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何度も蘇る恐怖!リメイクされまくったホラー映画10選

ホラー映画おすすめまとめ用のイメージ画像。闇に浮かぶ映画フィルムと不気味なシルエット。

「このホラー映画、なんか既視感あるな…」そう思ったら、それはもしかすると“リメイク版”かもしれません。
ホラー映画の中には、何度も何度もリメイクされ、時代ごとに新たな恐怖を与え続けている名作があります。特に、1970〜80年代の傑作ホラーは、21世紀に入ってからも現代の感覚に合わせた新バージョンが次々と生み出され、原作を知らない世代にも新しい衝撃を与えてきました。

でも気になるのは、「結局どれから観ればいいの?」「オリジナルとリメイク、どっちが怖いの?」という点ですよね。

この記事では、何度もリメイクされてきたホラー映画の中から“観る価値のある10本”を厳選し、それぞれの魅力や違いを丁寧に紹介していきます。
「原作ファンでも納得」「リメイクから入ってもOK」そんな視点で選んだラインナップなので、きっと“怖いけど観たい”気持ちに応えてくれるはずです。

目次

リメイクされまくったホラー映画10選|ジャンプリンク付き一覧

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タイトルジャンル怖さレベル配信状況
サスペリアオカルト・アートホラー★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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悪魔のいけにえスプラッター・スラッシャー★★★★★旧版:配信状況をチェック
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ザ・リングJホラー・心霊★★★★★旧版:配信状況をチェック
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13日の金曜日スラッシャー★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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ハロウィンスラッシャー・サスペンス★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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ザ・フライSFホラー・ボディホラー★★★☆☆旧版:配信状況をチェック
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エルム街の悪夢スラッシャー・ドリームホラー★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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シャイニング心理ホラー・クラシック★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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黒い家サスペンス・邦画ホラー★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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ドーン・オブ・ザ・デッドゾンビ・終末ホラー★★★★☆旧版:配信状況をチェック
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サスペリア(1977・2018)

映画紹介:
ホラー映画の中でも“美しさ”で語られる稀有な存在、それが『サスペリア』。
1977年版は、イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントが生んだ幻惑の傑作。舞台はドイツの名門バレエ学校。異国の地に降り立った若きダンサー、スージーが体験するのは、目を疑うような極彩色の悪夢。赤、青、緑…すべてが不自然なまでに鮮やかで、血の色さえもアートの一部になる。この作品は「物語」よりも「感覚」に訴える。まるで夢の中で悪意に触れるような、不穏で、美しく、そして恐ろしい体験。

それから41年後、2018年版『サスペリア』はまさかの“再解釈”として蘇る。リメイクというより、むしろもう一つの“パラレルワールド”。監督は『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ。彼はオリジナルのエッセンスを引き継ぎつつ、物語をより政治的・哲学的に掘り下げ、魔女というテーマを“女性の力”と“抑圧された存在の反逆”として描き出した。暗く、重く、暴力的でありながらも、どこか救いがある。
映像も音楽も一新され、トム・ヨークの楽曲が映画全体に深い陰影を与える。「リメイク=焼き直し」と思って観ると、その濃密さに打ちのめされるだろう。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • ジャンル:オカルト・アートホラー
  • 一言おすすめポイント:美と狂気がせめぎ合う、“芸術”としてのホラー体験

視聴者の声:
・1977年版は「恐怖というより、異世界をさまようような不安感がすごい」と中毒者が続出。映像のインパクトでいまだに記憶から離れないという声が多い。
・2018年版は「難解だけど深い。恐怖よりも思索と余韻が残るホラー」と、映像とテーマ性の両立に感嘆の声。トム・ヨークの音楽が“恐怖を美しくする”という新たな価値を与えたという意見も。
・「どちらが上かなんて比べられない」と語るファンも多く、二本とも観てこそ“サスペリア”の奥行きがわかる。

配信:
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悪魔のいけにえ(1974〜複数回リメイク)

映画紹介:
ホラー史に燦然と輝く、伝説のカルトホラー。それが『悪魔のいけにえ』。
1974年にトビー・フーパー監督によって生み出された本作は、実際の殺人鬼“エド・ゲイン”の事件から着想を得たリアル系ホラーの金字塔。人里離れたテキサスの田舎道、立ち寄った若者たちが出会ったのは、人の顔の皮をかぶった大男・レザーフェイスと、その狂った一家。チェーンソーの唸り、鉄のドアが閉まる音、焼け焦げた肉の臭いすら伝わってきそうな圧倒的な“現場感”。低予算ながら異常な臨場感で、観る者の精神を削り取るような恐怖がそこにはある。

