感を与えています。特に神父や乳母の死にざまは、シンプルながら強烈に印象に残る名シーン。
“悪魔は、無垢な顔で微笑んでいる”──
人の善意と信頼をすり抜けて破滅へ向かう恐怖が、静かに胸に刺さる傑作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:サスペンス・黙示録ホラー
- 一言ポイント:「無垢な子どもこそ最恐。静かな“破滅の連鎖”に震える」
静かな映画だけど、ずっと不穏で鳥肌が止まらなかった…
ダミアンが笑うだけで怖い。演出の力すごすぎる
神父の死に方、トラウマ。音楽の使い方も怖すぎ!
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悪魔のいけにえ

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1975年2月1日 | アメリカ | 84分 |
映画紹介:
叫んでも、逃げても、助からない──
『悪魔のいけにえ』は、“ホラー映画はここまでやっていいのか”という限界を突きつけたスプラッター映画の原点です。
アメリカ南部を旅する若者たちが迷い込んだのは、常軌を逸した家族が暮らす家。そこで彼らは、巨大なチェーンソーを振り回す仮面の男“レザーフェイス”に襲われる…。この圧倒的な暴力と狂気の空気感は、公開から50年経った今もなお観る者を震わせます。
実は本作、流血シーン自体は少ないのに、異常なまでの緊張感と精神的消耗がすさまじい。ドキュメンタリー風の撮影手法もあいまって、“本当に起きた事件”のようなリアリティが生々しく突き刺さります。
ホラー耐性に自信がある人にこそ観てほしい、“恐怖の本質”を突いた問題作。観終わったあと、しばらく日常に戻れなくなること必至です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:スプラッター・狂気ホラー
- 一言ポイント:「“怖い”を超えて“消耗する”。伝説級スプラッター」
何が怖いって、“音”と“間”が怖すぎるんだよこれ…
グロくないのに吐きそうになるほど追い詰められた
レザーフェイスの存在感、マジで悪夢。観終わってもしばらく放心した
サスペリア

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1977年6月25日 | イタリア | 99分 |
映画紹介:
扉を開けた瞬間、そこは“美しく狂った世界”だった――
『サスペリア』は、色彩・音響・構図すべてが計算し尽くされた、ダリオ・アルジェントによる芸術的ホラーの傑作です。
名門バレエ学校に入学したスージーは、周囲で次々と起こる不可解な出来事に巻き込まれていく。赤、青、緑――鮮烈な色使いと前衛的な音楽が、観る者の感覚をじわじわと狂わせ、不安を増幅させていきます。
物語の論理性よりも“体験としての恐怖”に重きを置いた本作は、観終わったあとも頭から離れない“夢のような悪夢”。まるで現実がじわじわ侵食されていくような感覚がクセになります。
ホラー映画に「美しさ」や「美術的完成度」を求める人にはたまらない一本。観る人によって恐怖の感じ方がまったく変わる、唯一無二の映像体験をぜひ。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:オカルト・美術ホラー
- 一言ポイント:「美しすぎて不安になる──“色彩”が恐怖を作る映画」
色の使い方が狂ってる。夢と現実の間をさまよってる気分になった
ストーリーより“感覚”でくるタイプ。ゾワゾワする不快さがクセになる
音楽がヤバい。あれ聞くだけで夜眠れなくなるレベル
ゾンビ

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1978年9月2日 | イタリア | 139分 |
映画紹介:
ゾンビは“ただの化け物”じゃない――
『ゾンビ(Dawn of the Dead)』は、ジョージ・A・ロメロ監督が描いたゾンビ×社会風刺の決定版。単なるパニック映画ではない、知的で深い恐怖をもたらす名作です。
舞台はゾンビによって崩壊しつつあるアメリカ。主人公たちはショッピングモールに立てこもり、束の間の平穏を得るも、やがて“外”も“中”も崩れていく…。モールに集まるゾンビたちの姿は、消費社会そのものを皮肉っているようでもあります。
血しぶきも容赦なく飛び交う一方で、緊張感・喪失感・無力感が強く胸に残る。単なる娯楽ホラーにとどまらず、時代と人間の本質を炙り出す“ゾンビ映画の教科書”です。
現代ホラーやポップカルチャーに多大な影響を与えた傑作。「ゾンビもの」の基準を作った1本として、必ず押さえておきたい作品です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:ゾンビ・社会風刺ホラー
- 一言ポイント:「ゾンビに追われながら、“人間の業”からも逃れられない」
ゾンビなのに考えさせられる。現代とリンクしすぎてゾッとした
モールでの生活が意外と快適そうで、逆に怖いんだよな…
ゾンビの動きは遅いのに、絶望感はすごい。古くても名作!