その後この作品は何度もリメイク・リブートされてきた。2003年版のリメイクでは映像美とスプラッター表現が強化され、より“現代的な地獄”に。続く『ビギニング』や『3D』、そして2022年のNetflixオリジナル作品『テキサス・チェーンソー』では、時代背景や演出をアップデートしつつ、狂気の本質はブレずに継承された。

どの時代においても、“レザーフェイスの存在感”がこのシリーズの核。言葉を発さず、感情も見えず、ただ“そこにいる”だけで絶望感を撒き散らす。怖いのはゴア描写ではなく、「逃げ場のない状況」に直面したときの“人間の無力さ”だ。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★★
  • グロ度:★★★★☆
  • ジャンル:スプラッター・スラッシャー
  • 一言おすすめポイント:レザーフェイスは今も走り続けている。恐怖の原点、ここにあり。

視聴者の声:
・1974年版の“ドキュメンタリーのような恐怖感”に衝撃を受け、「観終わった後、何もしゃべれなくなった」という声も。
・2003年版は「グロいのに美しい。音と映像のバランスが神がかっている」と評価され、リメイクとして非常に完成度が高いという声が多数。
・シリーズ通して、「レザーフェイスが本気で怖い。斧やチェーンソー以前に“存在”が怖い」と語るファンも。

配信:
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ザ・リング(1998 → 2002)

映画紹介:
“観たら死ぬビデオ”という、あまりにも強烈なコンセプトでホラーの常識を塗り替えた日本映画『リング』(1998)。その影響力は国内にとどまらず、2002年にはハリウッドでリメイクされ、世界中に“貞子の呪い”を拡散することとなる。
オリジナル版は鈴木光司の小説を原作とし、ジャーナリストの女性が呪いのビデオの謎に迫る過程を描いたもので、霊的な恐怖と静けさの中に潜む不気味さが絶妙なバランスで成立している。貞子の登場シーンはもはや伝説で、日本ホラーの金字塔として揺るぎない評価を得ている。

一方でハリウッド版『ザ・リング』は、その空気感を尊重しつつ、より“視覚的ショック”を加えた再構成となっている。舞台はアメリカの田舎町に移され、登場人物も設定も変更されているが、物語の核は同じ。水や鏡、歪む映像、連鎖する死──日本版の不気味さに、アメリカ的な演出の鋭さが融合し、まさに“ホラーの輸出成功例”として評価が高い。

ホラー映画において、“文化の壁を超えて恐怖を共有できる”ことを証明したシリーズ。それが『リング/ザ・リング』なのだ。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★★
  • グロ度:★★☆☆☆
  • ジャンル:Jホラー・心霊
  • 一言おすすめポイント:呪いは国境を越える──世界を震撼させた最恐のビデオ

視聴者の声:
・日本版は「画面の静けさと音の使い方が天才的。ジワジワくる恐怖が一生頭から離れない」との声が多く、ホラー耐性のある人でも“音が怖い”と語るほど。
・ハリウッド版は「こっちのほうがテンポよくて見やすい。でもビデオの内容が逆にえげつない」といった声もあり、Jホラーに不慣れな海外ファンに刺さった模様。
・両方観た人からは「怖さの質がまったく違うので、比較しながら観るのが面白い」という意見も。

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13日の金曜日(1980〜複数回リメイク)

映画紹介:
スラッシャーホラーの代表格として、全世界に“殺人鬼ブーム”を巻き起こした『13日の金曜日』。1980年に公開されたオリジナル版は、夏のキャンプ場で若者たちが一人、また一人と何者かに殺されていくという、今や定番となった“閉鎖空間×殺人鬼”の原型を確立した作品。
第一作では意外な犯人に驚かされたものの、続編以降はついに“ジェイソン・ボーヒーズ”が本格登場。ホッケーマスクと鉈を手に、容赦なく人々を追い詰める“無敵の殺人鬼”として、一気にシリーズの象徴となった。

リメイクとして注目すべきは、2009年に公開された『13日の金曜日』。この作品は第1〜3作の要素を凝縮し、ジェイソンの誕生から殺戮劇までを再構成。スピーディーな展開、現代的な演出、そしてより生々しく、凶悪に描かれたジェイソンの姿が話題を呼んだ。
「ホラーのフォーマット」としてあまりにも有名すぎるため、観たことがなくても“知っている気になる”作品だが、あえてちゃんと観てみると、“シンプルゆえに怖い”ことがよくわかる。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • ジャンル:スラッシャー
  • 一言おすすめポイント:ホラー映画のテンプレは、すべてここから始まった。

視聴者の声:
・「ジェイソンが出てくるのって初代じゃないんだ!?」と驚く人多数。実は1作目を観てない人ほどリメイクで初めて知ることも多い。
・2009年版については「テンポがよくて見やすいし、殺害シーンがいちいちキレてる」と高評価。ホラー初心者でも“ジェイソン入門”としておすすめとの声。
・シリーズを追っていくと「ジェイソンのキャラがどんどん強化されていくのが逆に面白い」と、ホラーというより“伝説の始まり”として楽しむ人も。

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ハロウィン(1978 → 複数リメイク)

映画紹介:
1978年、ジョン・カーペンター監督がわずか30万ドルの低予算で生み出した『ハロウィン』は、ホラー映画の歴史を変えた1本。
精神病院を脱走したマイケル・マイヤーズが、何の理由も語らず、ただ無言で人を殺していく姿は、まさに“純粋な悪”そのもの。ハロウィンの夜、仮面の男が静かに忍び寄る恐怖は、その後のスラッシャー映画すべてに影響を与えた。無駄のない演出、張り詰めた静寂、緊張感だけで観客を圧倒する手法は、現在でも通用する恐怖表現として語り継がれている。

この名作は何度もリメイク・リブートされており、中でも2007年にロブ・ゾンビが手掛けたリメイク版は、マイケルの幼少期にフォーカスするという異色の視点で話題に。原作のミステリアスな“純粋な悪”に対して、“なぜ彼がこうなったのか”という背景を与えることで、マイケルという存在に“人間性とさらなる恐怖”を付加した。
さらに2018年には、シリーズを再リブートする形で続編が公開。オリジナルの直接の続編として、40年越しの因縁を描き、多くのファンを熱狂させた。

“悪は死なない”というコンセプトをこれほどまでに体現したキャラクターは他にいない。マイケルは、ただの仮面の男ではない。「目を合わせたら終わり」、そんな存在だ。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • ジャンル:スラッシャー・サスペンス
  • 一言おすすめポイント:沈黙が支配する恐怖。“純粋な悪”は言葉すら必要としない。

視聴者の声:
・「音楽と静寂のコントラストがヤバすぎる。あのテーマ曲を聴くだけで背筋が凍る」と、音の恐怖が記憶に残るという声が多数。
・ロブ・ゾンビ版については「人間としてのマイケルを見せたのが逆に怖い」「背景がある分リアルで嫌悪感が増す」と、オリジナルとは別の角度で評価されている。
・「2018年版で40年越しに決着をつける展開に震えた」「シリーズ全部観ると、マイケルという存在の重みがわかる」という声もあり、“見るほど深くなる恐怖”という稀有なシリーズ。

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ザ・フライ(1958 → 1986)

映画紹介:
元祖は1958年公開の古典的SFホラー。しかしこの作品が本当に世界に衝撃を与えたのは、1986年のデヴィッド・クローネンバーグ監督によるリメイク版『ザ・フライ』。
「科学技術の暴走」×「肉体崩壊」×「愛と狂気」という三重苦が観る者の心をえぐり、単なるホラーを超えた“悲劇の怪物映画”として語り継がれる一作となった。

天才科学者ブランデルは、物質を瞬間移動させる装置の開発に成功するが、自ら実験台になったことで“ハエ”と融合してしまう。最初は軽い異変だったものが、やがて肉体にも精神にも深刻な変化を及ぼしていく――。
クローネンバーグならではの粘着質な描写と、体が変質していく過程のあまりにもグロテスクな描写。そして何より、彼を愛する女性がその変化を目の当たりにしながらも、見捨てきれず苦悩する姿が、ホラーという枠を超えた“人間ドラマ”として胸に残る。

ただ怖いだけじゃない。気持ち悪いだけでもない。
「こんなに悲しいホラー映画があるのか」と、観た人の心をえぐる。そんな唯一無二の存在です。

ポイント:

  • 怖さ:★★★☆☆
  • グロ度:★★★★☆
  • ジャンル:SFホラー・ボディホラー
  • 一言おすすめポイント:恐怖の先にあるのは、深すぎる悲哀。愛する人が“変わっていく”恐怖。