ハロウィン

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1979年8月18日 | アメリカ | 90分 |
映画紹介:
静かな住宅街に、殺意だけを抱えた“何か”が現れる――
『ハロウィン』は、スラッシャーホラーというジャンルを確立した伝説の1本。シンプルなのに、恐怖の本質を突いた作品です。
6歳のときに姉を殺したマイケル・マイヤーズが、15年後のハロウィンの夜に再び故郷へ舞い戻る。無言で、感情なく、ただひたすらに“狙った相手”を追い詰める姿に、人間味のない絶対的な恐怖が宿ります。
ゴア表現はほとんどないのに怖い。その理由は、長回しや主観視点カメラを駆使した演出。観客自身が“狙われている側”になったような緊張感が、じわじわと首を締めてきます。
“マイケルは何者なのか”という謎を最後まで明かさないことで、逆に不気味さが倍増。“殺人鬼がいるだけ”なのにこんなに怖い──この原点を体験すれば、ホラーの見え方が変わるはず。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:スラッシャー・殺人鬼ホラー
- 一言ポイント:「“何も喋らない”マイケルが、こんなにも怖いとは…」
BGMが流れた瞬間、もう無理。怖すぎて音でびくってなる
マイケルがずっと歩いてくるだけなのに、恐怖しかない
派手な殺し方しないのが逆にリアルでゾッとした
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キャリー

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1977年3月3日 | アメリカ | 98分 |
映画紹介:
少女の涙が、世界を焼き尽くす――
スティーヴン・キングの小説を原作にした『キャリー』は、青春と狂気が交差する悲劇の超能力ホラー。ホラー初心者にも刺さる、感情重視の名作です。
内気な高校生キャリーは、厳格すぎる宗教母に支配され、学校でもいじめの標的にされていた。だが、彼女にはある“力”があった――心を閉ざしてきた少女の感情が、ある事件をきっかけに爆発するラストは、衝撃と哀しさが入り混じる圧巻の展開。
ホラーといってもグロやジャンプスケアは少なめ。むしろ観終わったあとに残るのは、キャリーへの同情と胸の痛み。青春映画としての側面があるからこそ、“怒り”のカタルシスが鮮烈に響きます。
“怖い”より“哀しい”が強い異色ホラー。感情を爆発させたとき、誰も止められない――その怖さを静かに教えてくれる一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:超能力・青春ホラー
- 一言ポイント:「心を踏みにじられた少女の怒りは、もはや災害」
観てる側がキャリーを守りたくなる…。いじめ描写がリアルすぎて辛い
あのラスト、鳥肌立った。悲しみと怒りが一気にくる
スティーヴン・キングってこんな切ないホラーも書くんだ…最高
悪魔の棲む家

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1979年7月27日 | アメリカ | 118分 |
映画紹介:
その家には、何か“いる”。
『悪魔の棲む家』は、アメリカで実際に起きた一家殺害事件をもとにした心霊ホラー。
“住んではいけない家”というジャンルを確立させた先駆的作品です。
一家殺害事件の後に格安で売り出された家に、再び家族が引っ越してくるところから物語は始まります。最初は平穏に見えた日常が、徐々に歪み始め、誰かの気配や暴力的な現象が家族を追い詰めていく展開は、まさに王道でありながら不気味さ満点。
幽霊の正体や明確な姿はあまり見せないにもかかわらず、“家そのものが敵”であるという圧迫感が全編を覆います。現実に基づいているからこそ、観る側の不安を煽る力が強く、じわじわと精神を削られます。
家という“本来安心できる場所”が一転して恐怖の舞台になる──その感覚を体験できる代表作。静かな恐怖にじわじわと侵食されたい方におすすめの一作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:心霊・実話系ホラー
- 一言ポイント:「“家が敵”という静かな恐怖が、こんなに効くとは…」
地味だけどマジで不安になるタイプ。夜に観ると後悔するやつ
“家”がここまで怖くなるのすごい。なにも起きてないのに怖い
実話ベースって聞いたら余計にゾッとした…絶対住みたくない
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ウィッカーマン