視聴者の声:
・「正直グロい。でも、それ以上に悲しくて泣ける映画だった」と語る人が多く、“ホラーなのに感情を揺さぶられた”という感想が圧倒的。
・「ブランデルの変化がリアルすぎて、最初は笑いそうだったのに最後には泣いていた」という声もあり、ビジュアル以上に演出の力が評価されている。
・「ただのモンスター映画じゃない。人間が壊れていくことの怖さを描いた傑作」と、ジャンルを超えた高評価も。

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エルム街の悪夢(1984 → 2010)

映画紹介:
1984年、ウェス・クレイヴン監督によって生み出された『エルム街の悪夢』は、“夢の中で殺されると、現実でも死ぬ”という衝撃的な設定で世界中のホラーファンに強烈なトラウマを刻み込んだ。
ナイトメア(悪夢)という言葉通り、被害者は眠った瞬間に異形の殺人鬼フレディ・クルーガーの世界へ引きずり込まれる。逃げ場のない恐怖、常識が通じない夢の論理、そしてフレディの不気味なユーモアが混ざり合い、唯一無二の世界観を形成している。

フレディはただのスラッシャーではない。焼けただれた顔にストライプのセーター、鋭い爪のグローブを装着したその姿は、“ホラーアイコン”としても確固たる存在感を放つ。そして何より怖いのは、眠る=死ぬという構造が、観る者の日常にまで恐怖を引きずり込んでくること。
2010年のリメイク版では、原点回帰としてフレディの過去に迫り、より陰湿かつ不快な存在として再構築。オリジナルの“悪夢的美学”は抑えめだが、現代的な映像と説明的な脚本で“フレディはなぜ生まれたか”を掘り下げている。

シリーズ全体を通して、フレディは進化するどころか“どんどん人間の夢を侵食していく”。それがどこか楽しいからこそ、怖い。
悪夢は終わらない。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • ジャンル:スラッシャー・ドリームホラー
  • 一言おすすめポイント:夢から目覚めても、恐怖は続く。フレディはもうあなたの中にいる。

視聴者の声:
・「夢の中で襲われるって設定が怖すぎて、しばらく寝れなかった」と語る人が続出。特にティーン世代にはリアルな悪夢だったという声が多い。
・リメイク版については「フレディの背景がわかって逆にゾッとした」「こっちのほうが人間的で余計に嫌悪感が強い」という評価もあり、賛否が分かれるものの“陰のある恐怖”を好む層には刺さっている。
・「シリーズを通してフレディがどんどん“キャラ立ち”していくのが逆に怖い」という意見も。

配信:
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シャイニング(1980 → 1997 TVリメイク)

映画紹介:
ホラー映画の金字塔『シャイニング』は、1980年にスタンリー・キューブリック監督によって映像化されたスティーヴン・キング原作の傑作。舞台は、冬季閉鎖された山奥のホテル“オーバールック・ホテル”。一家3人が管理人として滞在するうちに、父ジャックが徐々に狂気に侵されていく。
廊下に現れる双子、血のエレベーター、“REDRUM”の文字…すべてが象徴的で、ただの心霊現象ではなく“人の精神が壊れていく恐怖”を圧倒的映像美で表現している。

キューブリック版は、原作者キングが「原作への冒涜」とまで批判するほどに改変されているが、映画としての完成度は非常に高く、特に主演ジャック・ニコルソンの狂気の演技は語り草。「ホラー映画って芸術にもなりうる」と証明した稀有な作品と言える。

そして1997年には、原作者スティーヴン・キング自身が製作総指揮を務めたTVリメイク版が登場。こちらは原作に忠実な展開であり、“なぜジャックは壊れたのか”“ホテルの呪いとは何か”をより明確に描いている。派手さはないが、原作ファンにはむしろ深く刺さる構成。

“霊的恐怖”と“人間の狂気”がせめぎ合う、唯一無二の心理ホラー。
あなたが壊れるのは、ただ時間の問題かもしれない。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★☆☆☆
  • ジャンル:心理ホラー・クラシック
  • 一言おすすめポイント:人は、孤独と静寂の中でこそ最も恐ろしくなる。

視聴者の声:
・「ジャック・ニコルソンの顔が怖すぎて一生忘れられない」「目つきだけで精神を削られる」と、圧倒的な演技に震えた人多数。
・TV版については「こっちは原作に忠実で納得感がある」「キューブリック版は芸術、TV版は物語」と両方の良さを挙げるファンも。
・「怖さよりも不穏さで攻めてくる映画」「観ていると自分まで頭がおかしくなりそうになる」と、その異質な空気感にやられるという声も。

配信:
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黒い家(1999 → 2007)

映画紹介:
『黒い家』は、貴志祐介による同名小説を原作にしたサスペンスホラー。1999年に日本で映画化され、その後2007年には韓国でリメイク。どちらも「人間の内にある狂気」と「保険金殺人」という現実的なテーマを軸に、じわじわと追い詰められる恐怖を描いている。

保険会社に勤める若手社員・若槻が、ある契約者の家で自殺した少年の遺体を発見するところから物語は始まる。その契約者――不気味な態度を見せる主婦・菰田の存在が、事件を異常な方向へと導いていく。明らかに“何かがおかしい”のに、証拠がない。疑いと恐怖が少しずつ積み重なり、やがて主人公の生活全体を侵食していく――。

日本版は薄暗く湿った空気感と心理的な追い詰めが中心。一方、2007年の韓国リメイク版では、よりエンタメ性と残酷描写が強化されており、視覚的にも精神的にもキツい内容に。
特に後半の“あの展開”は、観ている側の心が折れそうになるほどショッキングで、ホラー慣れしている人でも息を呑むはず。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • ジャンル:サスペンス・邦画ホラー
  • 一言おすすめポイント:現実に潜む“人間の怖さ”が最も恐ろしい。

視聴者の声:
・「幽霊とかじゃなくて、生身の人間がここまで怖いのかと思った」と心理的恐怖のリアルさを挙げる声が多い。
・韓国版については「テンポが良くて引き込まれる」「後半の怒涛の展開で一気に鳥肌が立った」と高評価。
・「ホラーよりサスペンスとして秀逸。犯人の表情ひとつでこんなに怖くなれるんだなと思った」という冷静な絶賛も。

配信:
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ドーン・オブ・ザ・デッド(1978 → 2004)

映画紹介:
1978年にジョージ・A・ロメロ監督が手がけた『ゾンビ(Dawn of the Dead)』は、モールに立てこもる人々とゾンビの攻防を描いた“社会風刺系ゾンビ映画”の決定版。消費社会や隔離された人間関係をゾンビに置き換えて表現し、単なるパニックホラーに留まらない“考えるホラー映画”として名を刻んだ。

そんな伝説の名作を2004年に完全リメイクしたのが、当時まだ無名だったザック・スナイダー監督。リメイク版では、ストーリーやキャラクターは一新されているが、「モール×ゾンビ×サバイバル」という骨格は継承。そして何よりも衝撃だったのが、ゾンビが走るという大胆すぎるアップデート!
これにより、リメイク版は原作以上にアクション性と緊迫感を増し、“止まったら終わり”というサバイバルのリアリティが格段に上がっている。

ただのスプラッターに見えて、きちんと人間ドラマも描き込まれており、「自分ならこの状況でどうする?」と問いかけられるような作品。ゾンビ映画ファンにはもちろん、初心者にも強く勧めたい“最高の入り口”であり“最高の進化系”。

ポイント:

  • 怖さ:★★★★☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • ジャンル:ゾンビ・終末ホラー
  • 一言おすすめポイント:走るゾンビ、容赦ない展開、極限サバイバル…すべてが“本気”のリメイク。

視聴者の声:
・「ゾンビが走るの反則だろ…心臓持たない」「開始5分で世界が終わってて最高」と、冒頭から全開な展開に震える声が多数。
・「モールに立てこもるってだけでワクワクするし、仲間のキャラ立ちも良くて感情移入しやすい」と、アクションと人間ドラマのバランスを評価する意見も。
・「原作を超えたって思える数少ないリメイク」「ザック・スナイダーの出世作としても見る価値あり」と、原作ファンも唸らせるリスペクトあるリメイクとして称賛されている。

配信:
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まとめ|“蘇る恐怖”を味わうなら、リメイク作品は外せない

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ホラー映画は“その時代ごとの恐怖”を映し出す鏡です。
同じストーリーであっても、時代が変われば恐怖の形も変わる。
今回紹介した10本は、ただの焼き直しではなく、リメイクだからこそ生まれた新しい恐怖が詰まっています。

「どれから観ればいい?」と迷ったら、まずは自分の好みに近いジャンルから。
オリジナルを観たことがある人も、リメイクで“新しい一面”に出会えるかもしれません。
怖いけど、観たい――そんな気持ちに正直になって、ぜひチェックしてみてください。

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