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1998年3月21日 | イギリス | 86分 |
映画紹介:
神を信じる者が、異教の島で見たものとは――
『ウィッカーマン』は、“信仰の狂気”と“異文化の不気味さ”を描いた英国発のカルトホラー。華やかで牧歌的な景色の裏に、ぞっとする異常性が潜んでいます。
ある少女の失踪事件を調査するため、スコットランド沖の孤島を訪れた警察官。しかし島の住人たちはどこかおかしく、独自の宗教儀式や価値観が支配する世界に、徐々に彼は追い詰められていきます。
本作の恐怖は“派手な演出”ではなく、常識が一切通じない閉ざされた共同体の異質さから生まれます。物語が進むほど、正しさとは何か、正義とは何かが曖昧になっていく構成が秀逸。
そして迎えるラストの衝撃──観た者の心に深く突き刺さる、静かで壮絶な終幕は、ホラー史に残る名場面です。美しさと恐怖が融合した、唯一無二の作品をぜひ体験してください。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:信仰・カルトホラー
- 一言ポイント:「“美しさ”の奥にある狂気が、最後に牙をむく」
最初はのどかで平和そうなのに、徐々におかしくなってく感じが怖すぎ
話が進むほど違和感だらけ。ラストは鳥肌&絶望
“異文化の怖さ”ってこういうことか…音楽も雰囲気もクセになる

アリス・スウィート・アリス

公開年 | 制作国 | 上映時間 |
---|---|---|
1976年11月15日 | アメリカ | 108分 |
映画紹介:
小さな手、小さな影――
『アリス・スウィート・アリス』は、子どもという“無垢さ”の裏にある狂気を描いた異色のスラッシャー作品。70年代らしい空気感と、サスペンスフルな構成がクセになるカルト作です。
ある少女が教会で惨殺され、容疑が向けられたのは姉のアリス。だが事件はそれだけで終わらなかった…。黄色いレインコート、白いマスクという不気味なビジュアルが観る者の記憶に焼きつき、子どもをめぐる疑心と恐怖がどんどん膨らんでいきます。
ホラーというよりはサイコサスペンス寄りで、人間の闇や家庭内の緊張関係をリアルに描写。無関係そうに見えた人々が次第に“見えてくる”構成も巧妙で、ただの犯人捜しでは終わりません。
“少女が凶器を持つ”という構図の不気味さと、無垢な存在こそ恐ろしいという逆転の発想が光る一作。知名度こそ高くないものの、玄人ホラーファンなら一度は観ておきたい隠れた名作です。
- 怖さ:
- グロ度:
- ジャンル:サイコ・スラッシャー
- 一言ポイント:「“あの子が犯人なの?”という疑念が、一番怖い」
マスクとレインコートの子どもが怖すぎる…視覚的にずっと不安
ホラーってより不穏サスペンス。でも最後まで目が離せなかった!
ホラー慣れしててもぞわっときた。子どもが凶器持ってるって反則…
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まとめ|70年代ホラーは“今も刺さる”恐怖の原点

CGや派手な演出に頼らなくても、ここまで怖く、人の心を揺さぶることができる──それが70年代ホラーのすごさです。
今回紹介した10本は、どれも現代ホラーの土台を築いた作品ばかり。宗教的恐怖、スラッシャー、ゾンビ、オカルト、美術ホラーなど、多様なジャンルがこの時代に生まれました。
「なんか古そう…」と思って敬遠していた方にこそ、観てほしい。70年代のホラーは、“怖さ”というより“人間の本質”に踏み込む恐ろしさが詰まっています。
ぜひあなたも、今なお語り継がれる70年代の名作ホラーで、“恐怖の原点”に触れてみてください。